パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト [DVD]

監督 : クーロ・サンチェス 
出演 : パコ・デ・ルシア  チック・コリア  カルロス・サンタナ 
  • オデッサ・エンタテインメント
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4571431213094

感想・レビュー・書評

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  • どのように音楽やギターと出会い、成長したのかを天才が語り、演奏する。

    過去の映像や録音も本人や共演したアーティストの解説付きで多用されている。

    なによりダイレクトに聴く者の体内で反響するような緻密で一音一音が際立った切れ味を感じさせる演奏が良い。

  • 彼の音楽を聴きたいのなら、レコードに針を落とせばいいのだろう。
    ギタリストだから特に話芸を求められないわけだけれど、この映画はドキュメンタリーなので、生い立ちから何から何までが、彼の語りによって挿入されている。それをどう感じるかは人それぞれですが、古い写真や映像も交えて、自身の半生を懐古する作りになっている。

    ちゃんと演奏を聴くのは見終わってからにしましょうかね。

  • 貴重な記録です。今まで彼のことを知らなかったので、とても興味深く観賞できた。伝統的なフラメンコの枠に収まらず、といっても彼の音楽に対する好奇心がジャンルを超えただけのことで、意図的に反旗を翻したわけではない。彼の功績によって、フラメンコという音楽が世界的知名度になったことも事実。その後のジプシー・キングスの成功もパコが敷いた路線だったことがわかる。
    そして、クラシックのアンドレ・セゴビアからも評価されていたことに驚いた。また、サンタナとの共演は、マイルス・デイビス共演時もそうだったが、サンタナの目利きの確かさを感じる。個人的に、NYのライブハウスでサインをもらったラリー・コリエルの名前がでたのもうれしかった。

    パコ・デ・ルシア(Paco de Lucía、本名Francisco Gustavo Sánchez Gómez、1947年12月21日 - 2014年2月25日)は、スペインのギタリスト。フラメンコやジャズの分野で活躍した。「Paco」は「Francisco」の一般的な愛称である。スペインではキリスト教の聖人の名前を子供に付けることが多く、同名が多くなり区別が困難になるため、母方の姓「Lucía」を付けて「ルシアおばさんのパコ」とした。
    スペイン、アンダルシア州カディス県の港町アルヘシラスで生まれる。父や2人の兄もギターが弾け、パコもギターを習う。また、父の友人であるフラメンコ・ギタリスト、ニーニョ・リカルドやサビーカスからも影響を受けた。パコは後年、アルバム『SIROCO〜熱風』(1987年)に、「ニーニョ・リカルドに捧げる」という曲を収録している。
    わずか12歳で、兄のペペ・デ・ルシアとのデュオで初レコーディングを経験。1964年から数年間、リカルド・モドレーゴまたは長兄ラモン・デ・アルヘシラスとのデュオで活動。
    1967年、初のリーダー・アルバム『天才』を発表。そのテクニックは日本でも知られることになるが、パコは楽譜の読み書きができず、ホセ・トレグロサが楽譜の作成を手伝い、共作者としてもクレジットされている。
    1967年、カディス県サン・フェルナンド出身のカンタオール(フラメンコにおける唄い手)であるカマロン・デ・ラ・イスラとの初の共演アルバムを発表。1992年のカマロンの死まで共演は続き、フラメンコに大きな改革をもたらした。
    1973年にリリースされたアルバム『二筋の川』のセールス的成功と、収録曲「二筋の川」がスペインのヒット・チャートで第1位となったことにより、スペインのみならず広くパコの名前は知られることとなる。
    1977年、フラメンコの分野で活躍してきたパコに転機が訪れた。元リターン・トゥ・フォーエヴァーのフュージョン・ギタリスト、アル・ディ・メオラのアルバム『エレガント・ジプシー』に参加し、ジャズ/フュージョンのファンからも認知を得る。1979年には、ジョン・マクラフリン、ラリー・コリエルとの3人で、アコースティック・ギター3本だけのツアーを行う。その後、ラリーに代わってアルが加入し、『フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ〜スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!』(1981年)、『パッション、グレイス&ファイア〜情炎』(1983年)といったアルバムを発表。この3人は、スーパー・ギター・トリオという愛称で親しまれ、1996年には再び活動を共にしている。
    1990年には、チック・コリアがゲスト参加した『シルヤブ』を発表。フラメンコの枠にとどまらぬ活躍を続けた。
    2014年2月25日、滞在先のメキシコで心臓発作により死去。
    2015年3月25日に開業したマドリード地下鉄の新駅が「パコ・デ・ルシア駅(es:Estación de Paco de Lucía)」と名付けられ、パコ・デ・ルシアの壁画が飾られている。
    2016年12月21日、生誕69周年を記念して、Googleのホームページのロゴが「パコ・デ・ルシア」バージョンとなった。(ウィキペディア)

  • NHK-BSあたりで流れているドキュメントレベルであったが、周辺の人々の声はもちろん、本人の真面目なインタビューが聞けることが◎。

  • 伝説のギタリスト,パコ・デ・ルシアの半生を追うドキュメンタリー.これを見てもスーパーギタートリオのころの彼がその頂点にいたことがわかる.それにしてもタバコ吸いすぎ.

  • スペインの伝説的ギタリスト・パコ・デ・ルシアさんのドキュメンタリー映画です。スペイン旅行した際に観た本場のフラメンコショーは正に感動もので、当時の事を思い出しちゃいました。主演のパコ・デ・ルシアさんなのですが、7歳から父親の影響を受けてギターを始め、メキメキと上達したのですが、当時のフラメンコギターの重鎮達からはあまり良い評価を受けなかったようです。誤解を恐れず言うと、パコ・デ・ルシアさんはフラメンコ界の「破壊者であり創造者」であったと思います。

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