うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • うつ抜けしたい。でも気付いたら戻ってる。怖い。
    私は私が好き。そう毎朝念じてみたら、みたいな話しがあって、それは難しい(今は)けど、息子はわたしが好き、私は息子が好きと念じてみよう。

  • 鬱の戻りについて、参考になった。

  • 漫画家の田中圭一による、自身のほか複数名の成人による体験記を短編形式で漫画にしている(学生とかじゃない)。Kindleだとフルカラー。どのようにして彼らがうつになり、どのようにしてうつからヌケたか(緩和もしくは寛解したか)を描いている。体験談がベースなので、医学的に正しい治療法などが書いてあるというよりは、自分がうつになっていく際に感じていたことや、また抜け出るきっかけとなった出来事やその時の自分の感じていたこと、後から振り返ってわかったことなどが書かれている。読者として自分自身を振り返ったり、うつの中にいる人のことを想像したりするのに役に立つ。

  • 少し回復してから読んだので、あ〜こういうことあったな〜、とか思いながら読めた
    うつ真っ最中には読めないかも

  • 苦しみは主観であり、ことさら精神の苦しみに関しては「その痛み」や「症状」が理解されづらい風潮がある。

    色んな人が興味を持ちやすい形で提示することで社会と個人の間で発生する苦しみが少しでもなくなれば良いと思う。

    うつ病とそれを抜け出した人の当時と今の生活サイクルがわかるエッセイマンガ。

  • 私は海外で働き、勉強していますが、よく思うのが、
    なんで、日本人は、あんなに真面目に働いているのに、豊かさを享受できないんだろうということです。
    疲れ切った表情の方を見る度に、疑問を感じます。

    ここ十数年で、特に精神疾患者数の上昇の一途をたどっています。仕事には、完璧さを求められ、ある条件と環境の中に入ると、
    誰でも長時間労働をすることになります。また、今は残業規制が厳しく、長時間労働は、ご法度になっていますが、仕事量は、変わっていません。よって、効率を上げるないといけません。
    そのため、長時間精神を酷使することになるので、それが、長期的に続けば、いずれ潰れてしまいます。

    この本で登場してくる方の中にも、仕事が順調であったが、責任を背負い過ぎて、うつ病に突入なんて、
    例がたくさんあります。また、そうなってしまったら、どうするのかも、いろいろな例を交えて描かれています。

    ① 友人や知り合いが、君が必要だと言われて、うつトンネルを抜け出すことができた。
    ② 素直に、うつ病の状態を受け入れて、心療内科に行く
    ③ 自分の今の状態を積極的に話す。そして、他人を理解する余裕を持てるようにする
    ④ 過去のトラウマを受け入れる
    ⑤ すべてのプライドをすて、心を縛るものを開放するようにする
    ⑥ 気分が落ちた時は、「好きなこと」をやる。趣味に没頭するのもよし

    という感じです。
    やはり、うつ病に原因には、パターンがあって、その中でも、自分の能力を過剰に見積もって、
    処理できない責任をいつの間にか背負ってしまって、気付いた時には、うつ病を発症していることが多いように思います。

    非常に読みやすい本です。もし、今、辛い状況に陥っている人ならば、少し気持ちが上向くと思います。
    本当は、うつ病になる前に、今陥ってる状態を脱し、安全な場所に行きたい、しかしそれは、なかなか難しい。
    結果的には、うつ病になってみて、自分を平常に保つバランス感覚を身に着ける。

    うつ病の予防は、今、必須だと思います。中学校ぐらいから、カリュキュラムとして、組むのもいいと思います。そのために、この漫画は、非常に効果があると思います。

  • 2017/5/27読了。
    一応僕もうつヌケの経験者ということになるわけだが、何でうつになったのか、何でそこから帰ってこられたのか、実はよく分からない。両方とも、色々な要素が複合的に重なっていて、何かが決定打になったのではないような気がするのだ。
    本書はその様々な要素を割と広くカバーしているように思う。うつになる原因も、そこから抜け出す道筋も。思い当たることがいくつもあった。たぶんいま苦しんでいる人にも思い当たることが書かれているはずだ。
    だからといって、こうすれば必ず治るというふうに言えないのがうつの厄介なところなのだが、本人が思ってもいなかった事柄が複合的にうまく組み合わさって、ひょんなことから治ることもあるとは言える。本書はその事例集として読める。
    本書のエピソードや自分のケースを振り返って思うのは、うつは人生の病だなあ、ということ。もちろん神経伝達物質の病なんだけど、それが形になって現れるきっかけは、人や社会との関わりであることが多い。そこから救い出してくれるのも、多くの場合は人や社会だ(自分一人で這い上がれることはまずない)。人や社会との関わり方が時間と共に変わってゆくこと、それはつまり人生そのものと言ってよいと思うのだ。人が人生を生きる以上は常にそのリスクを誰もが抱えている病、そして人生を生きていれば常に治る希望を誰もが持てる病、それがうつだという気がする。

  • 双極性障害のことも書いてくれている。

    字が多いなぁ、とも思ったが、ずんずん読めた。

    最近、本当にやばいので、助かりました。

  • 鬱を抜けた人たちへのインタビュー。重くなりがちなテーマだが、手塚治虫タッチの絵とファンタジックなアレンジにより、気構えずに読める。宮内悠介「うつヌケの要点はいかに『健康的なナルシシズム』を取り戻すか」、ゆうきゆう「気分が落ちたとき、それは「人生の自習時間」なんだと考えて、自習時間にふさわしい『やるべきこと』を見つけておく」、一色信幸「うつは心の風邪なんてなまやさしいものではなく、心のガン」が印象に残った。内田樹が身体感覚に拘るのは、合気道を通じてうつを抜けた経緯があるからだったんですね。

  • 大丈夫、出口はある。

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著者プロフィール

1944-2018年。新潟県佐渡郡金井町生まれ。新潟大学人文学部経済学科卒業。高校教諭を経て、67年京都大学国内留学、88年筑波大学教授、94年群馬県立女子大学教授などを歴任。従来の、武士を中心とした「日本近世史」の史観に異議を唱え、当時の一般庶民である百姓こそが時代の主役であったという視点を、村々に残る史料をひもときながら主張しつづけた。著書に『佐渡金銀山の史的研究』(刀水書房、第9回角川源義賞)、『帳箱の中の江戸時代史』(刀水書房、新潟日報文化賞)、『日本の江戸時代』(刀水書房)ほか多数。

「2022年 『百姓の江戸時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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