ストライカーのつくり方 アルゼンチンはなぜ得点を量産できるのか (講談社現代新書) [Kindle]

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  • 「子供たちが目前の欲望だけに惑わされがちなのを正してあげることが重要」と話す。「試合に出たい、勝ちたいと思うのは当然。だがプロを目指す子供たちにとっての目標は、決してジュニアのレベルでタイトルを取ることではない。サビオラはとても賢い子だったので、そのことに納得し、以後はどんなことが起きても絶対にくじけなかった」

    「アルゼンチンでは幸い、昔から小柄な選手が活躍してきた歴史がある」

    ひとりのストライカーが試合を勝利に導くことはできるが、タイトルをもたらすのは指導者を含めたチーム全体の仕事なのだということを絶対に忘れてはならない

    名選手の出現に期待するのであれば、重要なのはいかにして名選手を育てるかではなく、まずは「土台」=「FW育成に必要な『発掘・ユニットの形成・チーム作り』の3ステップがきちんとなされる環境作り」が先決であり、そのためには十分な時間が必要

    選手よりもまず指導者を育てることが先決

    見守られているという安心感

  • アルゼンチン在住のライターによる、アルゼンチンサッカーがなぜ優秀なストライカーを輩出することができるのか、についてあらゆる取材を通して、その解を知らしめた良書。

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著者プロフィール

藤坂ガルシア千鶴(ふじさか・がるしあ・ちづる)
ライター、コラムニスト、翻訳家。1968年10月31日生まれ。清泉女子大学英語短期課程卒業。89年からアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに暮らす。78年W杯でサッカーに魅せられ、同大会で優勝したアルゼンチンに興味を抱き、その後マラドーナへの強い憧れからアルゼンチン行きを決意。大学在学中から「サッカーダイジェスト」誌にアルゼンチンサッカーの記事を寄稿し、その後30年以上にわたってスポーツ紙や専門誌に南米サッカーの情報を送り続けている。著書に『マラドーナ 新たなる闘い』(河出書房新社)、『ストライカーのつくり方』(講談社現代新書)、『キャプテン・メッシの挑戦』(朝日新聞出版)、訳書に『マラドーナ自伝』(幻冬舎)がある。

「2021年 『ディエゴを探して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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