著者のサチンさんは、インド出身の
ビジネスパーソン。
この本は、インドに古くから伝わる
「ジュガール」というものをテーマに
書かれていました。
「ジュガール」という言葉を
私はこれまで一度も聞いたことがありませんでしたが、
インドに伝わる生き方の叡智のようなものだそうです。
この本では、その7つのエッセンスについて
説明されていましたが、
今の私には、その中の「決してあきらめない」
というのが心に響きました。
どんなに可能性が低くても、
見方や発想を変えて一発逆転の方法を考える。
これは、今の私には必要なアドバイスでした。
今がどんな状態であっても、
できることをやって、
最後までがんばろうと。
仮に、一生懸命やったことが
実を結ばなかったとしても、
その経験は、今後何かに活きてくるはずですしね。
次にお金の話。
私は、まだ
「お金がほしいと思ってはいけない」
「お金持ちになってはいけない」
という思いが残っています。
でも、この本の著者は、お金持ちというのは、
多くの人に喜ばれることをしているから
お金をたくさん稼ぐことができていると
いっており、
本当にそうだなと思いました。
そして、そうであるならば、
お金をたくさん稼いでいるというのは
それだけ社会に貢献していると
いうことなのだから、
とても良いことなのだと認識を新たにしました。
また、
この地球上では、何かをしようと思ったら
お金が必要です。
お金をたくさん持っていれば、
やりたいことがいろいろできます。
外も中も美しくありながら
社会貢献していこうと思ったら、
たとえば、お金がたくさんあれば、
一流の方から
文章の書き方や話し方などを学んだり、
新刊の本をたくさん買って読んで、
最新の情報を仕入れたり、
見た目にも好印象を与えられるよう
ファッションやヘアメイクにお金をかけたり、
そんなことができます。
お金をたくさん稼ぐのは良いこと。
また、その稼いだお金を
自分の成長のためにどんどん使うことも、
結果的には社会のためになる。
そういうふうに考えることが
できるようになりました。
そして、3つ目は、
相手に興味を持たせるための
話し方のテクニックについて。
著者のチサンさんは、今でこそ、
いくつもの会社を経営するやり手の
ビジネスパーソンですが、昔は、
交渉やプレゼンがうまくなかったそうです。
ですが、ある人から
「短く、簡潔に、
相手のメリットを伝えればよい」
というアドバイスをもらって実践したところ
いっきに営業成績が伸びたそう。
だらだら話すと、相手は要点が
つかめなくなるので、短い時間で話す。
で、最初から話す時間が短いとなると、
要点だけを簡潔に伝えることになる。
そして、内容は、みな、ついつい自分の
アピールばかりしてしまいますが、
人間誰しも自分に一番興味があるので、
「相手にとってメリットになること」を話せば
相手も聞いてくれると。
この本は、人生をうまくいかせるための
さまざまなアドバイスが
読みやすい文章で書かれていたので、
オススメです!