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- / ISBN・EAN: 4548967323368
感想・レビュー・書評
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劇場で観てとてもがっかりした映画。好きなとこもあるんだけど、面白くなかった。コリンファレルの扱いが酷くて、最後は笑ってしまった。全体的には『メンインブラック』のファンタジー版。
ただ恋愛要素は好きで、BS放映で久しぶりに観たらラストシーンで泣きました。
この映画の主人公はニュートじゃなくてコワルスキーの方。マキタスポーツっぽいあのオッサンです。彼はマグル、ノーマジなので鑑賞者の視点は基本的に彼にある。このオッサンは最高に良い。
ジェイコブコワルスキーという名前から、彼はポーランド系ユダヤ人、アシュケナジムだと推測できる。『グラントリノ』のコワルスキーもポーランド系でしたね。
彼らは後から移民してきたので地位が高くない労働者。だけどアメリカが発展していく礎を築いた人たちなので、彼が主人公というのは重要。
私ががっかりしたのは、『ウルトラセブン』のカプセル怪獣とかポケモンやCCさくらみたいに、魔法生物の特殊能力を利用したバトルに期待してたのに、そうじゃなかった点。イッテQの珍獣ハンターとか、ロッチ中岡が闘牛と対決するような内容だったこと笑。
ただ、バトルに利用してしまうとグレイブス(コリンファレル)と同じになってしまって、ニュートの理念である「魔法生物の保護」からは外れてしまう。じゃあ最初からバトルものにするなよ!と。魔法生物を探すロードムービーにしても良かったのでは。
ハリポタの後半があまり面白く感じなかったのは、バトルものになってしまったから。前半は学園ラブコメミステリだったのに。
オブスキュラスもキャラクター性が弱くて(ザフォッグやブロブみたいなもん)ディメンターとかの方がカッコよかったし、アクション表現としてめちゃくちゃつまらない。
たぶんデヴィッドイェーツ監督の演出方法が下手で、私が気に入らないからだと思う。ハリポタ後期の人だけどそれしか有名作がない。それとよくぼやいてるけど、3D映画の構図になりすぎていて全然面白くない。ゴキブリのシーンとか、私たちは一体何を見せられているんだ…と笑。
ハリポタはアルフォンソキュアロンのやった3のアズカバンが最高傑作で、キュアロン監督はその後めちゃくちゃビッグになって映画賞をバンバン獲ってる。私はアズカバンを劇場で観てシビれまくりました。
このファンタビ1もキュアロンにオファーを出したけど、断られたそう笑。
あとは魔法生物があんまり魅力的ではなかったのもがっかりした。一番好きなのはナマケモノみたいな、未来予知ができるやつ。
あとデカい青蛇の「魔封波じゃっ!!!」にウケた。昔の『妖怪大戦争』にもあったけど…まあこれ妖怪大戦争みたいなもんだしね。
原案の『幻の動物とその生息地』(原題はこの映画と同じ)の本、これは昔買って持っていますが、薄い設定書みたいな感じで元々チャリティ用のやつ。
ニュート君は伝説の男だったのだけど、だんだんと彼のことがわかっていくのはよかった。
オタクでドジっ子属性がひどい、兄貴は英雄、元カノはあのレストレンジ家…。寮はハッフルパフ、クィディッチのポジションはチェイサー…というところでキャラづけをしている。そして動物や人間の種族など分け隔てなく接するというのが彼の考え方で、これはファンタビのテーマそのものになっていくと思う。メインキャストの4人はとても良かったです。
あとは1920年代のニューヨークの描写はそこそこ良かった。禁酒法時代のマフィアのボス的役がロンパールマン、顔面だけなのでヤバい笑。鳥山明キャラみたい。
セントラルパークの動物園は『バットマンリターンズ』っぽいけど、あれもモデルが同じなのかな。この数年後に大恐慌、そして第二次世界大戦と描かれていくのかなーと期待。
ハリポタは子供時代から始まって成長していく学園ミステリなのでYA小説、日本で言うとラノベ、ファンタビは大人なので恋愛描写がメインになるなどの違いはあるけど、一番大きな違いはJKローリングさんが映画用に脚本を書き下ろしてる点。
ハリポタ後期は原作が長くなったから、映画化はすごく難しくなってました。今回は最初から映画なので、その点はまとまりが良いかと。
まだ1作目なので風呂敷を広げただけ、なのであまり面白くなかったのですが、今後の魔法生物バトルに期待してます。ナマケモノ君に活躍してほしい!2作目が面白ければ3作目は劇場で観たいです。
そして今一番気になってるのは、アパルーサ・パフスケイン種がドラゴンなのか愛玩動物的なやつなのかということです…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は見た事なかった「ファンタスティックビースト」。
映画はあまり見ない時期があったから。
ハリー・ポッターシリーズを見終わったので、この流れのままに見ようと思った。
エディ・レッドメインも好きな俳優さん。
彼が一番強いよね。結果的に。
魔法で粉々になった物も元に戻せるって素敵過ぎる。
何もなかった事に出来る。最強な事だ。
美しい姉妹に見とれる。
で、どうしたかったのかしら?人間と魔法使いの戦争をしかけたかったの?
続きを見ないとね。 -
変人や天才等、偏ったキャラが好きな私としてはハリーよりこちらの方が好み。でも小学生の息子にとっては登場人物たちの心情は読み取りづらかったようだ。後、恋愛要素多めだし。
バディものやブロマンス好きでもあるのでとにかくニュートとジェイコブのコンビが良い。ジェイコブ次回作も出て欲しいなあ。
魔法生物については子ども共々盛り上がりました。 -
ハリポタシリーズの番外編、舞台はニューヨーク。名前の通りユニークな魔法動物が次々に出てきて圧倒。本編ともリンクするところあり、初心者でもハリポタファンでも楽しめる。
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今時のビッグタイトルにしては珍しいと感じるほどには不快感の多い洋画作品。主要人物が大変どんくさいか、間抜けか、立場に比してコミュニケーションスキルが著しく低いかのためにトラブルがいつまでも続いてしまう(しかもそこには救いもフォローも成長もない)ことが明白になるようにつくられている。教訓的と言って良いのかどうか判断しかねる。
映像は確かに美しいが、今やこのクオリティは当然になりつつある時代ゆえ、この作品ならではという抜きん出た個性や新鮮さを感じないのは残念だ。 -
ハリーポッターファンとしては、ハリーポッターとは違う視点で魔法界を観れること、ハリーポッターからの伏線をバッチリ残しておいてくれてるとこ仲間はみんないいヤツなとこ、すごくよかった!今作のなんで?という設定もシリーズを通してスッキリさせてくれることを期待。
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続きが出るなら観たい。動物たちと真剣に向き合う姿勢が好き
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ハリポタのスピンオフ。世界観は同じで、でてくるもの1つ1つに反応してしまう。スキャマンダー先生のキャラクターはとっても面白いし、魔法生物はかわいい。ニフラーとの追いかけっこはずっとかわいい。
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ハリー・ポッターの世界をベースに新たな物語を産み出した。登場人物も個性的。シリーズ物になるのだろうか。
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前半はキャラクターの心情がなかなか感じにくく、主人公がとても自分勝手で傍迷惑な人物に感じられて、ヒいてしまった。
中盤ぐらいから徐々に、それぞれが人間らしくなってきて、楽しくなってきた。
さまざまな動物や魔法を使った料理のシーンは楽しいけれど、全体的にはバトル映画を観たような印象を受けた。
でも、終わり方は好き。
続編も観て見たいと思う。