蜘蛛ですが、なにか?(2) (角川コミックス・エース) [Kindle]

制作 : 馬場 翁  輝竜 司 
  • KADOKAWA (2016年12月3日発売)
3.70
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感想 : 6
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  • 本 ・電子書籍 (181ページ)

感想・レビュー・書評

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  • お釈迦様なんていないから、蜘蛛は一匹上を目指す。

    クリフハンガーな一巻のオチ(※結局落下しました)からスタートな二巻です。
    まず襲い来る敵は蜘蛛の天敵ともいえる蜂の大群、と思いきや今までの敵が霞んで当然の大敵「地龍アラバ」と二度に渡る邂逅を果たすことになります。

    相対値でも絶対値でも、主人公が最大の恐怖と最高の壁を認識することになったのは自明、まさに節目の巻ですね。
    この漫画、節目しかねーよ! という意見は置いておいて、序盤の彼(たぶん)が主人公と並んで作品の顔を務めたのは厳然たる事実だと思います。

    文章、それも羅列という性質を加えて表現した彼女の恐怖をいかに表現するか、漫画は嵐の後を描写することで疑問や期待その他諸々に応えてくれたと信じます。

    しかし、主人公謹製、橋の構造は素晴らしいなあ。
    こっちは糸を使った主人公の蜘蛛織物製品が目に見える分、わかりやすさ、心なしか華やかさを増しているようです。
    事実、序盤は蜘蛛糸が一番活躍した一幕でしたもの。

    とは言え、この巻だけでも盛だくさん。
    上層から下層に落下したことで敵の強さが跳ね上がり、逃げ隠れするなかで食をつなぐ暗殺ライフの幕開け、マスコットことタニシ虫との出会いと別れ、そして猿にストーキング&返り討つぜ?

    ……半分ふざけましたが、これらイベントをこなしながら今後必要になってくるスキルの情報を読者に叩き込んでくるのですからかかし朝浩先生はただものではありませんね。
    要所でアクション取ってくれるからかな?

    そして、最序盤の総決算。
    ここまでに得たすべてを叩き込む総力戦です。
    主人公の強靭な精神をもじわじわ削っていくとんでもない長丁場、原作で言うところの「地上100メートルの攻防戦」パートを描き切ってくれました。
    一巻のゲジとは違ってコピペで増やせないのに、無個性なサルどもが無数に襲いかかって来るという悪夢のような戦いです。

    終わってみれば、どんな強敵相手だろうと全滅するまで逆襲するって生態は、群れでなく種全体の保全という戦略があると解釈すれば納得できるものの……。
    そんなん戦ってる主人公も見てる読者もわかりませんよねー。この戦いの決着が三巻まで持ち越しだなんて。

    で、ごめんなさい。
    一巻の時には説明し忘れましたが、ちょちょっと原作者による書き下ろしのミニ小説(3P)とか書籍版イラストを担当されてる輝龍司先生によるミニ漫画(1P)が毎回ついていたりするんで、おまけも目当てのひとつにしてもいいかもしれません。

  • 盛り上がって参りました。
    漫画から入る私みたいな人には是非2巻までは試しに読んで欲しい。

  • 再読。

  • コミカライズ2冊目、表紙は「新兵器クモーニングスター‼」▲冒険者に追いかけられ迷宮最下層に転落…。そこは凶悪モンスターの巣窟!アイツが襲い掛かってきた‼▼逆さ反省からバンジー、着地の図‼地竜アラバは、LV31威風堂々と前途多難ですね。こちらも来ました「押忍」ポーズ!LVアップ時のポーズがジョジョってる件⁉「新兵器投網‼」タニシ虫も食べてみた。使える鑑定さんに涙する。しかし、魔法少女マジカル☆蜘蛛子ちゃんを名乗る日は遠かった…。感動もつかの間、STOP!手を出してはいけない猿との邂逅、大ピンチ(2016年)

  • リアルで想像したら中々えげつない状況で主人公が闘っている。

  • 2018/08/26購入・09/01読了。

    うーん続刊買いたくなってしまうほどに続きが気になります!

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