- Amazon.co.jp ・電子書籍 (191ページ)
感想・レビュー・書評
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業務効率化を検討するにあたり、どの時間に何をすべきかを調べていて行き着いた本。
脳科学的に人のパフォーマンスが起床から就寝までの時間経過に従ってどのように変化していくか?になぞらえて、最もマッチする業務はこれ、といった形で章立てが展開されていく。求めていた内容は得られたが、なかなかこれを実践に移すのは厳しそうだ。
例えば起床4時間後は創造的な知的仕事、5時間は突っ込んだ議論、7時間後は書類作成、8時間後はルーチン作業、10時間後に退社し夕方に運動してから寝る。概ねこんなことが書かれているが、打ち合わせの予定を自分の意志では全くコントロール出来ない立場にいる人間はこのシナリオ通りに生活するのはほぼ不可能に近いからだ。私自身もその類だが、そうなってくるとまずはこの最適なタイムテーブルで仕事が回せるように業務整理なり仕事の効率化なりを先に進めないと話が始まらない。
とはいえ、脳の変化がどのように起き、何をどうすればパフォーマンスを最大化できるのか?という点については大変勉強になった。文章も平易で文字量も少なく的確に説明されているので、より効率的に一日を過ごしたい人は一読されると良いかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『結局、脳の時間を制する人が、仕事を制す。』
これに尽きます。
人生ゲームはイメージの世界。イメージできないことは実現できない。
概ね、私が個人的に実践している事と大差はないが、時間で区切るアイディアは面白かった。
この本の著者は、作業療法士というリハビリテーションの専門職の方になります。私の周囲には居ない職業の方ですね。
午前:頭を使う
昼:手を動かす
夕方:体を使う
夜:内臓を使う
以下、個人的メモ
P26:第1章
生体リズムは、その波が大きくなればなるほど強く安定します。
P56:第2章
朝を制すれば、その後はひとりでにうまくいく。
P92:第3章
朝、目覚めて最初にやるといいのは、日記を書くことです。
P113
私たちが、仕事で成果を上げていくには、単純に脳内に情報を入れていくのではなく、脳の容量を管理していくという視点が必要なのです。 -
リマインドに良い。