LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT [Kindle]

  • 東洋経済新報社 (2016年10月21日発売)
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みんなの感想まとめ

人生の長期化に伴う新たな生き方を提案する本書は、従来の「教育→仕事→引退」という3段階のモデルを超え、個々の多様な選択肢を重視しています。著者は「長寿化社会」という言葉を用いて、ポジティブな視点から高...

感想・レビュー・書評

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  • 高齢化社会との用語は後ろ向きなイメージがあえう!著者はこれを「長寿化社会」と前向きなトーンに言い換えている。まさに逆転の発想^_^

    序文では特に日本への期待を掛けてくれています!

    人生の後半生を見据えて、自分も「ポートフォリオワーカー」への準備に着手するか笑

    - オンディーヌの呪い:眠ればその瞬間に死ぬ。転じてどんなに疲れ切っていても永遠に働き続かなければならない、、、

    - 余暇時間の使い方を見直し、消費とレクリエーションの比重を減らして、投資とリ・クリエーションの比重を増やすことが大切

    - 人間にしかできないこと:①複雑な問題解決に関わる能力(専門知識、帰納的推論、コミュニケーションスキル等)、②対人関係と状況適応の能力

    - 無形資産として大切なこと:何を知っているか?ではなく、誰を知っているか?

    - 長く人生を生き、大きな不確実性に直面する世代にとって、選択肢(オプション)を持っておくことは計り知れない価値がある

    - 長寿を厄災ではなく恩恵にする!

  • 【長寿を厄災ではなく恩恵にする】

    100年生きる時代には
    教育→仕事→引退(3ステージ)
    この生き方は古い

    時に苦しくなる程自分と向き合い
    私はどういう人間かの答えを探る

    自己効力感と自己主体感を持って
    マルチステージを生きなければ
    不快で残酷で長い老後が待っている

  • 2016年の出版当時、大いに話題になった。
    今さら読了。

    シンプルに「長生きは良いこと」、そして「若者は準備を始めている。君ら中年には奇妙に見えても『最近の若い者は』と叩いたらだめ」ということ。
    そして中年(40代)も、この新しいムーブメントの中でせっかく長くなった人生を楽しめるということ。

    百年時代の特徴。それは要するに「多様性」だ。若年、勤労、老後の「3段階」が崩壊し、マルチステップの時代になるのだから、どのタイミングで学び、働き、休み、また働くか、そのルートは人それぞれになっていく。

    それに対応する政府の動きが遅い、それは万国共通だ。そして、投票に年寄りしかいかない、これも万国共通だ。
    だからこそ自分で考えることの意義は大きい。

    大事なのは、自分が望む方向を選び取るための「資産」。もちろんお金だけではない。友人、学力、健康、自分を動かす(私の言葉で言えば)「胆力」。
    なるほど。

    そのとおりだが、しかし人生50年の時代にも必要なものは結局変わらなかったんじゃないだろうか。

    最後は自分。そういうよい意味で当たり前の感想。

  • 「人生100年時代をどう生きるか」をテーマに描かれています。

    「さまざまな世代の人と知り合い、アイデアと情熱を共有する」
    家庭や職場の中でどのような変化が起き、多世代とどのように過ごしていくかについて書かれています。長寿化になれば人間関係や、関わる人、世代も変わっていきます。
    私はチームビルディングを通して、さまざまな世代の人と関わり、交友関係の幅も広がっていきました。「ふるさとグルメてらす」や「ずんだらぼ」などのビジネスが立ち上がったのも人との出会いがあったからです。
    この本にあるように「時間の使い方、新しいステージで何をするか」を考え、
    20代は人と、30代は地域と、40代は社会と、50代は日本と、60代は地球と仕事をするビジョンを掲げています。

    悔いのない日々を送れるように、家族や仲間、これから関わる人も大事にしてステージアップする人生にしていきます。
    どの世代の方にもオススメできる一冊です。

  • 健康寿命は確実に伸びていて、ざっくり、100年くらいは生きる時代になっている。そうなっているのに、現代の3ステージ(学習、仕事、老後)の生き方って大丈夫なのか?と。良い人生を送りたければ、よく考えて計画を立て、金銭的要素と非金銭的要素のバランスをとることが大事なんじゃない?と問題提起。

    全般を通じて、金銭的要素(有形資産)、ようはお金の問題について多くの紙幅がさかれている。

    この本の著者は、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットというロンドン・ビジネス・スクール経済学教授。どうりで、書籍全般的に引用マークが多い。

    40代が微妙な立ち位置で、20代くらいは、人生をマルチステージで考えた方がいいんじゃないかと。60歳で定年したとして、40年生きるとしたら、どうするの?に対して、「長生きの厄災より恩恵を大きくするためには、変化を遂げ、変身し、実験しなくてはならない。」とな。

    無形資産については、「本書では信仰や宗教の問題には踏み込まないが、信仰の篤い人にとっては、信仰こそ、明らかに最も重要な無形の資産だ。よい人生を生きるためには、この「資産」を支え、はぐくみ、それに投資する必要があるだろう」とも。

    将来について、なんとかなるだろうって、思っていたし、今でも少し思ってるが、
    気にせざるおえないお金の問題に対して、「仕事関係の知識と同じように、金融に関する知識も本腰を入れて学ぶべきだ」ということは、参考にしたい。

  • 2016年出版だが古さを感じないのは、この本の予想が現実となっているからに他ならない。


    ■ マルチステージの人生
    テクノロジーの進歩によりスキルが時代遅れになったりする結果、生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得し続けることが一般的になるだろう。


    ■ 寿命
    いま先進国で生まれる子どもは、 50% を上回る確率で 105 歳以上生きる。
    日本の子どもにいたっては、なんと 107 歳まで生きる確率が 50% ある。

    1987 年生まれは 98 ~ 100 歳
    1977 年生まれは 95 ~ 98 歳


    ■ 長寿化のデメリット
    60 歳の人の 1%、 75 歳の人の 7%、 85 歳の人の 30% が認知症だ。

    平均寿命が長くなればなるほど、貯蓄率を高めるか、より高齢になるまで働くかの一方、もしくは両方が必要とされるのだ。そうなると、長寿という贈り物は一転して厄災の種になる。

    →個人的には尊厳死の合法化を切望している。そうすればわたしの理想Die with zeroを実限できる(それまで生きるならば)。不確実な未来のための貯蓄が不要になり、より幸せな老後を過ごせる。


    ■ 長寿化のメリットと、無形の資産
    長寿化がもたらす恩恵は、煎じ詰めれば「時間」という贈り物だ。

    長寿化時代には人生の設計と時間の使い方を根本から見直す必要があるのだ。そうすることではじめて、長寿を厄災ではなく、恩恵にできる。

    とくに重要になるのは、無形の資産についてもっと話し合うことだ。現状では、年金、老後の蓄え、住宅ローンなど、有形の資産にばかり議論が集中しすぎている。余暇時間の使い方、パートナー同士の深い関わり合いの意思など、ほかにも論じるべきテーマがある。

    私たちはたいてい、やさしい家族、素晴らしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康に恵まれた人生を「よい人生」と考える。これらはすべて無形の資産だ。

    よい人生を生きたければ、有形と無形の両方の資産を充実させ、両者のバランスを取り、相乗効果を生み出す必要がある。


    ■ 労働時間と引退年齢の比較

    貧困層・低スキル層と富裕層・高スキル層の労働時間の逆転:
    ・1979 年、アメリカの男性の高所得層上位 20% のうち、週 50 時間以上働いている人は 15% にすぎなかったが、 2006 年には 27% に上昇した。ほぼ 2 倍増である。一方、低所得層では逆のことが起きた。 1979 年には、低所得層下位 20% の男性のなかに、週 50 時間以上働いている人が 22% いた。 2006 年、この割合は 13% まで下落している。こちらはほぼ半減だ。

    ・労働時間を減らすことの代償は、減った労働時間分の所得が減ることだ。この点では、賃金が高い人ほど、労働時間を減らしたときの所得減が大きい。したがって、高所得者ほど、余暇のコストが大きいということになる。だから、高所得者は長時間働くことを選択するのだ。

    税率が高いほど、働いた場合に得られる手取りが少ないため、余暇のコストが小さい。ヨーロッパ人の労働時間が少なく、休暇の日数が多いのは、税率が比較的高いからでもあるのだ。

    多くの先進国では、産業革命を境に労働時間が大幅に増えた。
    イギリスとアメリカでは、年 52 週間にわたり毎週 70 時間働くのが当たり前だった。

    労働者の抵抗により、まず土曜日が半休になったが、 1 週間の労働時間はまだ 40 時間を大きく上回っていた。週休 2 日と 1 日 8 時間労働が標準になったのは、 20 世紀前半になってからだった。アメリカでは 1914 年に自動車王ヘンリー・フォードが工場で週 40 時間労働を導入したが、労働時間の制限が法制化されたのは 1938 年のことだ。それに対し、ヨーロッパではもっと早く労働時間の短縮が進んだ。 20 世紀に入る頃にドイツが労働時間の制限を決定し、そのあと 1917 年にロシア、 1919 年にポルトガル、 1936 年にフランスが続いた。 2015 年、ドイツの週平均労働時間は 35 時間、フランス、イタリア、イギリスは 37 時間となっている。

    欧州連合( EU)では、フルタイムで働く人の有給休暇を最低でも年間 20 日としているが、もっと日数が多い国が少なくない。フランスとイギリスは 25 日、スウェーデンは 33 日だ。ヨーロッパ以外の国はもっと日数が少ない。アメリカは 12 日、日本は 20 日となっている。

    興味深いのは、歴史を振り返ると、比較的最近まで引退年齢がもっと高かったという点だ。 1984 年のイギリスでは、 65 歳以上の男性の 8% しか職をもっていなかったが、約 1 世紀前の 1881 年には、この割合が 73% に達していた。 1880 年のアメリカでは、 80 歳の人の半分近くがなんらかの職をもっていて、 65 ~ 74 歳の 80% がなんらかの形で雇用されていた。


    ■ その他
    長い人生を送るようになれば、その人がどこから出発したかより、なにをするかがアイデンティティを大きく形づくるようになる。生涯に多くの役割を経験するほど、一つの役割によってはアイデンティティが決まらなくなる。アイデンティティは、引き受けるものや親から受け継ぐものというより、丹念につくり上げるものになったのだ。

    企業年金制度を設ける企業は激減している。制度を廃止しないまでも、新規加入を受けつけていないケースが多い。

    この数十年、社会学者の言う「同類婚」が際立って増えている。自分と教育・所得レベルが近い人を結婚相手に選ぶ傾向が強まっているのだ。

    経済的価値を生むのは、製造ではなくイノベーション:
    スマートフォンのiPhoneやタブレット型端末のiPadは、主に台湾の 鴻 海 精密工業の子会社が中国の深圳に設けている工場で製造されているが、製造コストが販売価格に占める割合は 5 ~ 7% 程度にすぎない。アップルが販売価格の 30 ~ 60% 相当を得ている。

    美貌が重要な資産であることを裏づける研究もある。労働経済学者のダニエル・ハマーメッシュの研究によれば、容姿に恵まれた人は月並みな容姿の人に比べて、就職できるまでに要する期間が短く、昇進するのが速く、給料も 3 ~ 4% 高いという。背の高い人ほど、給料が高い傾向もある。性別や人種が所得に及ぼす影響を明らかにした研究も多い。

    脳の機能低下を避ける対策:
    ・運動
    ・低脂肪食、野菜と果物と油分の多い魚、オメガ 3 脂肪酸とビタミン
    ・知能トレーニングと頭脳エクササイズ

    9 世紀にイングランドのアルフレッド大王はすでに、 1 日を三つにわけようとしていた。仕事の時間が 8 時間、休息の時間が 8 時間、余暇の時間が 8 時間である。

    夫婦が人生設計を立てるとき、柱を成すのは、次の二つの要素だろう。一つは、どちらが家事や育児を主に担うのかという点。もう一つは、どちらのほうが高所得を期待できるのかという点である。
    →あ、これだ!という気付き。どちらの性別が労働/家事のどちらを担うかではなく、高所得を期待できる方が労働するのだ。

    高所得層の平均寿命は低所得層より 12 年以上長い。


    ■ 日本に関する数字と、アメリカ人の著者による日本分析
    日本では職をもつ女性の割合が著しく小さい。日本人女性の 70% は、第一子出産と同時に職を辞めている。

    日本は労働者の教育水準が高く、技術水準も高い。技術の移転も活発で、プロセス・イノベーションやプロダクト・イノベーションの質も高く、資本市場にも厚みがある。日本の弱みは、起業力と機会を認知するスキルが低いことだ。人々は機会をポジティブに捉えることが少なく、リスクも避けがちだ。起業家の知人がいる人は少なく、起業家の道を行くことは好ましいキャリアとは思われていない。

    最大約 1 億 3000 万人に達していた日本の人口は、 2060 年には 8700 万人まで減るという予測もある。しかも、このうち 65 歳以上の人口が 40% を占めるという。  人口減少と並行して進行しているのが、きわめて人口の多い世代、すなわちベビーブーム世代の引退だ。

  • 生まれた年代の異なる3人のライフプランが書かれていて人生の中盤や老後に生じてくる予想される困難が書かれておりわかりやすい。
    人生100年時代を生きるにあたって自分を見つめ直す良い本でした!

  • 同じことが何度も繰り返し論じられており冗長。
    本書の目的上仕方がないが、絵に描いた餅を延々見せられるのをいつ終わるかと我慢しながら読み進めて、後半の章で冒頭と大差ない話が繰り返され始めてがっかり。
    内容は知って損はないが10分要約で十分。

  • 行き当たりばったりな人生を送ってきた身としては「無理ー!」と叫びたい所でしたが・・・これから先、自分がどのような人生を送りたいのか、最後はどうありたいのか。予測不可能な未来に柔軟に対応出来るような力を養い、道筋を見つけていくことが、大事なんだなあと感じました。

  • 人生長いから諦めないよ

    生産性資産、活力資産、変身資産

    資産をまだまだ増やす。
    今の子どもたちはもっと長生きになるよ。親世代も諦めずにスキル・資産を磨こう。

  • 私達はいま途方も無い変化のただなかにいるが、それに対して準備できている人はほとんどいない。
    自分の人生を自分で決めることにはリスクがついてまわる。

    学び直しとスキルの再構築に投資する必要がある。

    1.生産性資産
      ・所得を増やすのに役立つ要素
      ・スキル
      ・知識

    2.活力資産
      ・健康
      ・友人関係
      ・パートナー家族

    3.変身資産
      ・自分について知っていること
      ・多様な人的ネットワーク
      ・新しい経験について開かれた姿勢

    前述したように、ものごとに習熟するうえでカギを握るのは、自己効力感(自分なら できる、という認識)と自己主体感(みずから取り組む、という認識)

  • 読み手の年齢によっても受け取り方は異なると思う。自分は30半ばなのだが、なんとなく今の定年よりも長く仕事はするだろうなぁ、という意識は元々あった。この本を読むことでよりそれが現実的であり、ではどう働くかというところがよりイメージしやすくなった。
    自分は年だからと自分の頭をアップデートすることを怠るのは危険であり、常に新しいものを意識的に取り入れていきたいと改めて感じた。
    本書で金融資産以外の無形資産の重要性がなんどかでてきた。活力資産、生産資産、変身資産と言う概念を導入し、これらをどうマネジメントするかという視点でマルチステージの人生を提唱しているのが面白かった。
    無形資産のマネジメントはこれから意識していきたい。
    マルチステージの人生が広がっていき、多世代での交流が活発になるのはとてもいい未来だし、そうなっていってほしい。

  • 読もうと思った理由
    生き方への指南が多数書かれていると思ったから

    気づき
    ・一斉行進が終わる。今日の社会はエイジとステージが
     一致することを暗黙の前提にしている部分が多い。企
     業の人事制度、マーケテイング、法律にもこの前提が
     しばしば根を張っている。そうした制度を変えなくて
     はならない
    ・選択肢をもっておくことの価値が増す。選択肢に投資
     し、選択肢を残すことは人生計画の欠かせない一部に
     なる
    ・夫婦2人ともマルチステージの人生を実践する場合は、
     いずれかが新しいステージに移行する際に互いの役割
     を調整し、人生のさまざまな時点でサポートし合うこ
     とが必要だ。家族のあり方は昔に比べて大幅に多様化
     する
    ・100年ライフに備えるためには、無形資産と有形資産
     (お金)とのバランスを取ることが欠かせない
    ・学び方も大きく変わる。とくに「経験学習」の比重が
     大きくなるだろう。雇用主も机上の知識だけではな
     く、実際の問題解決能力をもっている人物を欲しがる
     可能性が高い
    ・脳は鍛えられる
    ・過去100年間は商業化された娯楽の消費活動を中心と
     するレジャー産業が台頭したが、今後は個人レベルで
     の自己改善への投資活動に力を入れるレジャー産業が
     発展するかもしれない
    ・100年ライフでは人々に自己効力感と自己主体感をも
     たせ、計画と実験と習熟を後押しすることの重要性が
     高まる。教育機関と政府はそのために貢献することが
     できる

    今後の人生100年時代に対する生き方についてかなり考えさせられました。複数の選択肢をもっていたいと思いました。

  • 途中までだった積読消化。
    人生100年時代の考え方のもとになった本。
    欧米的な雇用体系・社会福祉制度に基づいて3世代のライフプランの違いを説明しているため、日本式の人生100年時代にそのまま置き換えることはできないが、日本でも伝統的人事制度(終身雇用、年功序列、新卒一括採用、企業年金、健康保険)の崩壊と人材流動化が進む中で、将来的には同様のキャリア観念に収束していくのだろうと感じた。

  • 購入本。100年時代の人生戦略。2017年ビジネス書グランプリ。引退の常識が変わる。
    ・広く多様性に富んだ人的ネットワークに触れることが大切
     変身のきっかけになりうる。何を知っているかでは無く誰を知っているかが重要
    ・引退時には、有形資産の構築は無理だが、無形資産の構築に多くの投資が出来る。
    ・現役時代の50%の資金で生活費を抑える努力をしていく必要がある。(家持の場合。無ければ、70-80%の収入が必要)
    ・1人の生活になったときは、マンションを貸してその資金でを借りると余裕が出来る。
    ・50歳以降金融分析能力は、落ちて行く。早くポートフォリを確立する事。
    ・子供に早く資産を公開したり、渡してはならない。
     思いも寄らぬ悲劇が発生するかも。
    ・すべての結婚の半分は離婚で終わる。が、離婚のコストは大きい。
    ・年齢を基準に考えることを改めるマルチステージ時代
     性別、肌の色、年齢差別が禁じられてくる。

  • 我々は、3ステージ制の崩壊寸前の時代に生きている。人生100年時代においては、そもそも過去の産物である3ステージ制が役に立たなくなるからだ。マルチステージを生きることを前提とすると、職業選択、学習・教育の選択、パートナーの選択に大きな影響を及ぼす。企業や政府が大きく変わるのには、変化が求められるスピードに対して概して遅れるケースが多い。すなわち、「今、自分自身が主体的に行う選択」というものは、あとから見たら「先見の明がある選択」となってモデルケースになる可能性を秘めているということだ。
    ここから言えることは、決して伝統的職業体系が私たちのこれからの生き方に適合しているわけではないし、更にはそれが「正しい」生き方であるとは限らない、ということだ。むしろ、自己決定による選択権を自ら放棄している、試行錯誤していないという面で、特に将来の自分に対して罪深き行為なのかもしれない。世の中に使われる立場から、自らの足で考えられる、世の中を活用する立場に移行していく。そのためにはトライ&エラーのリスクを受け入れてでも様々な実験・検証にチャレンジしていくのがこれからの正しい姿なのかもしれない。

  • 以前参加した男性育休のイベントで
    大手総合商社の方が
    「この本を読んで育休取得を決意した」と言っていたので、
    自分も育休をどんな機会として捉え、どう過ごすか考える為に読んだ。
    想像以上に人生の多岐について考えるきっかけになった。
    自分はキャリアの意思決定が変わった。

    読む前は「ライフワークバランス!」的な本かと思っていたが
    無形資産(家族や友人、健康、知識など)
    を有形資産(お金・家)と同等に重要視する

    というのが主題。
    この二つが両輪なのでお金を稼ぐこともやはり重要。
    大事なのは多忙と余暇を選択できるようになること。

    また、好きな一文がこれ。
    『幸せを支えるのは
    ①愛 ②愛を蔑ろにせずにすむ生活 である』と。

    お金とかは②のためにとても重要だけど、
    それで愛を蔑ろにするなら本末転倒。逆もまた然り。

    自分の中の色んな優先順位が整理される一文。

  • 健康寿命100年にむけて、どういう観点でプランしていくかを考えさせられた。
    けど、ぶ厚い割に要点は少ない印象。

    ・金銭的要素-非金銭的要素、経済的要素-心理的要素、理性的要素-感情的要素のバランスをとって考える

    ・3つのステージ「教育、仕事、引退」
    ・無形の資産「生産性資産(生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素)」「活力資産(肉体的・精神的な健康と幸福)」「変身資産(自分についてよく知り、多様性に富んだ人的ネットワークを持つ、新しい経験に対して開かれた姿勢をもっている)」

  • 社会が変化しているのは実感するが、どのような方向に行くのか見通せない、自分はどう対処すべきなのかがわからない。
    そのような“焦り”を鎮める意味でも、ヒントになりそうな書籍を読むようにしています。
    この本も、日本語に翻訳されて話題となっていると知り、読んでみることにしました。

    冒頭でまず、「いま先進国で生まれている子供の半数以上は、105歳以上生きる」という驚きの統計的推計値が示されます。
    その上で、その「長い生涯」を生きていくには、これまでのロールモデルではない、新しい人生設計に見直す必要があると、説いています。

    そして、お金、働き方、人間関係といったさまざまな切り口で、年代別のモデルを示しながら、新しい時代に合った、人生設計を提示しています。

    寿命予測については複数の説があるようですが、今言われている平均寿命以上に長い生涯になるということ、そしてその前提で、人生設計を見直すべきだという著者の主張には、頷かざるを得ないなと感じました。

    教育を受ける期間、その能力を労働という形で発揮する期間、それを経ての引退期間。
    年齢によりくっきりと、人生を3つのステージに区切るということが、これからは出来なくなる。
    厳しいように感じますが、著者が書いているように、それをチャンスと捉え前向きに対応する、という道もあるのだと受け取りました。

    すぐに何かの行動に繋げられるかは自信がありませんが、「考えを改めなければ」と気づかせてもらえた一冊でした。
     .

  • 私たちの寿命についての認識が変わりつつあり、今後は100才まで生きることが当たり前になる時代が、もうすぐそこまできています。そこでは今ままでの、生まれてから働いて引退してといった人生設計が成り立たなくなります。もっと長い間生きないといけないということは、もっと長く働かないといけないということでもあり、引退後が長くなり、そのための貯蓄も多くしなければならなくなるということです。そのためにどうするか。本書ではその未来の人生(しかし私たちが直面するものです)を、どのように設計するのかについて書かれています。具体的に個人としてイメージしやすいように書かれていますので、そのリアルさが伝わってきます。長く働くために、引退後の認識を変えるためにどうするのか。様々な示唆に富んだ内容で、キャリアを設計するうえで必読だと思います。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。世界経済フォーラムの「新しい教育と仕事のアジェンダに関する評議会」責任者。世界で最も権威ある経営思想家ランキングであるThinkers50のトップ15にランクイン。「人生100年時代」の提唱者として2018年には「人生100年時代構想会議」のメンバーに任命された。


「2022年 『まんがでわかる LIFE SHIFT 2(ライフ・シフト2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リンダ・グラットンの作品

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