校閲ガール (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • ドラマを先に見ていたので、登場人物全員がドラマキャストで脳内再生される(笑)
    明るくパワフルで、元気の出る物語でした。主人公の毒舌が好き。
    ファッションブランドが架空のものでなく実名だったり、主人公のファッションに対するこだわりが仔細に書かれていて、現実感があって良かった。

    宮木あや子さん初読みは『雨の塔』だったので、その静謐で繊細な雰囲気とのギャップにびっくりした。
    角田光代さんが解説で「宮木あや子さんは、小説という場において、ものすごく衣裳持ちなのではないか。」と仰っていて納得。
    宮木さんの他の本を読むのも今からとても楽しみ。

  • 面白かったなあ。TVで「校閲ガール」が始まったから読んでみようかと思ったが、出版社の内側の話、それも普通は見えない校閲部の様子が覗ける。各章で小説内小説を河野悦子が校閲する。作者もそれぞれとても違う内容の小説を書いている。エロティク・ミステリー、エッセー、時代小説、純文学、と文体も分野も違う。校閲者って、作者がうっかりして青いシャツを主人公に着せて、着替えもせずに緑のシャツと書いたら、決して見逃さない人々だそうだ。

  • 読みやすい作品。
    ドラマよりも丁寧で好き。
    出版社はいつまでも私の憧れの世界だな。

  • 校閲というマイナーな分野に焦点を当てた作品。主人公の歯に衣着せぬ発言が痛快。

  • ラジオドラマのようなストーリー。
    違和感なく聞いていられた。
    校閲だけでなくファッションの世界にも興味が湧く。

  • ドラマ最高!

  • ドラマが大好きで小説を読みました。

  • ドラマの存在を知らず、今頃読了。
    面白かったし実際の校閲シーン(というのか)は勉強になった。素読みはやっぱり難しい……

  • ファッション誌の編集をやりたくて出版社に入ったのに、配属されたのは地味な校閲部だった、その名も「河野悦子」を主人公にしたお仕事小説。2016年にテレビドラマ化され、こちらは観了。石原さとみさんの演じる悦子はすさまじいキャラクターで若干引目だったが、原作どおりだったことがわかった。個性の強い登場人物と校閲という地味な仕事のミスマッチが絶妙でとても楽しめた。続編も読まねば。kindel unlimitedにて。

  • ひょんなことでドラマを見ていたら、

    原作が「宮木あや子」となっていて、

    懐かしい! と思って図書館で借りて読んだ

    ドラマのように最後で主人公の性格が変わる、というようなことはなく、

    納得できる「宮木あや子」ワールドだった

    長男が勝手に読んで、主人公の辛口を、げらげら笑っていた

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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