とっぴんぱらりの風太郎(上) (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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レビュー : 3
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感想・レビュー・書評

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  • いっきに読める!
    忍者小説、時代小説はあまり読んだ経験がなく、間違って買ってしまった本だったけれどとてもよかった。
    上巻は少しだれるけれど、登場人物それぞれがとても好きになる本でした。

  • 忍びとして決して一流ではない主人公の風太郎。忍びの世界から追い出され、それでも決して足を洗うことができず、うまいこと利用だけされ、それに腹をたてる。非常に味のある面白い主人公の物語です。ワクワクというわけではなく、ほのぼのと主人公の、周囲からの巻き込まれかたに安心して読み進めていました。しかし後半、いくさが始まり、風太郎がそれに巻き込まれたあたりから、一気に笑えなくなっていきます。それまでののんびりした雰囲気から一転して、忍びとしての人間性の喪失。あの風太郎がいなくなってしまうのではという不安を残したまま前巻が終了します。戦争は嫌いだという気持ちを、登場人物とこれほどまでに共有することができる、その生々しいまでの人間性のなさを感じることができる物語でした。日常の幸せの大切さを知ることができます。

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プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

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