- Amazon.co.jp ・電子書籍 (369ページ)
感想・レビュー・書評
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ネオ高等遊民氏のYoutubeから。
後半が難解で、もう一度読む必要がある。
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筑摩書房HPより
知的創造は形式的な模倣ではなく、その根本まで突き詰めることで初めて可能になる―。そんな明快な観点に立ち、一世を風靡した名テキストが遂に復活!まずは、計画の立て方、発想法、モチベーション管理といった知的生産に欠かせない土壌づくりからスタート。そのうえで、実際的な文章の書き方、読み方から批判的思考の秘訣にまで踏み込んでいく。さらに、付録としてフロイトやボルヘスなど偉大な先達が用いた手法をまとめ、自分なりの思考法を磨けるように構成した。文庫化に際しては、定評ある旧版の内容をさらに精選し、新たにコラムも増補。知的生産のすべてをこの一冊に!
この本の目次
準備編 知的生産・知的創造に必要な基礎テクニック8章(志をたてる―立志術
人生を設計する―青春病克服術
ヤル気を養う―ヤル気術
愉快にやる―気分管理術
問いかける―発問・発想トレーニング法
自分を知る―基礎知力測定法
友を選ぶ・師を選ぶ―知的交流術
知的空間をもつ―知の空間術)
実践編 読み・考え・書くための技術11章(論文を書く―知的生産過程のモデル
あつめる―蒐集術
さがす・しらべる―探索術
分類する・名づける―知的パッケージ術
分ける・関係づける―分析術
読む―読書術
書く―執筆術
考える―思考の空間術
推理する―知的生産のための思考術
疑う―科学批判の思考術
直観する―思想術
さまざまな巨匠たちの思考術・思想術―発想法カタログ)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096869/ -
P.2020/1/7
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著者は在野?の思想家。
もともとは1980年!に「別冊宝島」として刊行されたものらしい。
40年近くにわたり読み継がれてきて、2015年に再編集した文庫版として再刊行された。
それを電子書籍で読むというのも趣深いものがある。
「知的トレーニング」とあるが、「独学」の指南書というか、自身を知的に鍛えるための心構えから実践的な方法論まで、幅広く語られている。
方法論と言っても、書かれた時代からして当然すべてアナログな手法である。
インターネットとパソコン・スマホによって情報探索・整理の手法が根底から変わってしまっていることについては、著者自身「文庫版あとがき」で触れている。
かといって古臭いかというとそんなことは無くって、現在でも学べるところは少なからずある。
何より、アウトプット志向が徹底している。
問い、分析し、考え、そして書くことでアウトプットする。
以下、学びとしたいところをメモ。
まずは発問。
問いは知的好奇心から生まれる。
知的好奇心は、知の空白部分から出てくる。
そのために、自分の知的マップが必要だ。
発問・発想を鍛えるには。
問いを分割して考察すること。
逆の問いを発すること。
街中で目に入ったデザインに対して「自分ならこうする」と考えてみる。
話している相手に自分を置き換えて、相手はこう言うだろうと予想してみる。
分析する。
分析とは見えない関係を見つけようとすること。
そのために、まず分解する。
文章を書く。
そのポイントは、文章は線である、ということを肝に銘じておくこと。
構想は、頭のなかで立体模型のかたちをなしていてもよいし、紙の上に図示されていてもよい。
けれども文章は、線型にしか進まない(言語の線条性)。
同時刻におきた事件を書く場合でも、文章ではどちらかを先に並べるしかない。
つまり、順序に並べる ─ ─ 「目次 」のかたちに変えるということが構成力トレーニングの眼目となる。
→これはブログの文章なんかを書いていると痛感する(最近はめったに書いていないが…)
おまけのTIPS。
普段から意欲を最高度の状態、やる気じゅうぶんの状態に保っておくためには、自分が興味のある分野で一流の仕事をなした人の伝記を読むことをすすめたい。 -
感想はこちらに書きました。
https://www.yoiyoru.org/entry/2018/11/28/005117