「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書) [Kindle]

  • NHK出版 (2011年2月10日発売)
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (221ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・こころは脳にあるという前提のもと、脳や遺伝子自体の解説からその関係、ノックアウトマウスを用いた研究の方法、ゲノムビジネスの将来や求められる社会的対応について言及。わかりやすい入門書。「心を生み出す遺伝子」同様、2010年前後の出版で、同時期に関心が寄せられたテーマであることがわかる。その後の10年の進化を確認しておく必要あり。また、ゲノムではなく、この発現に影響を与えるエピゲノムの研究もあわせて確認しておく必要あり。
    ・基礎ファクト
     #脳の神経細胞は千数百億個。一つの神経細胞が持つシナプスは数百から数千→脳全体では1000兆個のシナプス。
     #ゲノムは自分の中で一生変わらない。
     #生き物にあるアミノ酸は20種、これが結合したタンパク質はヒトの体の中に10万種以上。タンパク質の作成指令をする暗号が遺伝子。
     #遺伝子がタンパク質をコードしタンパク質が作られ、特定のはたらきをすることが「発現」(広義)。遺伝情報からタンパク質をつくる過程でmRNAがでてくると「発現」(狭義)
     #遺伝子はDNA上に書かれている。らせん構造のDNA上でAとT、GとCが結合。このはしご(塩基対)が30億個で、うち2万数千が遺伝子(それ以外はジャンクDNA)。
     #2mのDNAがヒストン(芯)に巻き付き、たたまれ染色体となり、これが46本(22組44本の常染色体と2本の性染色体)に分散して格納。この核を有す細胞が60兆個。
    ・遺伝子が(脳を、脳が)心を生む という“確信”:マウス遺伝子の8割以上が脳で発現
    ・神経の可塑性に関与するカルシニューリンの欠損マウスは極めて選択的に顕著な作業記憶の障害を示す
    ・CREB1がストレス耐性に影響、rs36050とrs363039が知能に影響

全1件中 1 - 1件を表示

宮川剛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×