阿蘭陀西鶴 (講談社文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2016年11月15日発売)
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みんなの感想まとめ

テーマは、井原西鶴とその盲目の娘おあいとの親子関係を通じて、文学と人間の深さを描いた物語です。主人公のおあいが語り手であることで、視覚に依存しない豊かな感情や人間関係が描かれ、暗さを感じさせない可憐な...

感想・レビュー・書評

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  • Kindle Unlimitedで読了

    読んだのはだいぶ前。調べたら3年前だった。井原西鶴と、盲目の娘おあいとの親子譚。感想も書かずにいたとは思わなかった。いまの私なら、西鶴も読むだろうに、これを読むまであまり興味もなくて、読了後、必ず読まなくちゃと思ったのを覚えている。作者の朝井さんは当然西鶴を愛読されているんだろうなあ。

    この小説、盲目の娘さんが語り手だから、気難しいのかと思ったら、そんな事は全然なくて。おあいちゃんのようすを見ていると、目が見えないなんて読んでるこちらが忘れてしまう。可憐で良く出来た、良い娘さんなのだ。暗さは、だから本当に感じない。西鶴の作品が何故人気を博したのか。どんな願いを込めて書かれたのか。江戸時代の文化構造まで見えてくるのが面白かった。江戸文学の入口にどうぞ。

  • (kindle unlimited利用)
    西鶴とその盲目の娘についてはマンガのもりもと崇『難波鉦異本』で知った。そちらはちょっとコメディタッチで弟子の団水含め印象的な脇役として描かれていた。こちらは盲目の娘「おあい」の眼から見た西鶴の姿が描かれている。ややシリアス的ではあるが作品が書かれるまでの葛藤などがさもありなんと思わせる筆致。印象的な歌舞伎役者辰彌なども配し読ませる。ただ、ある程度長い時間が描かれるため時々時間が飛ぶのがちょっと読みにくい。それと最後の締めのところで「除夜の鐘が鳴り響いた途端」と書かれるのでガクッとくる。除夜の鐘が一般的になったのは昭和初期のラジオ放送がきっかけとのことをつい最近知ったばかりなので。江戸期にも禅宗寺院などで突いたこともあったようだがそれほど一般的なものではなかったようだ。(時代小説を書かれる方は要注意かな)

  • 井原西鶴の娘
    盲目のおあいを主人公に置いた小説

    西鶴の苦悩、おあいの人生
    書くことの喜びと苦しさを描いた習作。

  • 西鶴のこともましてその娘のことも全く知らないままで一気に読み進めた。この時代に後天的に視覚障害となった女性ができることをとうとつとこなしながら生きる姿が鮮やかに描かれている。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『朝星夜星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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