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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102512286
感想・レビュー・書評
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原作は、デヴィッド・エバーショフの筆による、『The Danish Girl』(2000年刊行/邦題『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』(※本作品の公開と同時に、『リリーのすべて』というタイトルで再出版されたようである。)
1926年のコペンハーゲンが舞台。肖像画家のゲルダは、風景画家である夫のアイナー・ヴェイナーと暮らしていた。
ある日、ゲルダのひょっとした思いつきから、夫アイナーは女装をして妻と華かな席に出席してみることに…
これが、想えばアイナーのなかで眠っていたい“女性・リリー・エルベ”を目覚めさせることになる***
妻であるゲルダは、夫として、また同じ画家としても心からアイナーを愛し敬っていたが、しだいしだいにアイナーの中で色濃く影を落としていくようになるリリーの存在を疎ましくさえ感じ始めるゲルダがそこには居た。
もう一緒に暮らすことは無理かもしれない。
アイナーも、そして何よりもゲルダが苦渋の選択として、アイナーの性転換手術を受けいれる姿は、見ているこちらも胸が傷んだ。
このような形で、《夫という存在が消滅してゆく》この悲しみと、言いようのない喪失感はどんなにつらく、計り知れないことだろうかと。
当時としては初めての男性器の切除手術を受けたアイナー。それが癒えた頃合いを見計らい、更なる女性になるために再度手術を受けたアイナーであったが***
アイナーが描いた絵と同じ風景の中を、長いフリンジのあしらわれたシルクのショールが、真の自由を得たかのようにうれしそうに天と地の空間を美しくいつまでも舞っているラストシーンが印象的。ゲルダの微笑みに救われる・・・
【補足】
第88回アカデミー賞助演女優賞に、本作でゲルダに扮したアリシア・ヴィキャンデルが受賞。
アイナー(リリー)に扮したエディ・レッドメインは、同賞 主演男優賞にノミネートされるも受賞はならず。
しかしながら、彼のもつ独特の線の細さ、か弱さ、清楚(清廉)な美しさは本作品で際立っており、アイナー(男性)とリリー(女性)が彼のなかで対峙するときの心の葛藤の表情は、実に見事である。
“Gender Identity Disorder, GID(性同一性障害)”について、本編2時間を真摯にゲルダとともに向き合えている自分が居た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【2024.06】
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ウォッチリストに入れていたものをやっと。
あたりまえに自分でいられることはなんて当たり前に幸せなことなのだろう。デンマークの景色がアイナーの心象風景に感じられた。ゲルダがよかった。 -
割と最近ミッドナイトスワンを見ていたので、重なる部分が多かったです。
どちらも、手術の危険性に触れており、こういった作品以外ではなかなか知らなかったことだと思います。
単純に映画としても良作でした。
大人の余韻が心地よくもあり、切なくもあり。
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