マゼラン [Kindle]

  • グーテンベルク21 (2016年9月16日発売)
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本 ・電子書籍 (279ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 最期が悲しかった

  • <要約>
    レコンキスタ終了後のスペインとポルトガルにできることは何か?というテーマが背景にあり、中身はマゼラン世界一周の航海日誌的な内容です。
    ワンピースファンなら必読です!
    <読後の反省>
    大航海時代を勉強している流れで読みましたが、全く理解していなかったと反省しきりです。そもそも何で西やねん?という疑問すら昔は浮かびませんでした。南にいったのがダ・ガマさんだから、ワンピース的な感じで「俺は世界一周する!」って思ってましたけど、とんでもないですね。しかもマゼランさん、インド航海にも参加してたのね(知らんかった)。知識の切り貼りはダメですね、心にも頭にも残らない・・と反省しきりです。
    <レベル>
    大航海時代は、色んな人が登場して誰がどっちにいったんやろう?とかで悩んでるレベルでも楽しめるとは思いますが(私がこのレベルだったんで)、どうして地中海貿易に参加できないのかを理解してから臨んだほうがその必然性を理解できると思います。つまり、ベネチアの発展とビザンツ帝国の崩壊、十字軍などの知識ですね。

    ツヴァイク先生にはコロンブスも書いて欲しかったですね。いうてマゼランの航路は危険すぎてほとんど誰も使わなかったですからね。ドレーク少将は使いましたが・・
    これまた名著です。

  • ツヴァイクの伝記は仰々しい表現が多いけれど、
    その人の人生をドラマティック、かつ人間らしく表現してくれるので引き込まれる。

    地球を一周してきたら、航海日誌の曜日と現地の曜日が1日ずれていることに気づいたという話は、非常に衝撃の走る瞬間。

    マゼラン(16世紀スペイン)の時代背景や世界地理などもあわせて学べるので、かなり興味範囲も広がり、良い読書体験だった。

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著者プロフィール

シュテファン・ツヴァイク(Stefan Zweig 1881–1942) 
1881年ウィーンのユダヤ系の裕福な家庭に生まれる。ウィーン大学で学びつつ、作家として活動を始める。第一次世界大戦中はロマン・ロランとともに反戦活動を展開。戦後は伝記小説等で人気を博しながら、ヨーロッパの人々の連帯を説く。ヒトラー政権の樹立後、ロンドンに亡命し、さらにアメリカ、ブラジルへと転居。1942年2月22日、妻とともに自殺。亡命下で執筆された自伝『昨日の世界』と、死の直前に完成された『チェス奇譚』(本作)が死後に刊行された。

「2021年 『過去への旅 チェス奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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