- Amazon.co.jp ・電子書籍 (259ページ)
感想・レビュー・書評
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えらく重くて驚く…つらい。
けどものすごい幸せも伝わってくる。
むき出しのやりとり、互いを思う心と激昂。
震災のこともあった。
ボビーとの関係性、病気や投薬との付き合い方、いろんなことを思う。
ほんとよく描いてくれたなぁという気持ち。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
統合失調症の漫画家卯月妙子さんと、そのパートナーのボビーさんとの生活を描いた実録エッセイ漫画。
症状は悪化と寛解の繰り返しで、ボビーさんとの仲も喧嘩と仲直りを延々と繰り返していて、平穏無事な日常は短そう。ハッピーエンドも無い。でもその試行錯誤や、葛藤の中で生じる2人の感情に心を打たれる。
ボビーさんは風呂に2~4時間ほど入るらしく、ユニットバスなのに卯月さんがお腹を壊して浴槽の隣で下痢便を排便してしまうシーンがある。そのときボビーさんは「クソか?いいぞ、しろ。クソぐらいでたまげんな。その水みたいなウンコ、出し切んのが体にいいんだ!」と言うんである。それを聞いて卯月さんが惚れ直すのである。自分もそんな人間になりたいと思った。
あと著者が幻覚で、事故死して腸が飛び出した若い男性と会話するシーンがあるのだけど、その男性が現実世界から消えていくシーンが、東京喰種というアニメの主題歌と重なるというので、You Tubeで聞いてみたんだが、なかなか心に響く内容で「おお!こんな楽しみ方があったのか!」と驚くとともに、特異な感性を持った方を少し羨ましく思いました。 -
最初は とんでもない境遇に
びっくりして どういうことなのか
必死になって読み解いていたのですが
だんだん どうでもよくなってくる・・・
ただただ 卯月さんがボビーさんが
これ以上苦しみませんように
そして 二人一緒に
できれば いちにのさーんで
あの世にいけますように