縮充する日本 「参加」が創り出す人口減少社会の希望 (PHP新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 様々な分野で、人々の「参加」を視点にした社会の将来・未来の見通しを述べる著者は、非常に能力の高い人物だと感じる。特にその読書量には感服する。将来の見通しの話であるため、推論・仮説での説明がほとんどだが、土台がしっかりしている安定感がある。
    私にはコミュニティデザインというものが何たるかはまだよく理解できないが、「楽しむことが大切」という考え方、価値観には大いに賛同するというか同意見である。様々な地域で”まちづくり”の支援を行っているようなので、これまでの実績や今後の活動にも注目してみたい。
     左よりの思想は、私にはとても心地よい。

  • 様々な分野における「参加」の潮流についての教科書。多くの参考文献や事例が、著者の経験と絡めて紹介される。「と感じる」と著者が多用するのは、読者が「事実」の列挙に満足してしまうことなく、自ら経験し体感してみましょうよと誘っているのであろう。
    リーダーシップを他者に求め、何かを断言してくれる人を待望するような態度の人が増えているように思われる時期でもあるからこそ、こうした(いい意味でw)煮え切らない態度でニコニコしている人の意味があるように思う。海士町の「お誘い屋さん」のモデルがここでも生かされているのだろう。

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著者プロフィール

山崎亮(やまざき・りょう)
コミュニティデザイナー。studio-L代表。関西学院大学建築学部教授。主な著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社)、『ソーシャルデザイン・アトラス』(鹿島出版会)、『コミュニティデザインの時代』(中公新書)、『コミュニティデザインの源流:イギリス篇』(太田出版)、『ケアするまちのデザイン』(医学書院)などがある。

「2024年 『新版 生きのびるためのデザイン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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