カー・オブ・ザ・デッド (Kindle Single) [Kindle]

著者 :
  • 2016年9月22日発売
3.12
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感想 : 24
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感想・レビュー・書評

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  • ゾンビものは興味ないしグロ描写も苦手だけど、乙一ならと読んでみた。が、期待はずれだった。捻りもなく、ちょっと間延び気味だったかな。

  • ゾンビ話。面白なかった 感想無し

  • 一気読み。ラスト、拾うなよ。

  • 乙一ということでどんでん返しや感動モノを期待したが、ごく普通の短編ゾンビものだった。つまらなくはないが、微妙……。

  • 映画を見ているように車内での攻防が分かりやすいかったし、あるアイテムを使って非力な人間が必死に抵抗している様子が良かった。しかし、絶望しか感じないラスト。

  • 山の中でエンジンが停まった車を見つけ、助けようとしたところ、彼らは中学の同級生だった。口論の末、立ち去ろうとしたところ、そこにはゾンビが…。

    Kindle Singleってなんじゃ、安いな?と購入してみたら、短編の切り売りだったか。普通の本の1/4くらいなので、良心的な長さではあるが、セールでもなければ読まないぞ。

    話の方は、おせっかいというかなんと言うか、最初のプロローグ的なところで、世界観というか説明がなされてしまうので、その後もゾンビが出てくることを読者は知ってしまう。

    また、登場人物の少なさから、誰がどういう役回りなのかまで、一瞬で把握してしまうため、意外性ということが一切ないまま話は進んでいく。

    ゾンビの描写についても、ロメロ監督の映画のあのままであり、中途半端にメカニズムを描こうとしてしまって、墓穴という印象。がんばって考えたのだろうけど、内臓が腐り落ちたりして、ウイルスがどこで生きてるのか?なぜ接触で感染しないのか?という妙な疑問をもたせられただけだった。

    後半は、予想通りの展開であるのだが、短編にまとめなければいけない制約なのか、動きの描写が散漫なうえ緩急が無いため、なんか知らんけど終わってたというような印象。

    もうちょっと長く書いてもいいんじゃない?

  • キンドルプライムで読める〜と思ったけど短編なのね。
    ホラーというかゾンビもの。ゾンビが発生したばかりの世界で最初に会い、感染し、抵抗するシーン。これはある1組のシーンだったけどあちこちで発生してそこからまた続くんだな〜と感じる。子持ちとしては10週……10週で外界へ……!!??となってしまったラストではあったが
    乙一久しぶりに読んだけどやっば面白いな〜

  • ありきたりなゾンビモノ
    キモっ

  • 予測できる展開でも面白い、というさすがの手腕。

  • 久々の乙一はゾンビなホラー。....怖かった。

  • 他の乙一作品と比べてしまうと、物足りなさを感じてしまう。

  • 形式はどうであれ乙一の作品が読めるのはうれしいこと。よくあるゾンビものだが読ませますね。

  • 201711
    初めて乙一を読んだ。
    こんな感じなのね。
    内容はかなり、王道のゾンデもの。
    嫌いじゃないけど、まー普通。

  • KindleSingles。
    プライム会員になったので無料である。
    かなり久々に乙一作品を読んだかな。
    面白かったがまあとにかく普通。
    非常に普通である。
    普通にゾンビものである。
    かなり面白かったけどね。
    終わり方も短編らしい感じで中々好きである。

  • 乙一のゾンビもの。短編程度の短さなのでスッと読める。
    なぜゾンビになるのかなどの説明や根拠はやや淡白だが、ゾンビの迫ってくる怖さやグロテスクなディティールはきちんと伝わってくる。王道として"ゾンビに噛まれたものはゾンビになる"という設定は守っており、オーソドックスなゾンビものだった。
    最後に未来への希望的な存在を描いているが、絶望しか感じさせないのはさすが乙一作品というところか。

  • ゾンビもの。
    情けなくてちょっとずれてる主人公とか、終盤はやけに頭が働いて解決とか、いつもの乙一なんだけど、これといったどんでん返しもなくなんというか無味無臭。
    車のキーから着想を得て書いただけ、みたいな。

  • 簡潔で、一行目からスッと読み込める心地よさがあった。
    でもゾンビの話なのでグロい表現もかなり満載。
    生前の動作を繰り返しているだけだ と的確に書いてあるところで笑った。
    ひとつの大きなストーリーの一部を切り取ったような短編で、ぜひこの前後の話を読んでみたい、と思うような設定や人間ドラマがある本だった。

  • 短いのですぐに読めます。
    非現実的な内容は、アニメや映画のようでドキドキしながら、またグロい描写は容易に想像させられる文章でとても楽しめました。
    ありそうで無い、無さそうであるような内容の小説が一般的ですが、たまにはこんな内容の本も良いかな~^^

  • ミステリというか、ホラーというか、乙一。非常に短いのですぐ読めます。
    グロはからっきしダメなはずなのに、乙作品では大丈夫という昔からの法則が今回も適応され。気持ち悪くはなるんだが、続きを読みたくて気持ち悪さを堪えながら読みました。そんな阿呆なとツッコミ満載な状況にのめり込んじゃうなー。
    相変わらず、気持ち悪くて気分の悪くなる小説でした(褒め言葉)。

  • 主人公が抱えた過去、その過去の所為で踏み外すことになった人生にケリをつけるべく抗うことになる置かれた非現実の状況から逃げることなく現実へと向きあう事へ繋がる皮肉と主人公の成長が書かれており、また迫り来るゾンビの恐怖や駆け引きも過不足なく書かれていて話自体の短さも相俟ってすいっと読めた。

  • 壮大な物語の序章を読んだような読後感だった。乙一らしい良くも悪くも屈折した主人公が、過去のトラウマと壮絶な状況で遭遇してしまうが、判断は焦りながらも適格。好きだった人の臓物がバラバラに散っていようが、車中を彼らによって追い出されようと、根っこの部分が冷めているのか冷静に物事を考えて動く様は、さすが乙一。
    映像にするにはグロすぎるけれども、文章では解剖記録を読んでいるかのような感じで、気持ち悪いだの痛そうだのネガティブなイメージは抱かなかった。

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著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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