学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫) [Kindle]
- KADOKAWA (2016年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
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著者曰く「国語辞典は、知の遺産です!」
著者の辞書愛を通じ、辞書の魅力を存分に味わえた。
辞書の海を泳ぎたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んで国語辞典を3冊買いました。
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著者の名前に見覚えがあると思ったら、『ヘンな論文』の人だった。
国語辞典、出版社によってこんなにも違うものなのね。各種揃えて読み比べたくなる。
全14冊50万語収録の『日本国語大辞典』、欲しいなぁ。
ネットで募集した言葉が載ってるという『みんなで国語辞典!』も面白そう!
『語感の辞典』は持ってるけどあまり読んでなかった。もっと活用しよう。
『基礎日本語辞典』、熟読してみたいな。
各国語辞典の擬人化が楽しい。 -
お気に入り国語辞典を手元に置きたい
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著者は漫才師にして日本語学者、国語辞典収集が趣味。世の中に数多ある国語辞典の違いを、その歴史・編纂の考え方・編纂者の人となりを表すエピソードにもふれながら活写する。国語辞典を複数持って比べてみる、引くだけではなく辞書を読むことの楽しさを、余すことなく伝えるエッセイ。CDと同じ値段で、辞書も楽しみましょう。そんな著者のメッセージが伝わってくる。
岩波が正しい日本語を伝える規範主義なら、三省堂は用例主義。なるほど、『広辞苑』『岩波国語辞典』と、『新明解国語辞典』『三省堂国語辞典』を比べてみると、そんな気がする。とは言え、『新明解国語辞典』に対抗すべく(?)岩波が出した『語感の辞典』は気になる存在である。
また著者が真の日本語力育成に役立つと絶賛オススメする『基礎日本語辞典』。日本語教育に携わる人に向け、基本的な語の意味の違いや、正しい使い方を緻密に説明する。一部、文庫化されているのでちょっと覗いてみたい。