向日葵ちゃん追跡する（新潮文庫nex） [Kindle]

著者 : 友井羊

• 新潮社 (2016年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ウルカヌス帝の読書垢さんの感想 · 2022年3月10日]

元ストーカーの主人公がストーカー対策を担当してるというちょっと笑えないギャグ展開
なのかと思ったら殺人現場から接触禁止を言い渡された男性が飛び出てくるのを見て無実を証明するために捜査し始める

おいおい！と何してんだよ怖いよその行動！と恐怖しながらもストーカーという【犯罪】は決して許してはいけない卑劣な行為ということも描かれていた。
「付きまといの責任は本人にある」
「好きという気持ちは相手を苦しめた時点で好きではなくなる」
とストーカーの醜さを書いていたが、やはり主人公の行動は多少美化されてる風に感じてダメやった。

犯人はミステリー読みなれてない人でも多分すぐわかると思う

[shushuさんの感想 · 2021年2月7日]

セキュリティー事務所でストーカー対策を担当する
向日葵、19歳。
実は、元ストーカー

ある日、依頼人が殺された。
犯人は、もう2度と関わるまいと決心した
元恋人？！

接見禁止の彼を救うべく、動き始めた向日葵だが・・・
真犯人は誰？！

相手を想う心が、容易に狂気へと進んでしまう様子が
リアルすぎて怖い。

著者プロフィール

２０１１年、『僕はお父さんを訴えます』で第１０回『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞してデビュー。１４年、『ボランティアバスで行こう！』が名門ミステリファンクラブ「ＳＲの会」１３年ベストミステリー国内第１位に選ばれる。著書に“スープ屋しずくの謎解き朝ごはん”“さえこ照ラス”“レシピで謎解きを”の各シリーズ、『映画化決定』など。

「2023年 『無実の君が裁かれる理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」