サピエンス全史(上) 試し読み増量版 文明の構造と人類の幸福 [Kindle]

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • 書評サイトで高評価のため購読。以下印象的な箇所のまとめ。

    ・三つの革命が、歴史の道筋を決めた。約七万年前に歴史を始動させた認知革命、約一万二千年前に歴史の流れを加速させた農業革命、そしてわずか五百年前に始まった科学革命だ。
    ・歴史は物語。難しいのは、神、国民国家、有限責任会社という物語を語ること自体ではなく、あらゆる人を納得させ、信じてもらう物語を語ること。
    ・ホモ・サピエンスはあらゆる生物のうちで、最も多くの動植物種を絶滅に追い込んで来た。
    ・小麦は何故サピエンスに選ばれたのか。小麦を作るのは狩をするより大変で手間がかかる。栄養価も少ないのに何故サピエンスは小麦を栽培するのか。狩猟時代より劣悪な生活環境下でも、より多くの人を生かしておくから、小麦はサピエンスに選ばれた。
    ・進化の視点は、個体の苦難や幸福は関係ない。種の生存、繁殖という基準ですべてが判断される。
    ・従来の歴史研究では、食料供給が増えた結果、村落が形成され、神殿ができたと考えられた。まず神殿が建設され、その後、村落が周りに形成され、増えた人口を維持するために食料供給が増大した可能性がある。
    ・鶏、牛、羊といった家畜は、サピエンスとともに繁栄した。極端なまでに惨めな生活をしていても、他の動物より数が増えた。
    ・生物学に自由という概念はない。平等や権利も人間の創作。
    ・生物学の研究は、幸福を客観的に計測する方法を生み出せずにいる。ほとんどの生物学的研究は、快感の存在しか認めていない。
    ・「生命、自由、幸福の追求」は、生物学的は「生命と快感の追求」と言い換えられる。
    ・私達が特定の秩序を信じるのは、それが客観的に正しいからではなく、それを信じれば効果的に協力して、より良い社会を作り出せるから。
    ・アメリカの独立宣言に署名した人の多くは男性であり、奴隷を所有していた。
    ・現代の世界は、自由と平等の折り合いをつけられずにいる。これは欠陥ではない。矛盾はあらゆる人間文化につきものの不可分な要素、文化の原動力である。思考や概念や価値観の不協和音が起きると、私達は考え、再評価し、批判することを余儀なくされる。
    ・キリスト教徒がイスラム教徒を理解したいと思ったら、彼らが大切にしている価値観を探し求めるべきではない。むしろ、イスラム教文化のジレンマ、つまり規則と規則がぶつかり合い、標準同士が衝突している部分を調べるべきだ。イスラム教徒を最もよく理解できるのは、彼らが二つの原則の間で揺れている場所なのだ。

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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