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- / ISBN・EAN: 4988142221117
感想・レビュー・書評
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当時、地方に住んでいたので、最寄りの空港は国際空港だけど直行便がほとんどなくて、どこか海外に行こうと思うとアシアナが便利だった。そんなころに見た映画。
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2016/08/13 鑑賞
アシアナ航空の機内で鑑賞したんですが、エンド・クレジット「監督 リドリー・スコット」が出た瞬間に、着陸態勢に入るとかでスッチーにイヤホンを取り上げられてしまい、エンディングのオマケ映像(登場人物たちのその後の様子)は音声なしで見るはめになった。
どうせ着陸ギリギリまで映像流すなら、そのままイヤホン貸しててくれればいーのになぁ。
それはさておき、見て一番最初に思った感想は、「ネット時代の申し子みたいな映画だな」ってこと。
とにかく、オタクっぽい!
主人公のキャラも、映画全体の雰囲気も、物語のキーとなるアイテムも、状況に対する妙に仔細な科学的説明も、すべてにポジティブ系オタクな香り。
一人ぼっちで火星という死の星に残されたというのに、主人公ったら、しゃべるしゃべる。一人でベラベラと。とにかく多弁なタイプのオタク。
ネットで世界が簡単につながるようになり、かつては局所的に発生・生息していたオタクたちが世の中に量産されるようになったせいか、こういう雰囲気の人、モノ、コンテンツがすごく増えたなぁと私は思います。
あっ、誤解しないでね、私はオタクな人たち大好きです。とにかく、彼ら自身がとっても楽しそうなので、見ているこっちも楽しいです。
この映画の主人公も、何度も心が折れそうになるんですが、次々と思いつくアイデアに望みを託し、夢中でトライアル&エラーを繰り返し、辛い現実にはなるべく理性で対処し、一人でもジョークをいっぱい飛ばし(←このへんがすごくオタクぽい)、とにかく頑張っている。
かくして、かなり絶望的な状況の連続ですが見ているこっちは全然辛くない。
むしろ、あと少しだから頑張れっ!私も頑張る!なーんてポジティブな気分が満ちてくる映画でした。
まあ、でもあんまり火星っぽくはなかったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示