Silent (English Edition) [Kindle]

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  • 著者:米国人 舞台:欧州 時代:1914年~ 視点:複数
    WW1、ミステリー、謎かけ、緘黙、男装、戦場、誘拐、恋愛

    今は亡きインド人の母親とイギリス人兵士の父親との間に生まれた少女Adi。
    異母弟である双子の兄弟を連れて母国インドから祖母の住むイタリアに送られた彼女は、到着直前にその祖母が亡くなった事を知る。
    15歳にして酒屋の接客をしながら一人で兄弟の面倒を見ていたAdiは、ひょんな事から酒屋に現れた謎の男性客の恨みを買ってしまう。

    Coalは自らの計画をふいにした少女に対して怒りを感じていた。
    深夜に少女の自宅に訪れた彼は、彼女の双子の弟を誘拐する。
    そして少女に対し、双子を返す条件として、四年という制限時間内にある謎かけを解くよう言い渡す。その間誰とも喋らず、文字を書いてもいけないというルールをつけて。

    路上で途方に暮れていたAdiは、酔っぱらいの青年と出会い頭に衝突する。Georgeと名乗る青年は、ジェスチャー混じりで状況を説明する彼女に同情し、双子を捜し出す手助けを申し出る。
    ところがGeorgeが実は王族の一人であることが判明し、それに続いて、オーストリアの皇太子夫妻が暗殺されるという大事件が起こる。


    “数奇な運命”という言葉があちらこちらで浮かぶ。
    視点が一所に長く留まらない構成でありながら読みづらさはない。展開もスムーズでページをめくる手が捗る。登場人物も丁度いい数で、それぞれが興味深い人物像で関連性を持って描かれているので無駄を感じない。
    映像化したら絵になりそうな、戦場や戦闘での手に汗握る場面、主にCoalが関わる幻想的な場面、象徴的で印象深い場面もたくさんある。

    ミステリーありサスペンスありファンタジーあり冒険ありアクションあり、感動もあり、王道のロマンスもあり。
    ヤングアダルトというより児童文学に近くて新鮮な感覚。なかなか面白かった。

    第二次世界対戦版も書くなら読んでみたいかも。

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