左遷社員池田 リーダーになる: 昨日の会社、今日の仕事、明日の自分 (ビジネス小説) [Kindle]

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  • リーブル出版
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感想・レビュー・書評

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  • 小説の形を借りた、組織マネジメント指南書。ストーリーはとてもシンプルで、かつ全てのことが都合良くいく展開なので、小説としての深みはない。

    新しい経営者が始めた、現場の実態や社員の気持ちを無視した数値管理至上主義経営により歯車が狂いだした会社で、有望な中堅社員(池田)が、前副社長(近藤)の指南を受け密かに会社建て直しの秘策を練る、というお話。近藤がノートに書いて渡した宿題や指示、そして池田が書いた報告が、そのまま組織マネジメントの極意になっている。

    特に目新しい内容はなかった。入門書的に読むべき本かもしれない。

  • 池井戸潤さんを思わせるビジネス小説。

    小説の形をとりつつ、リーダーシップとは何ぞや?というポイントについて学べる本となっております。

    主人公はどちらかというとリーダーの補佐として動き、各関係者をまとめ、新事業を打ち出す印象が強いです。
    グイグイけん引するタイプではない、ということですね。

    創業者の志が浸透した各部署の長と、その教えを受けた若手社員、後はきっかけさえあれば…という状態の会社が主人公の動きで結びついていく様はワクワクしますね。

    この小説でダメダメだったのはトップの経営層だったわけですが、会社全体がダメダメな状態でどうリーダーシップを発揮するか、という小説も読んでみたくなりました。

    リーダーシップについて興味がある人、自分が評価されていないと感じる人へ。

  • リーダーの必須スキルが小説として書かれている。ビジネス書。
    人材育成のヒント、基礎。

  • なんだか浅井リョウの小説のようなタイトル。
    左遷社員池田、リーダーになるってよ。みたいな。
    でもって池井戸潤の小説のような内容。
    倍返しで正義は勝つ。みたいな。

    私は別にリーダーになるわけじゃないけど、組織という大きな歯車の中に身を置くものとしては日々理不尽なことと戦っているわけで、しかも正真正銘のリーダーと言える人の下で働いたことのない私は半沢直樹も左遷社員池田も都市伝説並みの存在だったりする。
    でもやっぱりいつかは自分のやっていることが必ず報われる社会であってほしいと切に願っています。
    宜しくお願いします。

  • 食品メーカーを舞台にした経済小説。完全な小説というよりは、ノウハウ要素を分かりやすく伝えるために小説形式にしている感じ。内容としては読みやすく面白くもあったが、結末がかなり予想しやすく、盛り上がりや意外性は無かった。
    創業者の死後、娘婿が後継者として会社を引き継いだが、創業時の目的や理念を見失い効率経営に走ってしまったことで、その企業は縮小均衡に陥っていった。そして不正に走り、解任された。その際に池田という主人公が創業メンバーから受け継いだ理念を基に、新社長とともに全員企画・全員参加を掲げて会社を立て直していく、というストーリー。

  • 小説というよりビジネス本。あくまでもファンタジーであり、とても都合よく話が進むのでストレスはない。自ら動かなければ組織は変わらないことは伝わった。

  •  作者がプロの物書きではなく企業人なので、業界には詳しいのだろうけど、文章は素人っぽくて深みに欠ける。筋書きも、先が見え見えだし、ひっくり返してからは万事が都合よく進みすぎるし、その後は長すぎて蛇足という感じ。

     それでも、まあ飽きずに読めた。経営者っていうのは大変なんだというのはわかった。 

  • 主人公 池田の手紙のかたちで、経営者・リーダーの視点について重要なことがまとめられている。ストーリー仕立てで読みやすい反面、重要な話でも本編ではあまり触れられないと思うところがあった。

    【目的】
    リーダーの視点を学ぶ
    【まとめ(1P)】
    リーダーの前向きな在り様(BE)が、組織を成長させる
    【ポイント(What)】
    ・いつでも主体的である
    ・メンバーの主体性を自然に引き出す
    ・企画とは、出会いを面白がる心の余裕
    【アウトプット(How)】
    ・問題に直面した時でも冷静で楽観的でいる
    ・あらかじめ撤退基準を決める
    ・下層に権限と自由度を与える
    ・責任を持たせたことには口出ししない

    【その他】
    ・大きな企業は完成しすぎていた。毎日何事も起きないことを願うだけの社員。

  • 明日からの仕事が楽しみになる本。勉強になったわー

  • 橘社長の挨拶に思わず感動してウルッとしてしまった

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