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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (122ページ)
感想・レビュー・書評
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この方は作家として結果を残せたからいいもののそうでなかったらこんな事を言えないだろう。
そもそも、言い方は悪いが親のスネかじって引きこもりでずっと生活していた人が、社畜やブラック企業勤務で心身疲労困憊している人たちに「逃げてもいい、逃げよ」と言ったところでその言葉を受け入れるのは少し複雑だ。そもそもそういう環境下にいないからこそ奴隷にならざるをえないわけで。
ただ言っていることは理にかなっているしサッと読めるので学びにはなる。 -
「共喰い」で芥川賞を受賞した筆者による、
生き方の提案の書。
組織に縛られて雁字搦めになっていると感じる方には、発見があるかと思う。
ただ、
孤独に、ここまで耐えられるかどうかは人を選ぶかもしれない。 -
田中慎弥氏の小説は読んだことがないのだが、kindle版がセールだったのでさくっと読了。新書だし、観念論だし、内容そのものはphaさんとか栗原康さんのような半世捨て人の人々と同じような主張なので、とくにこれといって目を見開かされるようなことは書かれていなかった。もちろん、ご本人の体験から会得した哲学であるのは間違いがないと思うのだが、やはり残念なのは構成とか執筆の部分でライターを使っているので、文章としてのおもしろさに欠けているところ。結局、ふつーの文章で、精彩を欠いていた。