熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 増補完全版 (幻冬舎文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 106億8000万円関連会社から
    私的ギャンブルで着服した元社長
    最近youtubeで知的でかっこいいなと思い読了

    これだけのお金を融資でき会社功績はサラリーマンとして尊敬
    だけど、「結局返したから良いではないか。」の風潮で
    罪を軽んじ、会社を自分のものと考える時点でアウト
    バレなければもっと使い込んだだろう
    もっと従業員を不安にさせただろう

    ノンフィクション イヤミス
    サイコホラーでしょうか?

    内部監査が機能してないのは世襲bigMotorと同じ
    横領は殺○よりも罪は思い




  • ■ Before(本の選定理由)
    会社法違反で特捜に逮捕された経営者の著作。
    最近YouTubeでもよく見る気がする。ホリエモンみたいに、復活?したのだろうか。

    ■ 気づき
    自身の半生とギャンブルについて書かれたもの。
    企画ありきでエピソードを後から考えたのか、章によって内容がバラバラ。何を伝えたいのだろう。

    ■ Todo
    なんとなく奥の方で、「罪は事実なので罰を受けるが、俺個人の話でそんなに迷惑かけているか?」と、どこか居直りのようなものを感じる。

  • 印刷会社を経営している身としましては、大王製紙様をよく存じております。とは言え弊社は日本製紙のものが多いですかね。これは流通上の問題です。実は印刷用紙の闇は深いのですよ。メーカー→一次卸→二次卸・・・基本弊社のような超零細企業はメーカーから直接購入できませんので無駄に高い用紙を購入するしかなく、県外の用紙が安いからと言ってもそう簡単に購入できないんですよねー(プンスカ
    それに大王製紙様の工場は愛媛県ですが、近隣の四国より遥か遠い東京の方が用紙代が安いという物流費の謎も有り、やはり用紙メーカーだけに筆者も含めて色んな闇があるのだろうと感慨深く、いや、本題はそこじゃなく、ずっと気にはなっていた本でしたので遂にその闇へ!

    って、滅茶苦茶面白い!何なんですか、これ。一気読みしたので目が乾いてしまったじゃないですかー!
    規模は糞程レベルが違いますが、経営者として非常に理解できる部分も有り、この筆者の凄さ、いや、実に勉強になります。
    もちろん、有名人との交際のくだりはゴシップ好きの私の胸をトキメカセテいただきましたが、何より幼少の頃から社会人までの話を見るに、やはりエスタブリッシュメントの必要性を実感し、あらためてこういう方々が日本を動かしていくのだなあと、差別はいけませんが区別は必要で、地元の飲み屋街でお会いする知識と教養の無い下品な経営者とは全く別次元の方だったんだと、早く復活して欲しい次第であります。

    そもそも会社から100億以上も借りて博打をしてはいけませんね。
    ただ現在株で大損している私の立場からしますと、借りられて羨ましいと、熔けそうな自分を何とか冷やしておりますので個人の借金は住宅ローンだけです。

    安心してください会社からは借りてませんから。

  • (audibleで聞く)
    twitterで何かと話題になっている方なので、聴いてみました。
    大王製紙の元会長で、会長時代に起こした特別背任容疑の詳細と自分の生い立ちを語っている。
    この本でわかった事
    ・生い立ちの話で出てくる父の話。
    →小池ゆりこ、安倍晋三、三浦るりの元夫など幼少期からロクでもない親父に育てられると後でロクでもないことをする。
    ・ギャンブル知識
    →どうやって金を使わせるのか。
    正直、本では反省してると言いながら、twitterの言動をみると反省してるのかと疑う。
    やっぱり売り家と唐様で書く三代目止まりなんだなと実感した。
    育ちが良い人がどうダメになるのかがよくわかる。
    #井川意高の懺悔録
    #読書
    #読書記録
    #読書好きな人と繋がりたい
    #audible

  • 一部報道であった家庭生活が。。というわけでなく、元々の正確がギャンブラーであり、また、お金があったからこそハマってしまったその真相が記述されている。自慢ばかりのありきたりな自伝よりしくじり先生として一級品だと思う。

  • 懺悔録ということで犯罪を犯した人だがその考え方は経営者、管理職としては極めて優秀で理想の上司だとわかる。創業者3代目でよく言われるボンボンかと想像するが謙虚であり経歴と実績はたしかなものだ。学歴もさることながら現場での下積みを経験し、赤字を黒字に転換させた具体的な手法が書かれており説得力がある。資産家としてのリアルな生活の描写もとても面白い。会社を相続するのも一見羨ましいが実の弟さんが言うように長男として特別厳しく育てられること。自分の将来が予め決められることは決して幸せだけではなく苦労されたとわかる。

  • 事件報道時には、あまりの金額に驚愕しとんでもない御曹司との印象を持っていたが、堀江貴文氏との対談をきっかけに興味を持ち、この本を読んでみた。対談での受け応えから井川氏の聡明さと人柄の良さを感じたが、やはり本書からもそれを伺い知ることができた。また経営者、カジノといった未知の世界を垣間見ることができた。

  • 意外とビジネス本であり、会社経営やサラリーマンの生き方について勉強になる。

  • まさかの高校の先輩だったことにびっくり。

    日本語が上手だな~と思いながら読んでいた。

    この人は刑務所にまで行ったわけだけど、
    自分からするとなんかまあ普通に天上人だなぁと思った。

  • 最近はよくSNSの切り抜きやショートなどでよく目に止まる。洒落な雰囲気で言葉が入ってきやすい。本作は108億6000万をギャブルで溶かした話だけみれば読む価値はないが、上場企業の会長までに至る人格形成やビジネスに向き合う姿勢は、とても面白い。

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著者プロフィール

1964年、京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、1987年に大王製紙に入社。2007年6月、大王製紙代表取締役社長に就任、2011年6~9月に同会長を務める。社長・会長を務めていた2010年から2011年にかけて、シンガポールやマカオにおけるカジノでの使用目的で子会社から総額約106億8000万円を借り入れていた事実が発覚、2011年11月、会社法違反(特別背任)の容疑で東京地検特捜部に逮捕される。懲役4年の実刑判決が確定し、2013年10月から2016年12月まで3年2カ月間服役した。著書に累計15万部のベストセラーとなった『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(双葉社、のちに幻冬舎文庫)のほか、『熔ける 再び そして会社も失った』『東大から刑務所へ』(幻冬舎)がある。

「2023年 『熔ける日本の会社』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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