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- / ISBN・EAN: 4988013263895
感想・レビュー・書評
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ユダヤ人にとっては旧約聖書が今に息づいていて「目には目を」はリアルな規範なのに驚きます。ナチを憎むユダヤのエネルギーは衰えませんね。ただ、この脚本は技巧的に感じました。ピアノ演奏を嗜む主人公が名作曲家として挙げた3人。メンデルスゾーンは知っていますが、マイアベーア、モシュコフスキーは知りません。この機会に聴いてみたいです。
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この映画を半分ほど見て、すでにこの映画を見終えていた妹に「多分この先こうなるでしょ」と聞いてみると、妹はこれ以上ないくらい微妙な顔を浮かべ「うーん?」と首をかしげました。
おそらく小説・映画に慣れている人なら、ある程度結末は想像がつくと思います。でもそれは、この映画の価値を下げることにはなりません。妹に「先が分かってて楽しい?」という風に聞かれて、僕はこう答えました。といっても、これは宮部みゆきさんの受け売りなのですが。
物語には「そこでこう来るか!」というものと「やっぱりこう来たか」という楽しみ方がある、と。
かつてアウシュヴィッツに所属していたドイツ兵を探す主人公。クライマックスにとある真相が明かされ、主人公はある選択をします。その痛切さは、意外な展開に驚いた人はもちろん、結末を予想していた人の心にもくさびを打ち込みます。逆に結末を読めていたからこそ、より純粋に主人公の選択の痛切さが心に響いたようにも思います。
忘れなければ、先に進めないこともある。でも、完全に忘れ去ることが許されないこともある。直接的に戦争を描いていない映画ですが、だからこそもはや記憶にしか残っていない戦争の業の深さを感じる映画だったように思います。 -
認知症の主人公の復讐サスペンス。
脚本が良く練られており、サスペンスとしてもドラマとしても極上。
いわゆる‘まだらボケ’をうまく使っている。
歳を重ねた者の悲哀が痛いほどつたわってくる。
アトム・エゴヤンはやっぱり好きだ。-
5552さんこんばんは♪
昨日は私の本棚にコメントをありがとうございました。
とっても嬉しかったです♪
なので私もこちらに~。^^
...5552さんこんばんは♪
昨日は私の本棚にコメントをありがとうございました。
とっても嬉しかったです♪
なので私もこちらに~。^^
この映画は劇場に観に行きました♪
クリストファー・プラマーが主演だったことと
意外などんでん返しという予告にそそられて。^^
クリストファー・プラマーさんの演技に感服でした。
お幾つでいらっしゃるんでしょうね..。90歳近いのではないかと思うのですが。
5552さんは映画をたくさん観ていらっしゃいますね!
私も洋画は好きで月1位の割で劇場に観に行くんですが
語れるほど詳しくなくて....すぐに忘れちゃうんです。(^^ゞ
5552さんの観られた映画のレビュー楽しく拝読させて頂いてます。
これからもよろしくお願いいたします~♪^^2017/12/28 -
yumiieさん、こんばんは。
『象牙色のクローゼット』のお返しコメントだけではなく、こちらにもコメントつけていただけるとは!嬉しいで...yumiieさん、こんばんは。
『象牙色のクローゼット』のお返しコメントだけではなく、こちらにもコメントつけていただけるとは!嬉しいです。
そしていらっしゃいませ♪
こちらの映画は本当に良かったです。
最後のどんでん返しも驚きと哀しみが伝わってきました。
この映画みたいなシニアが主人公の映画って、最近増えてきてますよね。
高齢化なんだなあ、と思います。
今まで役が限られていたシニア俳優さんの活躍の場が増えるのはいいことですけど。
私も映画観たら結構忘れちゃうタイプで、観たらすぐにブクログに書いちゃいます(^^;
感想をアウトプットすると忘れにくいって聞いたような...。
これからもよろしくお願いします♪2017/12/28
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95分弱の作品ですが、最初から最後まで緊張しました。ベースは90歳の痴呆老人のロードムービーと言って良いのですが、内容が重いです。鑑賞後の胸のつかえが、しばらく取れません。「ん〜」と唸りました。
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心にズシンと響く映画。
平和ボケしている私たちは、観るべき作品だと思う。
そして、現代の戦争時代を生きてきた人たちの、実際でもあるのかなと思った。
彼らが居なくなった世界で、また歴史が繰り返しませんように。
彼らの痛みを、彼らの傷を、死ぬまで忘れられないものが、もう、二度と起きませんように。 -
[内容解説] (Amazonより)
70年前、家族を殺したナチスを探せ。
容疑者は4人。手掛かりは1通の手紙のみ。
目覚める度に失われる記憶をたぐり寄せつつ進行する復讐の旅は、やがて予想だにしない驚愕の結末へ…
すべての謎が解き明かされるとき、あなたの見ていた世界は一転する。
<STORY>
最愛の妻ルースが死んだ。
だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程、もの忘れがひどくなった。
ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。
「覚えているか?ルース亡きあと誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」
2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、70年前に大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。
そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー"。
容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙と、かすかな記憶だけを頼りに旅立つ。
だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった―
認知症の老人が家族を殺したナチスに復讐するための旅に出る話なのかと思い観ていたので 結末には驚かされました。
観終わってよく考えてみると 同じ施設の友人だとばかり思っていたマックスの復讐への執念がとても強いことに改めて驚きました。
結局は自分の復讐を手を汚さずに終えたわけですから...
義父が認知症で施設で暮らしていますが 記憶が無くなっていくというのがどういうことなのか 今の自分には想像しづらく いつか当事者になったとしてもその時の自分にも理解など出来てはいないのではないかと思っています。
人間は都合よく物事を忘れ 都合よく憎しみをいつまでも忘れない生き物なんじゃないのかなぁ... -
認知症が進行し始めているアウシュビッツに収容された記憶がある主人公のクリストファー・プラマー,の演技が秀逸だった。
サスペンスの中に考えさせられる歴史的認識と悲しい過去が描かれている。しかし、その中でも観ていると違和感を感じることが度々あり、それが最後の結末のヒントになっていたことが観終わった後に理解することが出来た。それにしてもあの終わり方は家族にとっても衝撃だったと思う。
ストーリー展開も内容も大変面白かった。オススメの一本。