99%の会社はいらない (ベスト新書) [Kindle]

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  • ベストセラーズ
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感想・レビュー・書評

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  • 会社に代わる組織のカタチと、新しい働き方を提言した著書。良書でした。

    第3章 だから「遊び」を仕事にすればいい では、好きなことを武器にして、「マイナー&高収入」を目指せとしている。
    なかでも、「起業や上場を目的としているのは、最初からメジャーを目指しているのと変わらない。」「起業というのは好きなことを仕事にするためのツールであり、その仕事を大きくするためのツールが上場だ。やりたくもないことで起業して、上場させるのがいいなんて僕はこれっぽっちも思っていない。」という部分が一番心に残りました。

  • ①テキストは動画と違い、時間に縛られない。又コンテンツを効率よく吸収できる。ライブ感を共有するには動画が適していても、「情報を共有する」のが目的なら、テキストを選んだ方が合理的である。

    ② お金がなくても生きていける時代が到来しつつある。ロボットが社会全体の富を自動的につくり出すようになると、生活コストが下がるだけでなく、単純作業が減り、人間にしかできない仕事の割合が高まっていく。すると、人間は空いた時間で好きなことができるようになる。

    ③ 今後は「遊び」や熱中できることが仕事になる
    仕事は娯楽であり、趣味であり、エンターテインメントであるべきだ。遊びを突き詰めることは、面白いこととの出会いを増やすことにつながる。本当に好きな仕事なら、生き生きと働けるし、その中で他人との差別化を図ればよい。とりわけニッチな分野であれば、競合が少ないので差別化しやすい。得意分野で小さな実績を積み上げることで自信が生まれ、新たな挑戦のチャンスをつかみやすくなる。このように、仕事を最大の娯楽ととらえて行動する人生こそ、幸せな人生である。

    ④ 遊びが仕事になる時代で注目を浴びるのはエンターテインメント業界だ。エンターテインメント業界のビジネスモデルは、「メジャー&高収入」の超有名人型、「マイナー&高収入」のネット著名人型、「メジャー&低収入」の売れない芸人型、そして「マイナー&低収入」の一般ブロガー型がある。これまではメジャーなジャンルを選ぶことが高収入の道だったが、今後はマイナーな世界で影響力を高め、「マイナー&高収入」を目指すと良い。
    メジャーになれる人はほんの一握りであり、ポジションを維持するのも大変である一方、マイナーな分野では高い自由度を享受できる。

    ネットではある分野に特化した情報源がニッチな人気を得ることが多い。面白いコンテンツを配信して人気になれば、ある程度の収入が得られる。又熱狂的なファンがいれば、マイナーなポジションで高収入をめざせる。
    ニッチで狭い範囲の顧客が相手なら、反対勢力からの批判や面倒なしがらみが少ないというメリットもある。
    ネットによって世界を相手にできるため、ニッチ市場を攻めるだけで、かなり大きな市場規模となる。

    このように、マイナーの世界で成功している人のやり方をベンチマークしつつも、まだ誰もやっていないアイデアを取り入れれば、うまくいく確率が高まるはずだ。

    ⑥ どうしても達成したい目標を見つけたら、さまざまな場所でビジョンを語り、賛同して協力してくれる人を見つけなければならない。だからこそ人間関係がますます大事になり、人が話しかけたくなるような知識やスキルを身につける必要がある。自分のスキルを必要としてくれる人と出会ったら、その人とのつながりを大事にしていけば、おのずと面白いチャンスが舞い込んできやすくなる。

  • かつ忙しくて毎日がしんどいサラリーマンにこそ読んでほしい本。

    他人の時間で忙しくて辛い人生から、自分の時間で忙しくて楽しい人生へ。

  • ふむ

  • 「1%しか必要な会社ってないの!?」
    「自分の会社は必要とされる会社なんだろうか、、」
    と思われた方は少なくないと思います。

    僕も新しく始める仕事が99%に入るのではないか、
    とタイトルに煽られて手に取りました。
    (数字は極端な例えだとは思いましたが、、、)

    99%と言えるくらい会社が必要でないと言える根拠は何なのか、ぜひ本書を手に取っていただきたいです。

    ・評価☆☆☆
    読者をバッサリ切る堀江節は健在で読みやすく面白い一冊ですが、
    現状に不満を抱える方にはかえって
    動き出せない自分のもどかしさを感じることになるかもしれません。

    堀江さんの言っていることは確かに納得できるけど、
    今の自分の立場からは想像できない方も多いと思います。

    ですが様々な情報を持って先を見据えながら、
    誰よりも今を楽しく生きることを説いている
    筆者からのメッセージに心躍るところもあるのではないでしょうか。

  • ホリエモンは正しいことをズバズバ言うから嫌われたりしているけど、結局言っている事は正しいことが多いなぁ、と感じる。
    AI・IoTの進化によって、「仕事を奪われる」と思うのか?
    「労働から解放される」と思うのか?
    色々と未来を想像すると、どうせ仕事が無くなって、働く必要がないのだから、ほとんどの会社はいらなくなる。
    だからこそ好きな事をやった方がいい。
    ウジウジしてないで行動しろってこと。
    ジョブズと同じこと言っている。
    変に賢くならずに、バカになって、好きなことに熱中してみろ、と。
    うーん、正しいなぁ。
    最近自分でも感じていることを、改めてホリエモンが代弁してくれた感じ。
    とにかく実行、実行!動かないと始まらない。
    どうせ世界はドンドン変わっていく。
    そんな世の中で楽しんでいかないとね。
    さて、ウチの社員はどうする?
    何をして生きていく?
    そろそろ自分自身を変えていかないと、生き残れないぞ!
    (2016/9/19)

  • オンラインサロンの宣伝と誘導

  • 会社に属しているあらゆる人に向けたメッセージがまとめられた本。
    堀江さんの主張はいつも一貫して、楽しいと思うことを全力でやる、とにかく行動することから始めるということだが、この本にもその考えをベースに「仕事」に向き合う姿勢、そもそもの「仕事のあり方」について書かれていて、自分も引き続き着実に行動していかねばという気持ちにさせられた。

  • 10年後にこの仕事はどうなっているんだろう、という視点を具体的に考えるタイミングに読んだ。まさに会社という組織のあり方に疑問を持ち。大企業だからできることは確かにあるけれど、今の社会で社員が小規模でもできること、起こせるインパクトの幅は、NPOで働いた経験から、確実に大きくなっていると実感している。

    本に出てくる身の回りの最適化や会社ではない新しい組織のカタチは、確かにと納得できる部分が多い。個人的に今は何かを生み出すことや合理化から少し離れようとしているため、即実践にはならないけれど。

    そのエネルギーの使い道が別にできるのだから、人間しかできない仕事がなくなる時代が来ることをプラスに捉え、楽しく自分の時間を生きるべく、人生設計を進めようと思う。

    メモ。「電話は時間泥棒」本当にそう思う。仕事で文字で間に合うことは文字で送ってくれと。あと、携帯の伝言メモの文字化も賛成。

    メモ。「本当にこれは自分に向いていることなのか?と勝手に悩んでしまうことがある」確かに確かに、周りを見ていても。但しこれは、踏み出してみないとわからないもの。

  • いつものホリエモン節です。彼が以前から口酸っぱく言っていることを、改めて語っている本です。メディアに登場することも多くなり、堀江氏の考え方というものが支持され始めていますが、まだまだ彼の考えを理解できないという方もいるでしょう。彼が全て正解という訳ではないかもしれませんが、彼の考え方を学んでおくことは、きっとこれからの生き方のプラスになるはずです。

    「行動するのは実は簡単である。バカになればいいのだ。」
    この本を読んだ人なら、バカの意味が分かるはずです。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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