クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書) [Kindle]

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (162ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 部下を精神的に追い詰めるクラッシャー上司が、どのような考えで事を起こすのか、についての分析が書かれていて参考になりました。クラッシャー上司の対策もあり、いろいろ考えさせられる一冊です。

  • 筆者の経験談として紹介されていた中で、人を潰して出世することを、さも当然のこととのたまう人間がいるということに驚いた。人のことにそこまで鈍感になれるというのは、さぞや幸せなことだろうと思ったが、だいたいそういう人は、自分の痛みには人一倍敏感だったりしそうだ。腹立たしい。

    残念ながら今の社会にそういう人はいるし、日本の社会のシステムとしてそういう人が駆逐されにく状況となっている。変化の激しいこの時代にどこまで生き残るかは不明だが、いつかの未来より、いま目の前にいるモンスターからの猛攻を耐えしのばなければならない。
    自分のメンタルの状態に気を配り、いつものと違う感じかたをしたら、それが続いたら危険かもしれないと気づくこと、日々のメンテナンスを疎かにしないこと。
    気づこうとしなければ、見えない、気がつかないことは存外多いものです。モンスターに出会った時の参考としてオススメです。

  • クラッシャー上司には近づかないか他人事として考えたいが、しょうがない赤ん坊だなと考えてはみるが、なぜか罪悪感に駆られる。

    純粋に仕事をしたいし、考えたいのに、
    クラッシャー上司の対処をしなければならないなんて、面倒くさいの一言である。
    純粋に仕事をしたい気持ちを阻害するのがクラッシャー上司なわけだけど、そんなところに自分の活躍の場はないし、自分の力を発揮できるのは何年先なのだろう、それまでに実力はつくのだろうかと考えると全くもって時間の無駄だである。

    クラッシャーが環境によって育まれるのであれば、
    他人同士が集まる会社の中でその性格が発揮されるなんて、迷惑千万だ。

  • 「部下を精神的に潰しながら、どんどん出世していく人」のことをクラッシャー上司として定義。
    具体的に事例を紹介しながら説明しているため非常に分かりやすい。色んなタイプのクラッシャー上司がいるが、残念ながはどの上司も仕事は優秀なので会社としては必要とされることが多い。
    読んでいると、この仕打ちはひどいなぁと思う事例もあるが、昔であれば「モーレツ社員」や「24時間働けますか?」などと賞賛されてきた働きぶりなのだろう。
    日本の会社のあり方はメンバーシップ型が多いため、自分を犠牲にしても「会社のために」と頑張るのが美徳される考え方がこびりついている。会社がいきなり変わることは無いので、自分の身は自分で守るしか無い。
    本書を読んでクラッシャーからの身の守り方を日頃から考えておかないとなぁと思った。

    働き方について考える契機となる良書。あっという間に読める。

  • 平気で部下を追い詰めるクラッシャー上司を生まないために、組織はCSRとコンプライアンスを重視した経営を行う必要がある。実現のためには全社員が真の意味での教養が求められ、利益追求のための合理的論理的思考だけでなく、情緒的思考を取り入れ共感性を働かせていかねばならない。

    会社や組織は、GRR(generalized resistance resources。ストレスに対抗するためのリソース)をきちんと整備する必要がある。例えば経営理念、最適化されたチーム編成、潤沢な予算、充実した福利厚生、顧客の支持。つまりステークホルダーと良好な関係を保ちながら社会的責任を取って(CSR)、経営・仕事をすることがクラッシャー上司の存在を許さない公正な社風をもたらす。

    ストレス状況を乗り切る心の資質としてSOC(sense of coherence)がある。有意味感(情緒的余裕)、全体把握感(認知の柔軟性)、経験的処理可能感(情緒的共感処理)の3つが備わっている人はSOCが高く、レジリエンス(自己治癒力)が高い。つまり強靱な精神力の持ち主といえる。ただし、レジリエンスは暴走する(悪いように使われる)こともあるため、コンプライアンスが機能する体制づくりが不可欠になる。

  • すら尊師がツイートしてたんで、僕も読むかと。歩んできた後が死屍累々になる上司はどこにもいるんですねえ。僕は「磨けば光るが磨かせない」がモットーなので、全力で回避してきましたが。

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著者プロフィール

医学博士、筑波大学医学医療系教授

「2017年 『クラッシャー上司』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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