スプートニクの恋人 (講談社文庫) [Kindle]

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レビュー : 12
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感想・レビュー・書評

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  • 自分、村上春樹さんの文章が好きだと気付きました。

    普通の主人公(普通とはいっても皆何かしら変わったとこありますよね)の日常のなかで、何かが始まって何もわからないまま何かが変わって終わるという、それだけの小説。
    違和感なくスラスラ読めて、ちょっと不思議な雰囲気なのですが安心できる、私にはぴったりくる内容でしたー

  • 自分自信を遠くから見つめる気分ってどんな感じなんだろうと想像してみた。ノルウェイの森とは違って、体の関係なしで愛が育まれている。

  • 愛がテーマ。
    大事な人がいきなりいなくなる。
    自分だったらどうゆう想いになるのだろう。
    村上春樹らしくどうなったのかを読者に想像させる終わりかた。、

  • 女性キャラが魅力的に感じた。
    幻想なのか夢なのか潜在意識の世界なのか。
    不思議な雰囲気がとても好み。

  • 今まで読んだ村上春樹の作品とは少し趣が違った作品のように感じた。
    主人公とすみれとの関係は身体の繋がりではなく、精神的な繋がりであり、こんな男女関係もいいもんだなって思い羨ましくもあった。

  • すみれが、かえってきた!今回のぼくはアイスティーが好き。

    2018.11.11

  • 不思議な恋愛の三角関係があって、ミュウと、おそらくすみれも「あちら側」に行ってしまって。どれほど近づきたく知りたくても知れない世界が人にはある。東京と、イタリアと、ギリシャの小さな島を舞台にした、徹底的に孤独をテーマにした作品。
    「ああ、こういう風に寂しくなって、人とのつながりを求めることって、あるんだよな」と思えて、すっきりするストーリーじゃないんだけど、読んでいい気分になりました。旅行中に読んだのがよかったのかも。
    下のフレーズが秀逸でした。
    ”どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないのだろう、ぼくはそう思った。どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?”

  • 自分をリセットしたくて。

    そういう時に、なんか、いいんですよね。

    最近、恋人ができました。久しぶりにできました。

    でも、一人が長すぎたからか、前の恋人とは週末しか会っていなかったからか、前の恋人のことが好きすぎたからか、

    なんか違和感をぬぐえないまま、2か月が過ぎました。


    やったー、恋人ができたー、とか、そういう浮かれた気持ちが、あんまり湧き上がってこないんですよ。わたし、恋人のことが好きなんだろうか。


    正直まだわからないんです。わたし、恋人がいたことはあるのですが、友達から、徐々に距離を詰めていって、恋人になっていったことが多いので、そうじゃないパターンだと、戸惑うんですよ。

    もう、誰かを好きになることなんて、ないんじゃないかと思っていて、それくらい前の恋人のことが好きで、別れてから何年も、「好きだった」と、過去形になってくれなくて、最近ようやく、そう言えるようになった。それまでは、その言葉を発しようとするだけで、涙が出てきていた。


    わたしは、もう、それで十分だと思った。
    もうきっと、一生分愛してもらえたんだと、思った。
    だから、これ以上なんて、望めないやと思った。

    でも、たまたま私をどうやら好いてくれる人が現れた。
    ゆっくり距離を詰めてゆけたらよかったんだけど、ぐいっと来られまして、

    とはいえ、もう一生分愛してもらったんだと思っていたところになお、「好きです」ということを言ってくれる人が現れた。


    人生のボーナスだと思った。
    だから、好いてくれるならば、これから人を好く努力をしてみようと思った。今その途中。

    良いところも悪いところも日々発見の連発で、
    いつもだったら、そういうのを消化したうえで人と関係を結んでいくのだろうけれど、今回は消化しながらというスタンスなので、なかなかなじめずにいる。

    好きになることが、できないかもしれない。そう思いながら人と関係を紡いでいくのは、いいことなのかどうか、よくわからない。悪いことだとしたら、申し訳ないと思う。でも、努力してみるということは、嫌いではないことが前提としてあるわけで、その努力が、少しずつでも伝われば、いいなあ、と思う。


    そんななか、心のバランスをとるかのように手にしたこの本。何度も読み直してしまう。

    正直、村上さんの作品の中で、そこまで好きなわけじゃないな、と思ったのは確かなんだけれど、それでも何度も目を通してしまう。


    特に観覧車のところが好きで。
    いったいどこでそうなったのかを、注意深く読んでいくのにハマります。

  • ぼくが問題を解決して、ミュウの半分がピアノを弾く「あちら側」に行ったすみれを取り戻す話。一方ミュウは自分がすみれの母親であることを隠し、半分側は戻っていないのだろう。ぼくが中途半端な気持ちですみれを待っていたら、行方不明のままだったかもしれない。

  • 20170426
    物語の視点が面白い。言葉の表現が面白い

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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