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- / ISBN・EAN: 4562474180177
感想・レビュー・書評
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もう一度見たいかと問われれば否と答えますが、でも大変よくできた映画だと思います。
「イケメンなのにクズ」とキャッチコピーがついていましたが、その通りでした。しかもクズの部分が、言葉通りの意味で。
名門中の名門の家に生まれ、オックスブリッジに行くのが当たり前だと思われる生活を営み、そして2万人いるオックスフォード大学生の中でも、とりわけ将来を有望されている者10人だけがスカウトされて入れるライオットクラブに所属する大学生たち。
すでに序盤から、え、こいつがクラブに入れるの?というキャラが数名いますが、まあ、それは置いておき。
上流階級に住む者たちが持つ闇、プレッシャー、傲慢さ、無知さがうまく融合された映画だと思います。途中から、だんだんと演者がキャラそのものに見えてきて、アリステアにイライラしていました。
ですが、話の核にもなる事件が、本当にひどい。パブのオーナーにしたことは、どこぞのギャング映画のリンチシーンのようで、ただ、ギャングやマフィアよりも肉体的に弱々しく、しかも自分がふるっている暴力に対して無知な分、余計ひどく見えました。
マイルズの彼女に対しての「オファー」も、映画を見ていて、脳みそが沸騰しそうなほど怒りを覚えました。PCのスクリーンから手を伸ばして、あのギリシャ人の顔をひっぱたいてやりたいと思うほど。
実在するクラブを参考に作られただけで、この事件そのものが起こったわけではないですが、でも最後の最後に出てくる「We don't make mistakes」というセリフにぞっとしました。昏い笑みを浮かべて歩くアリステアにも。
そういえば、イギリスの保守党を賛同する人たちがなにを考えているのかな?と長年思ってましたが、その意見の一部が理解できたように思います。主張が正しい、正しくないの話ではなくて、なるほど、こういう考え方で凝り固まってしまうと、ああいう政策になってしまうのか…と渋面になってしまう感じでした。 -
めっちゃガキだな~って感じ
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唖然とするクズさ加減だけど、そこそこ思考させられる。
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★2.0
なぜにこれを借りてしまったのか…。
一緒にサスペンスを借りたから、気楽に観られそうな作品にしようと思ってこれにしたのだが、全然そんな作品じゃなかった…。
本当にほぼ全員クソだった。
だがしかし、そのクソな集まりが日本の大学にもいるよなぁと思うと、その人たちの不幸を望みたくなるので、そんな気持ちになる映画は進んで観たくはない。
自分自身の環境を選ぶこと、友人を選ぶことの大切さを知ることはできるかな。
ダメになる環境から自分を引き離す勇気が必要。 -
これはいまいちだったかなー 腐った美しい男たちという部分では同意出来るけど行動が下衆過ぎて共感は難しい。
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オックスフォード大学の秘密クラブ「ライオット・クラブ」のメンバーは、全学生の頂点に君臨する超エリートばかり。卒業して地位を得たら常に衆目を浴びて品行方正が求められるのだから、短い学生時代に自由を謳歌しよう、というのが主な活動目的。
もう少し軽い話かと思っていた。
二十歳前後の男子が集まると簡単にタガが外れて、さらにアルコールが入ると抑制が効かなくなるのは分かるけど、これが何でもお金で解決できると思いこんでいて労働者階級を見下しているお坊ちゃんの集団となると、見るもおぞましい地獄の様相を呈してくるわけで。
オックスフォード大学に実在する秘密クラブがモデルで、元イギリス首相もそのメンバーだったとか。映画の内容ほど酷いクラブでは無いことを祈るばかり。
とにかく不快な内容だけど、眉間にしわを寄せながら最後までのめり込んで見てしまった。名門大学の雰囲気や美形俳優を拝むのにはオススメ。