- Amazon.co.jp ・電子書籍 (174ページ)
感想・レビュー・書評
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虫歯治療ではなく、歯の健康のために定期検診に行く人に是非読んでほしい本。
歯医者に行く前にこの本を読んでいればと悔やまれてならない。
この本の内容が全て正しいかはわかりません。
おすすめしている治療と既存の治療との、歯の寿命の比較試験や、ランダム化比較試験などはなく、いち歯医者の経験則が語られている本です。
ただし、なんの知識ももたず歯医者に言われるままの治療を受けるより、この本を読み、知識をある程度つけ自分で考え選択した方が何倍も良い結果を得ることができるでしょう。
無知であること、知識がある専門家がそういうのだからとそれに流されることの危うさを歯医者に行き知りました。
自分は『白米が健康寿命を縮める 口内細菌の恐怖』という本を読んで歯の健康の大切さ、歯の菌が血液に循環する怖さを知り、そして歯は痛みがでてからでは遅いことと、定期的な検診が大切と知り、特に痛みがないが歯医者行った。
結果、痛みはない初期の虫歯があるということで歯を削られた。また軽度の知覚過敏で、なんと歯の神経を抜かれてしまった。
とても当たり前のようにかるーい感じで神経抜きますね~と言われたので専門家が言うのならそういうものかと思ってしまった。
歯の神経を抜くことがどんなことなのか、その場でスマホで検索するわけにもいかず、神経を抜かれた後、検索して神経を抜くことの意味を知った。
神経をとることが、どんなにデメリットが大きい治療であるか。死活歯となり、栄養が通わなくなり抜歯までのカウントダウンが始まったこと。歯周病への危険。そして、そんな治療を軽度の知覚過敏ですることはありえないことも。
別にとりわけヤブでおかしい歯医者にあたったわけではないと思う。ただ、そういう歯医者が多いだけで。
そういう歯医者に、知識がない自分のような人が行ってしまうと歯の健康のためにい歯医者に行ったのに歯の健康を害されて帰ることになる。
(この本には10人に9人の歯医者が健康な歯(着色していただけの歯)を削ったことがあると書かれていた。それが正しいかわからないが、少なくとも「長期的な歯の健康」ではなく、とにかく「削って詰めるのが仕事」だと思っている歯医者は多いのでは?と自分の狭く少ない経験でも、そう思う)
最初に書いたように、この本の内容が全て正しいかは不明です。削らないで酷い状態になってしまった虫歯を本当に治療できるかも素人の自分にはわかりません。
ただし、少なくとも、歯を削ると歯の寿命は短くなることは事実。
そうであるにも係わらず、あまりにも簡単に削る歯医者が多いこともまた事実。
定期検診に行くならば、「なるべく削らないよう模索している」「抜髄(神経を抜く)と抜歯は本当に最終手段でやらない道を探している」という前提がある歯医者を探さなければならない。
近所の歯医者というだけで行って、その歯医者が、削って詰める工事をしている『普通』の歯医者ならば、歯の健康は大事だから定期検診に行き初期の虫歯や虫歯『っぽい』歯を簡単に削らる。そして歯の健康のために行って歯の寿命が短くなるという結果がまっているでしょう。
そして、歯の健康のためには、(信頼できる歯医者を知っている人なら別ですが)定期検診よりもまず歯周病や虫歯にならない『食生活』の改善が一番だと、この本を読んでよくわかりました。
「砂糖は虫歯を増やす」「歯周病は糖質が増やす」「歯の健康には食事改善が一番」などなど、なんとなく知っていたけれど、なんとなく聞き流していたことをきちんと知ることができます。
もちろん、知らなかった事実も知ることができます(歯は食後すぐではなく30分後に磨くのが良い、ということは初めて知りました)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歯だけでなく体全般に有益な情報が多く、繰り返し読みたい本。
歯科治療を受けながらも疑問を感じることも多かった部分が、根本から解消されるような感覚を持った。 -
素晴らしい内容でした。予防するための食事指導をしてくれる、これこそ本当のお医者さんの仕事だと思います。
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すごい有益な本だった。
ドックベスト療法受けてみたい。 -
目から鱗な本に出会えた。
・虫歯は、歯磨き不足のため歯の外部から穴が開くだけでなく、食事や生活習慣のため歯の内部から穴が開く。
・虫歯になった歯は削らなきゃ良くならないと思われてたが、歯の再石灰化により自然治癒する。
などなど 本に書いてあることの全てが真実かわからないけど(まだまだ研究中の新説なので)、どうやら信憑性は高そう。歯科医でもこれまで習った治療論を覆されるらしい学説がいくつか書いてあった。 -
【動機】歯の健康に関心がある・著者の虫歯の捉え方を知りたかった・ドックベストセメントのことを知りたかった
ドックベストという歯をいかす治療の第一人者が著した本。
あらためて歯を削る治療への疑問を呈したくなる。
からだのほかの部位にある不調の原因を知るために、各症状がどう関連するかを知りたい気持ちがつよくなる。