マッキンゼーが予測する未来―――近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [Kindle]

  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • マッキンゼーが未来をこう考えているのかと納得させられる本 400ページ近くあり、大分読み飛ばす。
    1、成長市場はもはや西欧では無くアジア、ラテンアメリカ、中東 国では無く、都市に焦点を当てる
    2,グルーバル500社の内中国企業は既に20% 西欧比率50%を割った。
    3、今後発生する20のメガシテイ(1,000万人以上)の新興国でGDP50%を占める。
    4,西欧の巨大企業の開発拠点等 新興国に
     ABB上海、IMBマニラ、深圳 GE北京
    5、資源価格はこれからも値上がりを続ける 未活用地区の80%が政治リスクが高い場所かインフラが未整備な場所
    6、イーベイがネットショップで革命を起こしたが、アリババQに追い抜かれた。
    7、既存のシステムの破壊者が今後も出て来るが、新興国からの可能性が高い

  • 読むタイミングが遅すぎたか、あまり内容に感銘を受けなかった。面白みもやや欠ける本。

  • 未来予測ですから、対策が書かれてる章の終わりの内容がどうしても抽象的になってしまうという面は難点ではありますが、日本だとトヨタ、富士通、リコーなど世界の事例が上がっていて、膨大な調査結果が良くまとめられていると思います。
    とくに1章の4つの破壊的な力と6章から8章までの今後起こりうる問題点の2点に関しては、いままでそこまで考えなかったなという点に言及されていて、読んで良かったなと思いました。

  • 「「グローバルなつながり」が著しく重要な意味合いを持っている。・・・国家でも、都市でも、企業であっても、つながりから生まれる流れに加わることによって利益を得られることがデビッド・リカードに始まった経済理論と数々の調査研究から実証されている。
    グローバルなつながりは国家にとっても重要である。グローバルな情報や人の移動は年間2500億ドルから4500億ドル、世界のGDP成長の15%から25%の貢献をしており、つながりに参加している国々には、さらに大きな成長をもたらしている」

    「まずリーダー自身が自らの直観力をリセットする能力を開発しなければならない」

    「生存のカギは、好奇心と学ぶ気持ちとを組織の中に埋め込むことだ」

  • 【近未来のビジネス】

    A世界は今、破壊的な力を持つ、次の4 つのトレンドにより、劇的な変化を遂げつつある。
    ①異次元の都市化のパワー
    世界経済の重心が、欧米から中国などの新興国市場に移動した。そうした国々の農村から都市への人口移動により、驚くべき成長の加速が起こっている。
    ⇒新興国での都市化の潮流は、新たな消費者や機会を生む。よって、経営者は考え方を根本的に変える必要がある。
    ②加速する技術進化のスピード
    技術革新や普及のスピードが速くなった。開始から数年
    で、何億人もの人に使われるサービスも誕生している。
    ⇒企業は、今日の技術変化の潮流を乗り切るために、社員がスキルを最先端のレベルに保てるような体制を築き、従来の戦略企画プロセスを見直す必要がある。
    ③年齢を重ねる意味が変わる
    先進工業国を中心に、出生率の低下や高齢化が進み、人類の平均年齢が上昇してきている。
    ⇒企業は、労働者数の減少に伴い、年配社員のつなぎ止め策を講じる必要がある。また、市場で大きな割合を占める高齢消費者のニーズを満たさねばならない。
    ④相互に強く結び付く世界
    グローバル化がさらに加速している。すなわち、貿易や資本、人々、情報の移動が世界各地で増加している。
    ⇒企業がグローバルな相互結合の流れを活用するには、自社のポジショニングを賢明に行うこと、国境を越えたエコシステムの構築などが重要である。

    B.2013 年の世界経済活動の規模、1 兆8000 億ドルのうち、中国だけで1 兆ドル ―― 60%を占める。今や中国こそが、世界最大の製造工業国だ。そしてインド、インドネシア、ブラジルなどの新興諸国が、世界の主要な製造工業国となっている。

    C.歴史を振り返ると、いつの時代も人々が農業を捨てて都市に移動し職に就くと、そうした人々が生み出す国内総生産は倍増した。豊富な人材が企業を引き付ける。都市に集まる企業が増えると、そうした企業と取引をしようという企業の転入が増え、さらには大学や各種サー ビスを提供する企業も都市に集まる。

    D.技術の理解は、今やどの経営者にも求められるコアスキルである。だが、プログラム言語を知る必要も、3 -D プリンタを操作できるようになる必要もない。それよりもはるかに重要なことは、顧客の中でも最も技術をよく知る顧客が何をしているのかに的を絞り、その一点に集中する能力だ。

    E.、従来の戦略企画プロセスも見直す必要がある。具体的には、様々なトレンド情報を監視し、今後起こりうる変化の様々なシナリオを考え、対応策を立てておくこと、そしてどこから競合が出現し、どこにリスクがあるのかに関して、古い仮説はバッサリと捨て去ることである。

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