LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 [Kindle]

  • 東洋経済新報社
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感想・レビュー・書評

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  • 社会が変化しているのは実感するが、どのような方向に行くのか見通せない、自分はどう対処すべきなのかがわからない。
    そのような“焦り”を鎮める意味でも、ヒントになりそうな書籍を読むようにしています。
    この本も、日本語に翻訳されて話題となっていると知り、読んでみることにしました。

    冒頭でまず、「いま先進国で生まれている子供の半数以上は、105歳以上生きる」という驚きの統計的推計値が示されます。
    その上で、その「長い生涯」を生きていくには、これまでのロールモデルではない、新しい人生設計に見直す必要があると、説いています。

    そして、お金、働き方、人間関係といったさまざまな切り口で、年代別のモデルを示しながら、新しい時代に合った、人生設計を提示しています。

    寿命予測については複数の説があるようですが、今言われている平均寿命以上に長い生涯になるということ、そしてその前提で、人生設計を見直すべきだという著者の主張には、頷かざるを得ないなと感じました。

    教育を受ける期間、その能力を労働という形で発揮する期間、それを経ての引退期間。
    年齢によりくっきりと、人生を3つのステージに区切るということが、これからは出来なくなる。
    厳しいように感じますが、著者が書いているように、それをチャンスと捉え前向きに対応する、という道もあるのだと受け取りました。

    すぐに何かの行動に繋げられるかは自信がありませんが、「考えを改めなければ」と気づかせてもらえた一冊でした。
     .

  • 健康寿命は確実に伸びていて、ざっくり、100年くらいは生きる時代になっている。そうなっているのに、現代の3ステージ(学習、仕事、老後)の生き方って大丈夫なのか?と。良い人生を送りたければ、よく考えて計画を立て、金銭的要素と非金銭的要素のバランスをとることが大事なんじゃない?と問題提起。

    全般を通じて、金銭的要素(有形資産)、ようはお金の問題について多くの紙幅がさかれている。

    この本の著者は、リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットというロンドン・ビジネス・スクール経済学教授。どうりで、書籍全般的に引用マークが多い。

    40代が微妙な立ち位置で、20代くらいは、人生をマルチステージで考えた方がいいんじゃないかと。60歳で定年したとして、40年生きるとしたら、どうするの?に対して、「長生きの厄災より恩恵を大きくするためには、変化を遂げ、変身し、実験しなくてはならない。」とな。

    無形資産については、「本書では信仰や宗教の問題には踏み込まないが、信仰の篤い人にとっては、信仰こそ、明らかに最も重要な無形の資産だ。よい人生を生きるためには、この「資産」を支え、はぐくみ、それに投資する必要があるだろう」とも。

    将来について、なんとかなるだろうって、思っていたし、今でも少し思ってるが、
    気にせざるおえないお金の問題に対して、「仕事関係の知識と同じように、金融に関する知識も本腰を入れて学ぶべきだ」ということは、参考にしたい。

  • 私たちの寿命についての認識が変わりつつあり、今後は100才まで生きることが当たり前になる時代が、もうすぐそこまできています。そこでは今ままでの、生まれてから働いて引退してといった人生設計が成り立たなくなります。もっと長い間生きないといけないということは、もっと長く働かないといけないということでもあり、引退後が長くなり、そのための貯蓄も多くしなければならなくなるということです。そのためにどうするか。本書ではその未来の人生(しかし私たちが直面するものです)を、どのように設計するのかについて書かれています。具体的に個人としてイメージしやすいように書かれていますので、そのリアルさが伝わってきます。長く働くために、引退後の認識を変えるためにどうするのか。様々な示唆に富んだ内容で、キャリアを設計するうえで必読だと思います。

  • 飛ばし読みしつつ読了。前著読んだときも思ったのですが、おおよそサマリを理解するくらいが個人的にはちょうどよいです。テーマや課題感を掴んだら、あとは自分の日々の行動で何を変えていくかが大事かと。

    100年生きるかもしれないし、明日死ぬかもしれない。100年生きることを想定しながら未来に向けて変化とリスクを恐れない行動をしつつ、今この瞬間にどれだけ集中できるか、楽しめるか、噛み締められるか、を大事に思いながら生きていきたいと思う。

  • 平均寿命が延びることで、多くの人がこれまで送ってきた教育→仕事→引退という3ステージの人生を生きられなくなる。
    それに代わって、教育→仕事→教育→、、、のようなマルチステージの人生を歩む人が増えてくる。
    そこで、マルチステージの人生に必要な考え方とは何か、を説く本書。
    考え方は新しくて面白いが、途中の説明がややくどい。

  • 2050年までに、日本では100歳以上の人口が100万人を突破する。すると、これまでの教育→仕事→引退という3.0のステージの生き方が通用しなくなる。100歳を寿命とすると、現行の65歳引退では金銭的にやっていけない。
    そこで、教育→仕事→教育→仕事→引退、といったような例えば40歳を過ぎても新たな仕事の教育を受けるといったロールモデルが当たり前の時代となる。科学技術の進歩によって、人間の労働時間は年々減って来ており、その空いた時間は、レクレーションではなく、リ・クリエーション(再創造)に使う必要がある。
    生涯今の仕事をするという考えは捨てて、組織に頼らずとも自分の力で食べていけるように、リ・クリエーションの努力を、並行して積み重ねていかなくてはいけない。

  • リンダの書籍はワークシフトですでにブレイクしており、発売自体は知っていた。
    たまたま仕事の関係で紹介されたため、読了したが、とても良い内容だった。
    前作のワークシフトをさらに昇華させ、人生100年時代の生き方を指南する。
    まだ想像上であるが、生まれた年代による様々な生き方の事例も紹介されている。
    これは本当にまったなしで、このような時代や生き方が到来してくると思うので早めにシミュレーションしておくべきだと考えている。
    今50代以上の人であれば、そうではないかもしれないが、それ以外の人は全てこの時代の波にさらされる日が来るのだから。

    【目 次】
    日本語版への序文
    序 章 100年ライフ
    第1章 長い生涯――長寿という贈り物
    第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
    第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
    第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
    第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
    第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
    第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
    第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
    第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
    終 章 変革への課題

  • 100歳まで生きれるとしたら、どんな人生を送るのだろうか?健康でなければならないし、お金も必要。それ以上に長い人生を有意義に過ごすために、今から将来を考えた行動をしなければならない。
    長いようで短いかも。とりあえず今できる事、やりたいことはやっておこう。

  • 何らかの専門技能を習得するには1万時間が必要と言われているが、これだけ時間を持っていれば、障害に複数の専門技能を学ぶことは不可能ではない

    仕事をたくさん頂いているおかげでしばらく距離をおいていたギター、再び始めようかなと思っています。苦にならないとはいえど、流石に仕事漬けの日々では、生活に彩りが欠けると言いますか、頭が凝り固まってしまいそうです。

    ただ、中断するまでガリガリやっていたのてアコギでして、アパート暮らしではうるさくて仕方なかろうということで、アコギ一本に絞る前に売ってしまったエレキギターを始めようかなと思いました。

    夜中でも引けますし、タブレットのアンプシュミレーターのアプリを揃えれば、比較的簡単に楽しめるのではないかと思います。

    アコギがうるさいということで始めようとした電子ピアノが、「えっ?何で?」と言っている声が聞こえてきそうです。

  • 確かに寿命って伸びてるし、人生100年なんて言う時代はもうすぐそこまできているのかもしれない。
    私は現在アラフォーだが、この本によると同世代の平均寿命は90〜95歳までだということだ。つまり、65歳で引退したとしてもそのあとに30年くらい生きるということ。保護者や伴侶がいる30年と引退後の30年では全く意味が違う。この本の言葉を借りるならば、「厄災」になりかねない。ましてや今の働く世代が老年を支えるために支払っている税金は、スウェーデンの高所得者と変わらないのだとか。日本人も22世紀には幸せな国と呼ばれる日が来るのだろうか。
    ネガティブな考え方にならないためにも、いまを真剣に生きなくてはと考えさせられる一冊。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネススクール教授
ロンドン・ビジネススクール教授。人材論、組織論の世界的権威。

2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。2013年のランキングでは、「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン、「ブルー・オーシャン戦略」のチャン・キム&レネ・モボルニュ、「リバース・イノベーション」のゴビンダラジャン、競争戦略論の大家マイケル・ポーターらに次いで14位にランクインした。

組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる。

邦訳された『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)、『未来企業』のほか、Living Strategy, Hot Spots, Glowなどの著作があり、20を超える言語に翻訳されている。

「2018年 『まんがでわかる LIFE SHIFT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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