- Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)
感想・レビュー・書評
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著者は政治や経済、現代史の本を書いているイメージが強いため、どんなもんだろうと思って読んでみたが、度肝を抜かれた。どんな科学的事象も平易にわかりやすく伝えられており、自称理系の自分としては反省させられるばかりであった。科学的態度について学ばせられたし、何事もまず疑ってかかることの重要性を知った。
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- 科学とはこのように、限られた認識の手段を使って、少しずつ真理に近づいていこうとする営みだと思います。/// 仮説と検証を繰り返して、真理に少しでも近づこうとすることが科学という営み なのです。
- 仮説を立てるうえで重要なのが、 物事を抽象化すること です。 /// 抽象とは、具体的な物事から共通する要素を抜き出すことをいいます。 -
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https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00538463 -
物理(量子と核兵器)・化学(燃料電池)・生物(生命の誕生と進化論)・医学(iPS細胞)・地学(大陸移動移動説)・環境問題(温暖化)について、入門の知識から、その技術が戦争や政治にどう利用されてきたかまで幅広く説明されています。
自分は理系畑で働いている人間ですが勉強になりました。 -
小学6年生の息子の国語の勉強を見ていたら、説明文の問題に本書の序章が使われていた。「じゃあ全体読ませてもいいんじゃないのか?」ということで息子に読ませつつ僕自身も再読。やっぱり分かりやすいし、一気に読んじゃうんだけど、息子は果たしてどうだろうか。サイエンス的な視点というか考え方は大事だから、細かな知識は兎も角として、そういう視点を持つことを学びとって欲しいなぁ。
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タイトルのとおりの内容で文系にも読みやすい本なのだと思う。個人的には本文中で文献の引用先があるともっとよかった。
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コメンテイターの池上彰が、現在の世界情勢に照らし合わせて、科学を解説する一冊。
科学というとどうしても経済や政治と別物と考えがちだが、実際は密接に連動していることがよくわかった。 -
池上さんらしい平易な言葉での現代科学への入門書だった。
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・1/30 読了.おとなの教養の続編でもう少し科学分野の詳しい話を網羅したもの.確かに大人になって社会をよく知れば知るほど科学的知識が豊富になっていく.それも実際に起こってしまった悲劇の事故や事件のおかげで詳しくなってきているのが残念といえば残念かも.