サピエンス全史(上) 試し読み増量版 文明の構造と人類の幸福 [Kindle]
- 河出書房新社 (2016年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (36ページ)
感想・レビュー・書評
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我々人間とは…今いる社会がどのように形作られたのか?などの素朴な疑問に回答を得るのであれば、もはやサピエンスの事を知るべきだと…これは面白い!いずれ再読したい良書。
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よく見たら試し読みとか書かれてるけど、面倒だからこれでいいや。
買ったのは紙の方です。 -
新型コロナウィルスの感染拡大以降、自分自身の生活スタイルも影響を受け、読書に割く時間が少なくなっていました。
いっぽうで、ラジオやポッドキャストなど、音声サービスを利用している時間が増えていることにも、気づきました。
それなら、“耳で読書”をすれば良いのではないか?と考え、オーディオブックのサービスを調べ、音声化されている書籍の点数が多いことから”Audible”を選んでみました。
どのような書籍があるかな?とラインナップを見てみたところ、以前から読みたいと思っていたこの本がリストアップされていたので、読んで、いえ、聞いてみることにしました。
種としての”人間”の歴史を、その起源から書き起こしています。
第1部は、農耕を開始する前の、人間社会について。
なぜ、似たような複数の種がいた中で、我々人間だけが生き残ったのか。
人間という種の特徴はどのようなところなのか、そして、生き残っている、繁栄しているとはどういうことか、考えさせてもらいました。
第2部は、農耕を開始してからの、人間の社会・生活の変化について。
農耕を開始したことで、人間の生活が豊かになり、文明が発展した。
子供の頃からそのように教わってきた自分にとって、第2部冒頭に書かれているような考え方があることに、驚きを感じました。
そして、性別や人種をはじめ、社会の中で人間を区別・差別するしくみがなぜ、世界の広範囲で定着し、現在まで残っているのか。
現実にないコト・モノ(神話)を(頭の中に)創り出し、それを共有できるという、人間固有の能力に由来すること、そしてその創り出した神話に人間が拘束されているということを、学ばせてもらいました。
第3部は、多数の小さな集団で構成されていた人間社会が、より少なく、大きい集団に集約されてきた過程について。
上巻では、お金と帝国について、論じられています。
お金というものがなぜ、人種や宗教、言語の違う人々の間で共有されているのか、あらためて考えさせてもらいました。
帝国については、“侵略”という言葉とセットで語られる場合が多いですが、文化の伝播という視点でも考えるべきなのだと、気付かされました。
読むよりも早いスピードで読了したので、もう一度聞いた後に、下巻に進みたいと思います。
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備忘。
認知革命で他の種族と差をつけた人類。人類は長らくギャートルズの世界観で生きて来たがそれはそれで幸せだったかもしれない。勤労時間の少なさと長期視点の欠如。農耕に移行して貨幣経済が訪れてからそれが崩れる。帝国と宗教、貨幣の三点セットが人類を肥大化の道へ歩ませる。 -
面白そう