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感想・レビュー・書評
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"いいね!光源氏くん"は、TVで見て面白かったので、原作を読んでみた。
ドラマはかなり原作に忠実に作られていたようで、テレビ同様、読みながら思わず笑ってしまうこと多数。
それにしても、古典文学の光源氏が現代に次元ジャンプしてくるなんて、作者の発想力がスゴすぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラマの千葉雄大とはイメージが違ったけど面白かった。平安貴族のおおらかな雰囲気が出ていて良い。
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3巻まで読んだ。和歌がちゃんとしててしかも面白い。絵もデッサンきちんとしてて綺麗だし。
いい加減なヨシズとバリ(だったかな)のお香で時空と次元がつながってしまうのがまた緩くていい。これが本格的な御簾や日本のお香だと「やっぱりな」感が出てしまうところ。
雑誌の方を読んだら「次回最終回」とな。待ち遠しいような残念なような…?
コミックスは5巻ぐらいになるのだろうか。 -
20数年前、自分が中高生の頃は、古典の授業で「和歌を詠んでみましょう」なんて言われても、なかなかピンと来ませんでした。
ところがところが、あの頃よりも今の方が「歌を詠むメンタル」はグッと身近に感じられるんですよね。
今この瞬間、心に湧き上がった感動や面白み、もののあわれを何とかして残しておきたい!誰かに伝えたい、共有したい!後でひとりこっそりと見返したい!
そんな時歌人の口を衝いて出る想いが和歌ならば、我々が常に持ち歩いているカメラ付き端末に収める美しい景色や愛らしい動植物や美味そうなメシの画像たちは、気持ちの上ではほぼほぼ和歌と同義なのではないかと。
って思ってたら、まさにそういう漫画に出会えました!
ごく普通の会社員・沙織さんのアパートに突如現れたのは、指貫姿の光源氏。ミスター平安貴族があたふたしながら(あたふたしてるのは主に沙織さんだとしても)現代社会に順応したりしなかったりしていくお話です。
現代社会にあっても人目を惹かずにいられない光源氏の美貌や、天性の女たらしオーラが引き起こすてんやわんやにフフッてなりました。
そしてなんと言っても眼目は、作中で光君がちょいちょい詠む和歌!さすが795首もの歌が登場する物語の主人公!
テレビで美しい女優さんを見た時、盛られたネイルをかわいいと思った時、ス〇バの抹茶フラペチーノがおいしかった時などなど、何気ない瞬間を次々と歌い上げて(そしてSNS上に上げて)いくのですよ。
「をかし」「あはれ」を現代の感覚にカジュアルに落とし込んでいる作品なので、古典かったりーな!と思いがちな中高生の方にめっちゃおすすめします。 -
現代社会に馴染んでいく平安時代の風流人ってのは面白かったけど、え?最後これで終わり?ってかんじの終わり方がちょっと・・・