HIGH OUTPUT MANAGEMENT [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 『インテル 世界で最も重要な会社の産業史 (文春e-book)』を読んでアンディ・グローブに興味が出たので読んだ。これを在職中に書いたのがすごい。

    少し古い本だし、著者があのグローブということで身構えていたが、スラスラ読めるほどわかりやすい。製造業を運営する上で基本的なことが中学生でもわかるように書いてある。名著と言われるのも当然で、新入社員研修で読ませるべきでないかと思う。

    マネージャーの仕事は突き詰めると部下のモチベーションを上げることと、部下を教育することだという。この手の優れたマネージャー向けの本を読むと、自分の上司はどうなのかと考えてしまう。読んで欲しい。

  • ”マネージャーはどうあるべきか”について書かれている一冊。もともとは、結構昔に出た本で、著者はインテルのCEOをつとめた方。

    経営管理、人事評価など、ミドルマネージャーのやるべきことをまとめた内容となっています。
    書かれた当時として、半導体の開発をしている会社とはいえ今でも充分に通用する普遍的な内容となっています。

    最後に著者からのメッセージで、8時間ほどこの本を読むのにかかったと思いますが~とかかれており、実際に読了するのにはそれぐらいの時間を要するが、読んで損はない一冊だと感じた。

  • マネージャーのアウトプットは、自分の組織と隣接する組織のアウトプットである。
    そして、そのアウトプットは、アクティビティ✖️レバレッジの総和で表される。
    マネジャーは、レバレッジが効く活動を選んでいくべきという発想は、言われてみて、確かにな、と思った。

  • 「何でもかんでも仕組み化・測定・KPI。さあKPI!KPI!」って話は好きじゃない一方で、「エモエモでいこうぜ。効果測定なんて関係ねえ。成果は目を見ればわかる。ほら、記録より記憶だろ。量より質よ」って話も大っ嫌い。

    そんなこんなで、「血の通った論理」が大好物なんですが、これって一体何なんだろうと思っていた。
    本書は、その答えかもしれない。インテルの伝説CEOでスタンフォードでも大活躍した実務家アンディ・グローブの著作。
    「分からないことへの謙虚さ」と、とは言え放ったらかしにせず、それをどうにか変数として取り込もうとする論理の組み立てに情熱を発揮できている議論が、チーム仕事の本質をあぶり出す。

    冷笑せず、賢明に数字に熱を込める。一方で、その数字は絶対ではないということも心得ている。そんな態度に心打たれる。

  • ・人が仕事をしないとき、能力不足か意欲不足の2パターンに分けられる。マネジャーとしてそれらを解消し部下から最高の業績を引き出すためには、訓練(対能力)か動機付け(対意欲)が必要。動機づけに関しては、高めの目標管理や成果の評価で動かしていく。
    ・人事考課に関しては、昇格・昇給のほかに降格・降給についても正当に評価するブレない姿勢を保つ。

    ほか組織の構図など、ピンと来ない部分も多々あったので自分の成長に合わせて読み返したい。

  • GLOBISの「達人の一冊」でも紹介あり。

  • 組織戦で仕事してる人、マネジメントの基本を知りたい人に、最強の教科書。定期的に読み返したい。

  • グローブはインテルCEOを務め、大きく飛躍させた名経営者です。そしてインテルは押しも押されぬテック業界のリーディングカンパニーであります。

    そんな彼が主にミドルマネージャーに向けて書いたマネジメントの本ですが、書いてあることは極めて全う。何も突拍子もないことは書いていません。

    ミーティングや採用面接、考課に至るまで各論に踏み込んだ極めて実践的な一冊。

    惜しむらくは読者である自分にマネジメントの経験がないこと。きっとマネジメントの責務にある人が読むと、もっと学びがあるのだと思います。その責務を担う日が来れば、読み返します。

    【メモ】
    ・マネージャーが毎日配分する唯一無二の重要な資源は本人の時間である
    ・マネージャーのアウトプットはその監督下または影響下にある組織のアウトプットである
    ・考課はマネージャーが部下に提供できるタスク関連フィードバックの中でたったひとつの最重要な方式である
    ・面接の目的は①優績者を選抜すること②あなたがどういう人間か、会社はどういうところかについて教育すること③お互いに一致する点は何かを見きわめること④担当職務について納得させること

  • 理屈っぽ過ぎて読めたもんじゃない。

  • 会社に置きたい一冊。
    材料を入れる → 工程を経る → 完成品が出てくる。最初や途中、完成後に検査を挟む。このザ・製造工程の考え方は、どんな業務にも適用できる。このアウトプットを最大化するのが各自の仕事。という前半と、その考え方を持ってマネージャーの業務について語られる後半。
    管理する人数やMTGの内容、人事考課についてなどかなり具体的で、かつ今の会社に足りない部分も見え、大変参考になった。

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著者プロフィール

1936年9月2日 - 2016年3月21日
ハンガリーのユダヤ系アメリカ人実業家。1936年ハンガリーのブタペスト生まれ。1956年にハンガリーからアメリカに移住。ニューヨーク州立大学を主席で卒業し、カリフォルニア大学で博士号(化学工学)取得。インテル社の創設に参画し、第1号の社員となる。79年社長に就任。97年にはタイム誌の今年の人に選ばれた。98年にはインテルのCEOを辞任し、2004年には会長から退いた。スタンフォード大学経営大学院で24年にわたって指導した。
『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』(日経BP社)で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」マネジメント部門賞受賞。

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