【辛口感想注意】
Kindle版読了。
男運がなくいつも振られてばかりいる、絵本作家を夢見る28歳会社員ヒロインと、ヒロインが通っていた大学の42歳理学部教授ヒーローとの年の差溺愛ラブストーリーです。
年齢差14歳のカップルです。
大人なヒーローに、ひたすら愛されるヒロインのお話でした。
ヒロインは働きながら、子供の頃からの夢だった絵本作家を目指しています。
ヒロインとヒーローは大学時代の生徒と教授という関係でしたが、文学部だったヒロインと理学部教授というヒーローに授業での接点はありません。
大学構内にある星が見えるバルコニーはヒーローのお気に入りの場所で、偶然ヒロインがそこを見つけた事で2人は少しずつ仲良くなっていったのでした。
…ヒロインが処女設定ではなかったのは個人的に残念でしたが、ヒロインの失恋に乗じて自分を売り込むヒーローが流石の上手(うわて)でした。
あと、Hの時にヒーローが必ず避妊してくれるので、きちんとした大人ヒーローで大満足でした。
しかし、情事中の睦言というか照れ隠しなのは分かるのですが、ヒーローに「ばか」とか言っちゃうヒロインにどうも不快な気分になってしまいました…。
ヒロインはいつも振られているようですが、それはヒロインが恋愛体質という事なの?惚れっぽいの?男を見る目がないの?(これについてはヒーローも指摘していますが)…という事が気になってしまったのと、ヒーローが14歳年上という事もあり包容力が凄いのか、ヒロインがわがままな子供にしか見えず、残念ながら自分には少し苦手なヒロインでした…。(^_^;)
実はヒーローが入学したばかりのヒロインに一目惚れしていた…という真相はかなり意外でした!
32歳准教授が18歳小娘の笑顔に一目惚れ…。
ロリ…。
てっきり、バルコニーで星を見ながら失恋したヒロインを慰めている内にいつの間にか好きになっていた…という展開だと思ってました。
そうなると、ヒーローは10年ヒロインに片想いしてたという事になります。
そこはヒーローが好きな星と掛けて、近くで触れる事は出来ないけど遠くからずっと見守っていた…という事なのかもしれません。
ジレ恋ですが…。
物語に、ヒロインが目指す絵本作家、星好きのヒーローが語る神話がキーアイテムとして使われていたのはロマンチックで素敵でした。
表紙も含めイラストが綺麗で、ヒーローが本当にイケメンおじさまで目の保養でした(笑)!