Kindle版読了。
花屋を営む養父母に育てられた捨て子だったヒロインと、由緒正しい伯爵家の若き当主で女嫌いのヒーローとの身分差ラブストーリーです。
『新妻は秘密に喘ぐ』の出落ちエロが楽しかったので今作も期待したのですが、普通でした(笑)。
養母に言われるがまま夜の街で「花を売る」意味を知らずに、街頭で花を売っていたヒロインを助けてくれたのがヒーローでした。
…うーん。
ヒーローはヒロインに一目惚れしたのかもしれませんが、紳士であるべき貴公子が恋人にもなっていない町娘のヒロインの体を好き勝手に弄んでいるようにしか見えず、誠実さが全く感じられませんでした。(^_^;)
あらすじにある「婚約者」は、ヒロインの勘違いです。
ヒロインも実は行方不明になっていた侯爵令嬢だった事が判明し、ヒーローとの身分差もなくなり正式に婚約者となってハッピーエンドで終わります。
ただ、ヒロインとヒーローとヒロイン実父が良い人達すぎて、酷い扱いを受けていたヒロインの養父母達を援助してくれるというのは、少し納得いきませんでした。
時折、「目玉が飛び出るほど〜」といったような、お世辞にも綺麗な表現とは言えない文章がいくつかあり、少し違和感を感じました。