Origin: A Novel (Robert Langdon Book 5) (English Edition) [Kindle]
- Anchor (2017年10月3日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9780385542692
感想・レビュー・書評
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スペインはあまり馴染みがないのでそこまでわくわくしなかったなぁ
小説内で描かれる技術(フィクション)にもあまりびっくりしなくなってきた2018年詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【概略】
未来学者・Edmond Kirsch が命を奪われたのは、まさに彼が世紀の発見を世に知らしめようとした瞬間だった。プレゼンテーションのコンセプトは「我々はどこから来て、どこに向かうのか?」神が創りしものとされる人類の本当の起源と、これからの人類の結末についての発表が、一発の銃弾によって奪われてしまった。彼の恩師であり宗教象徴学者 Robert Langdon は、その発表の場に居合わせた。Edmond Kirsch の遺志を継いだ Robert Langdon の頼りは、Kirsch のプログラムしたAI・Winston 。スペイン王子の婚約者も巻き込んだ、人類の起源と運命を解き明かす歴史サスペンス。
2019年07月15日 読了
【書評】
Langdon シリーズ最新刊。前作の INFERNO がとても辛くて・・・でも「ひょっとしたら自分の英語力の低さが原因による『楽しめない』のではなかろうか?」なんて思ってもいたのだよね。いやいやいや・・・そんなことなかった!今回は凄く面白かった!
Dan Brown の作品は Langdon シリーズは全部読んでて。今回のは Angels and Demons に比肩する感じ。最初からずっと、「次は何が起きる?」ということを思わせてくれるリズムの良さが出てたなぁ~。
概略で示した「どんな発見を発表するんだ?」を主軸イベントに、その軸に関連して出来事が同時進行をしていく。中には直接関係がないイベントもありつつも、そのイベントに巻き込まれている登場人物の、主軸イベントに関する精神的関与などもあり、読みながら「この人は関係があるのか?」なんてことを考えながら読んでいく良さがあったね。
(ネタバレはしないけど)ただ、色々なSF映画や小説に触れてる関係で「(証拠や明らかな言及を見つけた訳じゃないけど)多分・・・コレがこーなって・・・」という予想をしてて。そこはね、思いっきり・・・当たった(笑)そういう意味では、「うぉぉぉぉ、そう来たか!」とい爽快感は、なかったね。
未来学者の Edmond Kirsch は無神論者で科学者。だから、今回の発表である「人はどこから来て」の部分では、思いっ切り宗教とぶつかる。でも皮肉なのが・・・(これも予想できた)「人はなぜ宗教にハマるのか?」という要素を、結局は利用しちゃってる部分もあったりして。しかも、ある意味、タチが悪い。とある人の人生、壊してるもん。ここに「人間」という「種」の面白さ(怖さ)があるのだよねぇ。感情に支配される生き物だから、いくら合理的に考えようとしても、ココロが震えた時には理屈じゃなくなるのだよね。・・・なんてことを思ったよ。
ホント INFERNO では「もう Dan Brown は読むのやめようかな」と少し思ってしまったけど・・・やっぱり良かった♪ただ、惜しむらくは・・・舞台であるスペインの歴史に疎かったことと、スペイン系の登場人物の名前が・・・ごっちゃになって大変だったこと(笑)この辺りは、英語力というよりも・・・教養の問題だ(笑) -
AI の潜在的な恐ろしさに背筋が寒くなった。テクノロジーの進化が著しい昨今、あながち夢物語ではないかもしれないと思わせる作者の筆力には驚嘆させられる。
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おなじみのロバート・ラングドン教授シリーズだが、今回は天才科学者の「世紀の発見」を巡る大冒険。お相手もいつもの独身美女ではあるが、高貴な婚約者がいる身分。
人類を創始したのは神か自然からの進化か、そして人類は今後どうなるのか、という永遠の謎に答えを得た天才科学者と、その発表を阻もうとする宗教家たち。そして、宗教界とスペイン王室を巻き込んだ大きなスケールの物語。「世紀の発見」がなかなか出てこずヤキモチするが、なるほどと言った内容で楽しめます。 -
Best page turnering Novel of 2017 !! Where did we come from, and where do will do ? You may find "Answer" in this book. (マサト)