サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福 [Kindle]

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (585ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 我々ホモ・サピエンスの歴史、これからを分かりやすく記述している。これを読んで既成概念、先入観等がガラッと変化した稀有な一冊と思う。

    認知革命、農業革命、科学革命を経て現在の私たちの時代がある。その現在も大いなる進化の流れの中の一部分であるという視点を持たせてくれる。我々の進化と意識されることの少ないその陰に存在する多大な罪。

    まさに必読の書と思う。電子書籍で読んだが、やはり紙ベースで手元に置いておきたいと思った一冊。

  • 認知革命、農業革命、科学革命など触れながら人間がホモ・サピエンスとしてどうやって繁栄できたかを知ることができる本。
    グローバルを支配している資本主義や、今後人類が超ホモ・サピエンスとして生きるボディハッキングの一面まで触れられていた。必読本。

  • 最近読んだ本の中で最も衝撃を受けた秀作。今までの世の中の進歩・発展を極めて冷静かつ第三者(人間とその他生き物を平等に扱っている、という意味)的に分析しており、正に目から鱗。当たり前でもあるのだが、自分自身、今まで全てを人間中心に考えて来たことに驚かされる。また、歴史は必然ではなく、こうなって来たに過ぎないことも。
    この本を読んで、今まで絶対的というか、疑問に思うことなく受け入れてきたことが、相対化し、改めてゼロから考える機会となった。
    人間の「強さの源泉」も認識した。個々の人間は、大した力を持っていない。むしろ、多くの生き物に劣後している点が多々ある。しかし、抽象的な概念の基で他の多くの人と協働・団結することで、凄い力を発揮する。
    世の中の進歩に人間自身の能力がついていけていないことに危惧を覚える。人はもっと謙虚にならないといけないように思う。
    多くの人、特に政治家含むリーダーに読んでほしい一冊。

  • やっと読み終わった。長かったが7万年分の歴史が詰まった本と思えばかなり凝縮されていて読みやすかった。狩猟してる時代からどんな生活だったのか覗き見たり人類の進化の過程を見ることができて面白かった。特に下巻は速いスピードで人間がどんどん新しいものを生み出していくのが見えてワクワクする。人間の人生80年ぐらいの視野で生きてきたけど、壮大なスケールで俯瞰的に人間の暮らしの変化を見られた。良い本だったので近いうちに読み返そう。

  • めっさおもろかったす。
    自分は俯瞰力に長けてると自負してたが、凌駕された。
    人類史の観点から俯瞰されたらかないまへんわ。

    しかしあくまで「人類史の観点」から見ているに過ぎないので、妄信的にならないように気を付けたい。

    源泉から辿ることで物事の理解は何層も深まることを実感。
    とくに下巻19章の幸福に関する考察は感動した。

  • 人類がいかに、想像力を頼りに生き抜いてきたかがわかる。そしてそれによって生み出された悲劇も。

    目から落ちた鱗の数がいちばん多かった本。

  • ホモ・サピエンスの歴史を、ネアンデルタールと共存していた時代から、現在の生態系の頂点までの経緯を丁寧に書いている。

    □想像力 : 他の動物にはなく、サピエンスが持っていた独自の能力が想像力。虚構や架空の事項についてコミュニケーションができるようになったことで、サピエンスは社会構造は拡大する。神話や宗教、そして法律や国家や権利、といったことも虚構を想像することができてはじめて成立する。この「認知革命」は7万年前。

    □農業革命 : 狩猟生活から定住生活へ。さらに、貨幣の成立によって、分業や価値の交換が可能となった。これが約1万年前。

    □科学革命 : 宗教の呪縛から逃れ、聖書には書いていない未知の事項は不明な事項としてとらえるようになったことで、科学が発展していく。さらに、欧州国家が帝国主義により経済圏が他地域に拡大していく。コロンブスに先立つ時代に中国も船団を組んで航海していたが、帝国主義がなかったため政権交代とともに航海の知見は失われてしまった。これが500年前。

    □現在 : サピエンスが自然選択の限界を越え、遺伝子操作による生物のデザイン領域に手を出している。植物だけでなく、サピエンス自らの姿や体質のデザインに乗り出すのか。外的なハードウェアに脳やセルフを移植していくのか、という状況。

    最終章は、著者の思索の結果としての「ありうる未来」だ。そのような社会の姿については多くのSF作家が書いている。どのようなペースでサピエンスの社会は変容していのだろうと考えた。

  • こういう歴史書が読みたかった、と言わせる本。
    人類の歴史の流れに沿って、価値観がどう変化していったか、当時の人々が何を考えていたか、どういう制限があったのかを丁寧に描いている。
    そして、遺伝子操作すらできるようになった現代の我々は、神に近しい存在になりつつある。我々は一体何を望むべきなのか。

  • 序盤の、人間は共通のファンタジーを生み出すことで仲間と協力できるようになったって展開とても新鮮でした。そうか、宗教ってそういう役割なのね、と。

  • 人類の歴史についてを初期からわかりやすく説明されている。
    ホモ・サピエンスという我々のことがよくわかる本。

著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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