うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち 【電子書籍限定 フルカラーバージョン】 (角川書店単行本) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 角川書店
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  • 2017/5/27読了。
    一応僕もうつヌケの経験者ということになるわけだが、何でうつになったのか、何でそこから帰ってこられたのか、実はよく分からない。両方とも、色々な要素が複合的に重なっていて、何かが決定打になったのではないような気がするのだ。
    本書はその様々な要素を割と広くカバーしているように思う。うつになる原因も、そこから抜け出す道筋も。思い当たることがいくつもあった。たぶんいま苦しんでいる人にも思い当たることが書かれているはずだ。
    だからといって、こうすれば必ず治るというふうに言えないのがうつの厄介なところなのだが、本人が思ってもいなかった事柄が複合的にうまく組み合わさって、ひょんなことから治ることもあるとは言える。本書はその事例集として読める。
    本書のエピソードや自分のケースを振り返って思うのは、うつは人生の病だなあ、ということ。もちろん神経伝達物質の病なんだけど、それが形になって現れるきっかけは、人や社会との関わりであることが多い。そこから救い出してくれるのも、多くの場合は人や社会だ(自分一人で這い上がれることはまずない)。人や社会との関わり方が時間と共に変わってゆくこと、それはつまり人生そのものと言ってよいと思うのだ。人が人生を生きる以上は常にそのリスクを誰もが抱えている病、そして人生を生きていれば常に治る希望を誰もが持てる病、それがうつだという気がする。

  • 苦しみは主観であり、ことさら精神の苦しみに関しては「その痛み」や「症状」が理解されづらい風潮がある。

    色んな人が興味を持ちやすい形で提示することで社会と個人の間で発生する苦しみが少しでもなくなれば良いと思う。

    うつ病とそれを抜け出した人の当時と今の生活サイクルがわかるエッセイマンガ。

  • 私は海外で働き、勉強していますが、よく思うのが、
    なんで、日本人は、あんなに真面目に働いているのに、豊かさを享受できないんだろうということです。
    疲れ切った表情の方を見る度に、疑問を感じます。

    ここ十数年で、特に精神疾患者数の上昇の一途をたどっています。仕事には、完璧さを求められ、ある条件と環境の中に入ると、
    誰でも長時間労働をすることになります。また、今は残業規制が厳しく、長時間労働は、ご法度になっていますが、仕事量は、変わっていません。よって、効率を上げるないといけません。
    そのため、長時間精神を酷使することになるので、それが、長期的に続けば、いずれ潰れてしまいます。

    この本で登場してくる方の中にも、仕事が順調であったが、責任を背負い過ぎて、うつ病に突入なんて、
    例がたくさんあります。また、そうなってしまったら、どうするのかも、いろいろな例を交えて描かれています。

    ① 友人や知り合いが、君が必要だと言われて、うつトンネルを抜け出すことができた。
    ② 素直に、うつ病の状態を受け入れて、心療内科に行く
    ③ 自分の今の状態を積極的に話す。そして、他人を理解する余裕を持てるようにする
    ④ 過去のトラウマを受け入れる
    ⑤ すべてのプライドをすて、心を縛るものを開放するようにする
    ⑥ 気分が落ちた時は、「好きなこと」をやる。趣味に没頭するのもよし

    という感じです。
    やはり、うつ病に原因には、パターンがあって、その中でも、自分の能力を過剰に見積もって、
    処理できない責任をいつの間にか背負ってしまって、気付いた時には、うつ病を発症していることが多いように思います。

    非常に読みやすい本です。もし、今、辛い状況に陥っている人ならば、少し気持ちが上向くと思います。
    本当は、うつ病になる前に、今陥ってる状態を脱し、安全な場所に行きたい、しかしそれは、なかなか難しい。
    結果的には、うつ病になってみて、自分を平常に保つバランス感覚を身に着ける。

    うつ病の予防は、今、必須だと思います。中学校ぐらいから、カリュキュラムとして、組むのもいいと思います。そのために、この漫画は、非常に効果があると思います。

  • 双極性障害のことも書いてくれている。

    字が多いなぁ、とも思ったが、ずんずん読めた。

    最近、本当にやばいので、助かりました。

  • ロマンティックな感じであんまりこない

  •  「うつのトンネルをヌケた人たち」の体験談集。
     ちょっと物足りなさも感じたが、たくさんの人の体験談を読めて良かった。
     あと、気温差や気圧でやられる人がけっこういることを知られたのも良かった。

  • 鬱の戻りについて、参考になった。

  • 鬱病になった時の対処法がとても具体的に描かれていて、いざそうなった時に安心できそう。有名な方々が意外なことに、本格的な鬱に苦しんでいらっしゃり、辛そうで恐ろしかった。鬱のイメージの黒いゼリーみたいなのが凄く怖かった。人生には何が起こるのか分からないので、自分には無縁だなどとは思わずにいるべきだ。

  • ギャグ漫画家が書いているだけあって、ナイーブな内容だが終始穏やかな気持ちで見ることができた。
    今はそんなことないが、この先酷く落ち込むことがあったとき、この本を読めば救われるかもしれないと思う。

    それにしても画風が手塚治虫に余りにも似過ぎじゃないか?

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プロフィール

1962年5月4日大阪府枚方市生まれ。近畿大学法学部卒業。大学在学中の1983年小池一夫劇画村塾(神戸校)に第一期生として入学。翌1984年、『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。1986年開始の『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』連載)がアニメ化されるなどの人気を得る。大学卒業後はおもちゃ会社に就職。パロディを主に題材とした同人誌も創作。著書に『田中圭一の「ペンと箸」』(小学館)、『うつヌケ~うつトンネルを抜けた人たち』(KADOKAWA)などがある。

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