美術手帖 2016年11月号

制作 : 美術手帖編集部 
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  • Amazon.co.jp ・雑誌
  • / ISBN・EAN: 4910076111165

感想・レビュー・書評

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  • 「禅」と「ZEN」

    どうやら最近の「ZEN」ブームは元祖「禅」とは少し意味合いが異なってきているようです。(「ラーメン」と「カップラーメン」は似て非なるものみたいな!?笑)

    書店に行くと立て続けに「禅」を特集した雑誌が目に付く。その中でも「アートと禅」という視点に惹かれてこちらを読んできました。心の安らぎを超えた何かが「ZEN」にはあるようです。

    要所要所に登場する「鈴木大拙」。英語教師からアメリカにわたり、禅文化を広めた第一人者。「禅と日本文化/鈴木大拙」を再読したくなりました。そして、金沢にできた「鈴木大拙館」にも行ってみたい。

    http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

  • 特集は「ZEN」ということで、禅の特集だけども、禅について名前ぐらいしか知らない、ぼくにはそこまでテンション上がる企画ではなかったかなぁ・・・。でも今度、鈴木大拙の本とか読んでみようかなぁ。レギュラー企画は安定していて全体的に楽しい。

  • 借りたもの。
    主にアメリカにおける「ZEN」とその活動、それを元に発達したアメリカン・アートについての紹介。
    スティーブ・ジョブズが禅に触れて……仕事効率を上げたり、i phoneなどの発明の原泉になったというエピソードから、にわかに注目されている、マインドフルネス瞑想法についても言及。
    日本の「禅」の話に留まらない。
    「禅」と「ZEN」の比較、それを通して(日本文化における)「禅」とは何か、を改めて模索する。

    表紙にあるような、正円を手書きすることの難しさ――集中力の必要性、その鋭さよ……(感嘆)

    わび・さび、ミニマリズムだけが「禅」的なるものでは無い。
    日本バロックともいうべき豪華絢爛さ、豪快さ、写実性など――禅の奥深さ、多様さを再認識する。

    読み物としてもヴィジュアルとしても面白い一冊。

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