「ふきげんな過去」スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 前田司郎 
出演 : 小泉今日子  二階堂ふみ  高良健吾  山田望叶  兵藤公美  山田裕貴  大竹まこと  きたろう 
  • キングレコード
2.70
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003842048

感想・レビュー・書評

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  • wowowで。よくわからない。

  • 別途

  • 全体的にけだるい感じが漂う映画。
    役者さん達が個性的だから見ていられるけど、「つまんない」「ふきげん」の対義語に「爆弾」はないと思う。

  • なんだろ?このモヤモヤ感。
    のりのほんだの嫁の赤ちゃんがワニに食べられた、、、とか
    18年前に死んだオバが突然帰ってきたとか、、、
    謎の集団?爆弾作り?
    背負ってる赤ん坊は、人形ちゃうん???名前はついていない?
    は~~~?
    意味くじピーマン。
    なんだけど、劇中の会話が結構面白いのだけは、許せる。
    けど、やっぱり、あまりおすすめできないオモシロクナサ。

  • ワニに、爆弾に、突然現れた実の母に…

    現実なのか、そうでないのか、いまいち理解できない。
    何となく不思議な話のまま終わる。

  • 久々に邦画でおもしろいの観た

    ものすごくありきたりな日常を描いているんだけど、実はものすごくヘンテコなことが起きてて、
    でもそれをとりたてて騒ぎ立てなければ日常は続いてるようにみえる
    そんな感じの映画

    あらゆる出来事は、捉える人の受け取り方で、それが些細なことになったり大事件になったりする

    不思議なことを言う人に限って、実際はそんなに大したことなかったりするもの

    本当に数奇な人生を送ってる人は、カコのようにいろんなこと普通になる
    ただし自分の母ちゃんに関しては別



    退屈な毎日を送ってたり、このまま先も退屈なんだろうって思ってたとしても、
    結局、現実は予測もしない方向にころがるもの

    先を見通す目があるように思ってたって、自分で思ってたような未来にはならない

    思ってもなかったようなことが起こるのが人間界

    いい映画だった


    そういえば本編では触れられなかったけど、何人か亡霊がうつってたよね

    異常に真っ白い顔の人

    カコにはそういうものを見る能力があったのかも

  • 2018/7/5
    面白い、いもうと、母が秀逸。

  • どうということもないのが現実。
    結構複雑で面倒なのが現実。
    良くも悪くもみんなバカ。
    最終的には、それらのことがスッと入ってきた感じだった。
    イラつくことなく自然にフツーに受け止められる感じ。

    未来子は過去を捨てたしカコも捨てた。けどカコを見捨てたわけじゃない。
    先が見えてるように見える未来は過去のデータから判断したものだから、それは過去であって未来じゃない。
    本当の意味で未来を見ることが私らにとってもカコにとっても爆弾になるんだろう。


    おしゃれクソ帽子をかぶったおしゃれクソ部屋に住む高良健吾はきっと「ニセ・おもしろい現実」の象徴で、そいつを突き飛ばして「こんなのあんたより知ってる!」ってところと、その後「運命は数奇だけど中身は薄っぺら!」みたいなこと言い放つところ最高。
    偽物はいらん!私は本物のおもしろい現実がほしいんだー!!!という瑞々しいパワー。
    つまらない現実にイラつくのは、楽しく過ごしたいわくわくしたいって願いがあるからだよね。
    自分は悪くないと思ったら謝らないし、そういうカコの生き方はけっこう好きだ。気持ちがいい。
    あとメガネの女の子も好き。かっこいいじゃないか。女優としてもとても上手だった!

    爆弾のことはちょっと???だったけど、
    普通なようで普通じゃない会話、
    おもしろそうなことが起きてるのに絶妙につまらない世界、
    傘を片手にイラつく二階堂ふみ
    どれも素晴らしくて、邦画らしい良い映画だった。
    割と低評価だけどもっと評価されてもいいんじゃないかなーわたしは好き。(★3.7くらいの気持ちだけどテコ入れで4にしとく。)

  • 過去に会いに来たのかしら。
    って自分で言われたら見る気なくなった。
    とにかくタバコで間をもたせるシーンもきらい。

  • 制作年:2016年
    監 督:前田司郎
    主 演:小泉今日子、二階堂ふみ、高良健吾、山田望叶
    時 間:120分
    音 声:日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ



    大都会と下町が隣接する北品川。
    いかにも不機嫌そうな果子が運河を睨んでいる。
    毎日が死ぬほど退屈でつまらない女子高生の果子。
    だがそこから抜けだして他に行くこともできず無為に日々を過ごしていた。
    そんな夏の日の午後、果子たち家族の前に18年前に死んだはずの伯母・未来子が「あたし生きてたの」と突然戻って来る。
    古びた食堂、エジプト風豆料理屋『蓮月庵』を営む果子の祖母サチと母サトエ、そしてなにもしない父タイチは、未来子との奇跡の再会に慌てふためき涙する。
    そんな家族の様子を、果子は小学生のいとこのカナとともに冷めた目で見つめるのだった。
    未来子は果子の母の姉だが、果子が赤ん坊の頃に爆破事件を起こし前科持ちとなり、死んだはずだった。
    爆弾作りに生きがいを感じ生業にする未来子にとって、死んだままでいることが都合良かったのだという。
    戸籍もなく何かに追われているらしい未来子は「しばらく匿ってよ」と告げ、家族は果子の部屋に未来子を居候させようとする。
    果子は納得いかず、しかも父と未来子が何やら怪しい関係に見え、母も未来子に対して気まずそうであった。
    突然現れた未来子がもたらした家族の不協和音と、全体的に図々しい未来子に苛立ちを隠せない果子だったが、「みんな寂しいんじゃない?一人で居ても家族と居ても」という未来子の言葉に果子は救われる。
    実は果子は、家族に対し微妙な違和感があり、さらに同級生とのささやかなトラブルを抱えていたのだった。
    鬱屈とした夏を過ごしていた果子は、商店街の喫茶店に通ってはその店に出入りする黒い帽子を被った謎の男・康則を観察することで退屈をしのいでいた。
    彼だけは、ここではない世界へ連れて行ってくれるのではないかと空想しながら…。
    そんな中、「叔母さん、なんで死んだの?」と問いかける果子に未来子は「あんたと同じでつまらなかったの」と応える。
    見えるものばかり見ても仕方がない、という未来子に眩い生き生きとした世界を見てしまう果子。
    そして未来子は自分が果子の本当の母親だというのだが…。

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著者プロフィール

1977年生まれ。劇作家、演出家、俳優、小説家。和光大学人文学部文学科在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。2005年『愛でもない青春でもない旅立たない』(講談社)で小説家デビュー。同作が野間文芸新人賞候補となる。2006年、『恋愛の解体と北区の滅亡』(講談社)が野間文芸新人賞、三島由紀夫賞候補、2007年、『グレート生活アドベンチャー』(新潮社)が芥川賞候補に。2008年には、戯曲「生きてるものはいないのか」で岸田國士戯曲賞受賞。同年、『誰かが手を、握っているような気がしてならない』(講談社)で三島由紀夫賞候補。『夏の水の半魚人』(扶桑社)で第22回三島賞。その他の著書に、『逆に14歳』(新潮社)などがある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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