「革命」再考　資本主義後の世界を想う (角川新書) [Kindle]

著者 : 的場昭弘

• KADOKAWA (2017年2月10日発売)

感想・レビュー・書評

[nomitomo13さんの感想 · 2021年9月18日]

民主主義が危機的状況にある今こそ、「革命」とは何かを改めて考察した本。

フランス革命やパリ・コミューン、ロシア革命といった主な革命を通して、革命とは何かについて論じています。

世界が揺れ動いている現在、改めて革命について考えることが必要かもしれません。

著者プロフィール

的場昭弘（まとば・あきひろ）1952年宮崎県生まれ。マルクス学研究者。1984年、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。一橋大学社会科学古典資料センター助手、東京造形大学助教授を経て現在、神奈川大学教授。マルクス学の提唱者。マルクスの時代を再現し、マルクス理論の真の意味を問い続ける。原資料を使って書いた作品『トリーアの社会史』（未來社、1986年）、『パリの中のマルクス』（御茶の水書房、1995年）、『フランスの中のドイツ人』（御茶の水書房、1995年）をはじめとして、研究書から啓蒙書などさまざまな書物がある。本書には、著者による現在までのマルクス学の成果がすべて込められている。

「2018年 『新装版 新訳 共産党宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」