サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 [Kindle]

制作 : 柴田裕之 
  • 河出書房新社
4.25
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (297ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 大きく話題になった大著を漸く手に取る。サピエンスという種族が、何故に今日のように「繁栄」しているのか。最初の、そして最大の、他の種族(他の人類含む)との差異は「認知革命」によるものだった。続く「農業革命」(と言っても時間的には大きな隔たりがある)は、現代にまで続く様々なものを生み出したわけだが、ここまでのところ、認知革命に纏わる話が最も興味深い。成る程、流石にこの手の本なのに話題になっただけあって、面白くかつ読み易い。下巻に続く。

  • オーディブルで。1コインで購入した本の中では、今のところダントツで満足度が高い。
    サピエンス全史というだけあって、数百万年前の石器時代以前から現代までを見通しながら展開する説明がたのしい。ハンムラビ法典と独立宣言を並べたり。
    来月のコインで下巻も買う予定です、楽しみに待ちながら再聴します。

  • とっても面白い

  • 大著の上巻をkindleで読了。
    現生人類の祖先であるホモ・サピエンスがいかに生き延びてきたかを、三つの革命(認知革命・農業革命・科学革命)を通して解き明かす。目から鱗の圧倒される内容。レビューは下巻読了後に。

  • 株式会社、や自由主義など現代の社会秩序は、サピエンスが作り出した想像上の産物と看破する著者が凄い。ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』とどこか似たところを感じる。

  • 多くの種がいるなかでなぜホモ・サピエンスが繁栄したのか、から始まり、認知革命、農耕革命、そして噂や神話により社会が拡大し、最後は貨幣の話まで。下に続く。

    <メモ>
    直立歩行のために腰回りが細くなり、早めに産まなくてはいけなくなったので他の動物に比べて産後にめっちゃ手間がかかるようになった。

    チンパンジーは1日5時間も食べ物を噛んでるのに比べて調理すれば早い。

    7万年前から3万年前に見られた、新しい思考と意思疎通の方法の登場のこをと認知革命という。

    言語は噂話のために発達した。

    高カロリーなものを食べてしまうのは祖先の状況を考えればそうだと。基本的に食物は不足していたのが当たり前だった。

    現在摂取するカロリーの9割は紀元前9500年から3500年にかけて栽培されたもの。小麦、稲、トウモロコシ、ジャガイモ、キビ、大麦。

    帝国、神話による秩序。

    書記体系の発明と保存方法により革新。

  • 人類がはじまってから文字などが残っていない期間の考察が深く、とても納得できた。長い歴史を要点おさえながら本質的に述べている。

  • めっちゃ面白いー!早速下巻に突入だー!
     
    但し一つだけ。貨幣の章(10章)は迫力不足。原書の用語は「Money」らしいんだけど、物理的なこと中心で(単に物々交換の手段としてのCurrency的な)、「信用」にほとんど触れていないのが残念。サピエンスの最大の発明のひとつだと思うよ。
      
    また、「私たちと彼ら」という言い回しが何度も出てきて、「ああ、Us and themってよく使われるんだ」と初めて実感。そこでPink Floydを思い浮かべるか、LCD Soundsystemを久々に聴きたくなるかはあなた次第。
     
    Kindle版は上下合本もあるけど値段が一緒なので、上巻を買って得たポイントを下巻買うときに使うのがいいと思います。

  • ホモ・サピエンスが他の動物、あるいは他の人類種とどこが違うのか。それは集団で虚構を生み出し、それを信じる事ができることである。

    この本は俺が読んだ中で「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに一番いい答えを出している。その虚構を信じるのはそれが真実である必要はない。信じることが、多数の人間が効果的に協力するための、唯一の解であるからなのだ。

  • 『マクニールの世界史』より古い時代から、人間って何だろう?にフォーカスして描かれている印象。切り口としては、認知革命、農業革命、科学革命。


    約七万年前から始まった認知革命のキーワードは、「虚構」という。この「虚構」によって人類が協力できる様になったと。

    虚構は、古くは「神話」から「秩序」、そして「株式会社」など、人類が協力する上で必要なものという視点は、面白い。

    更に、普遍的秩序として、「貨幣」、「帝国」、「宗教」が編み出され、最も普遍的で、かつ最も効率的な相互信頼の制度は、「貨幣」であるという。章立てとしては帝国と宗教についても触れられている。

    農耕では、「人類がそれらを栽培したのではなく、人類がそれらに栽培されている」と言う視点は、そんな見方もあるのかと、なんか漫画チックな感も。

    数千年という単位で俯瞰してみていくなら、「歴史は統一の方向に向かって進んでいる」なんて、今の時代を生きてるからこそ実感できるんじゃないかと思える。

    下巻へ

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著者プロフィール

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
1976年生まれのイスラエル人歴史学者。専門は世界史とマクロ・ヒストリー。
オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、エルサレムのヘブライ大学歴史学部で終身雇用教授として歴史学を教える。軍事史や中世騎士文化についての著書がある。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
著書『サピエンス全史』は世界的なベストセラーとなった。2015年にヘブライ語で"Homo Deus: A Brief History of Tomorrow"を出版。その翻訳書『ホモ・デウス』が2018年9月に刊行される。

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