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感想・レビュー・書評
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(2023/53)新潟の地方で長距離バスの運転手を務める高宮利一。妻と別れて16年、2人の子供は成人し独立した。自身も東京に住む30代の恋人との新たな展開へと進もうかと思っていた頃。息子や娘、元妻、長距離バスの顧客、娘の友人などの視点を交えた群像劇。家族、夫婦、親子といった関係について考えさせられながら、前を向いてそれぞれの道を歩み出すまでの物語。利一は僕なんかよりも親としてはずっとマトモで、我が身を顧みざるを得ない。。
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家族だからこそ、難しい距離感。
家族だったとしても聞けない一言。
でも、遠回りして、本人でない他人から聞いた話で納得できるのかな?という疑問も。
本当に聞きたいことなら、勇気を出して本人の言葉で聞きたいと、私なら思う。 -
夜行バスに乗ってみたくなる、そんな身近なお話だった。
うまく言葉にできないで、結局離れ離れになってしまう…そんなこともあるだろうなとすごく共感してしまう。
言葉だけじゃないだろうと思いつつ、言葉が足りないのは致命的だなと、妙に納得。
祖父がいい役割を果たす。
私もこういう存在価値のある人間になりたい。 -
予想通りの展開で驚きはないが、読後感はよい。
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