考具 考具シリーズ [Kindle]

著者 :
  • CCCメディアハウス
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感想・レビュー・書評

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  •  本書は企画(アイデア)を考えるために必要な構造とそのための道具である「考具」の使い方を教えてくれます。まずはアイデアとはなんぞや?という点から入っていき、そのための情報収集方法(カラーバスや七色インコ)を学び、次にマインドマップやマンダラノートでアイデアを発散。そして企画書として深堀するという綺麗な流れになっています。

     また、先に挙げた考具の中に聞き馴染みのない七色インコという方法があります。これはお客さんのモノマネをする(役になりきってみる)ことで課題を見つけるというものです。こういった未知の考具の存在も教わりましたし、すでに知っていたジャーナリングにおいてもPowerPointを使って大胆に発散するやり方は実際に試してみてとてもすんなり入ってきたので、新しい発見でした。

     本書はシンプルな構造であり、内容も明白です。そんな中でも必要な知識を沢山学ことができ非常に満足感の高い一冊でした。

  • 少し古い本だけど十分実用的かと。スマホ時代の改訂版を読みたいな。

  • ・まずは、外的環境(ほかの人がどう思う、出来る出来ない)は置いといて、自分が良いと思うアイデアを出すこと。出来るか出来ないかは二の次。
    ・新しいアイデアというのは既存のアイデアの掛け合わせでしかない。ないところから掛け合わせるのは不可能。その意味では、以下に引き出しにアイデアが入っているかが重要。既存のアイデアをどれだけ知っているか。
    ・アイデアを考えるときは、とにかく紙に書く。手書きが一番思想が柔軟
    ⇒最近手書きの機会が減少してきた。

  • この本を読むと、「アイデアがなかなか出てこない」と悩んでいたひとは気持ちが楽になると思います。

    あるひとつのアイデアが、そのまま仕事でも通用することは稀だということ。
    みんな泥臭く手を動かしているんですね。

    この本では広告代理店で活躍されている著者さんが、どのような手段でアイデアを企画までもっていくのかをとても細かく教えてくれます。
    そしてやり方が色々あることに驚きました。でも意外と簡単で明日から使えそうなものばかりです。

    個人的には「カラーバス」を実践してアイデア出しのトレーニングをしていきたいです。

    プレゼンの時に、例え話を織り交ぜると相手に伝わりやすくなる、というテクニックも(例え話は共通言語)。

    普段のアイデア出しの練習からアウトプット方法、そして実際に企画にする際のツールなども紹介されていて、企画する時やアイデアに煮詰まったり読み返したい本です。

  • アイデアをふくらませる具体的な方法や道具、媒体などが書かれています。

  • カラーバス:その日のカラーや形状、位置や音などに絞ってテーマを考えてみると新たな発見がある
    マンダラート:9つのマスの中心に「写真とは?」を入れて、周囲8か所のマスを連想するワードで埋めていく。これを派生させていくと新たな発見がある。

  • 久しぶりに読んだらとても面白い!
    やはり人間アウトプットが大事ですな。そしてGoogleカレンダーとかにメモしてるけど、基本は紙に手書きが鉄則ですな。アイデアが出ればその分効率的になって時間も浮きます。
    どんどん敏感になって世間様に興味を持ちたい。今の流行り、今後の流行り、なければならないもの。それらを察知して想いを伝えることが重要。とりあえずはマインドマップとマンダラートが良い。あと困った時のオズボーンですな。

  • 読み終わった!!いろんなツールが、具体的に説明されていてとても分かりやすかった。
    人間の思考の方向性に合わせて、ノートも罫線でない方が良いなど、これまでの実体験に照らし合わせてもなるほどなという感じ。
    これは読むだけでなく、実践していかないと意味がないんだろうな。

  • すんごい久々に読んだ

  • 新しいソフトウェアが何か作れないか?という視点で読んだ。個人的にはアイディアを生み出すところに何かインプットの秘訣みたいなのがないか期待していた。が、カラーバスはあらためて重要なんだなと思ったが、日常に転がっているアイディアのチャンスを逃さないように系のものが多く、斬新なものがあまりなかった。ただ、そういう日常の積み重ねが重要なんだろうなとは思う。

  • めっちゃ腹落ちした

  • アイデアを生み出す人は生まれ持ったものではなくて、努力によってアイデアを生み出しているという話。
    広告業界の第一線にいる著者が、発想ツールの使い方はもちろん、アイデアマンになるための大切な姿勢や考え方を解説してくれます。実践を通じて思考のトレーニングを日々重ねていくことが重要なのだということですね。いろいろヒントは満載の1冊です。

  • アイデアに対する考え方、どう生み出すのか、実現するにはどうすればいいのかが詳しく書かれている本です。
    日常生活からでも学ぶことが多いと気づかされます。

  • 図解の本なのに、字ばっかりという図解言語本あるある

  • アイデアマンになるための考え方と、方法が分かりやすく書かれている。
    アイデアが思いつく人は、生まれ持った才能というよりも、日々の努力の積み重ねの結果なのだと感じた

  • アイディアを思いつく方法は既に身の回りに溢れている。そこで大切なのが、それをちゃんと実践すること。行動するかどうかが1番大切だと最後に言っているあたりは、身が引き締まる。
    その上で自分が何をするか?が大切です。

  • アイデアを求める人たちへ「考えるための道具」について紹介した本です。15年以上の前の本ですが、「考えること」「企画すること」に役立つツールが満載で、参考になります。

  • アイデアの出し方の本。

    アイデアの作り方、でも語られているが、
    新しいアイデアというものは、この本でも組み合わせであるという定義。

    組み合わせ元のインプットの方法、アウトプットやメモしておく方法がまとめてある。

  • 企画を考えるプロセスが具体的で面白かった。こんなことを何十年もやってるとそりゃあアイデアマンになっちゃうよねと思う

  • アイデア・企画の出発点は、「今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいのか?」、自分自身の欲求から始まる。そして、「わがまま→思いやり」のステップを踏む。
    「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない」
    そのための自分が必要だと思う考具は、
    ①臨時新聞記者
    ②マンダラート
    ③マインドマップ
    ④オズボーンのチェックリスト
    ⑤5W1Hフォーマット

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著者プロフィール

加藤 昌治:
作家/広告会社勤務
大阪府出身。千葉県立千葉髙等学校卒。1994年大手広告会社入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(CCCメディアハウス、2003年)、『発想法の使い方』(日経文庫、2015年)、『チームで考える「アイデア会議」考具応用編』(CCCメディアハウス、2017年)、『アイデアはどこからやってくるのか 考具基礎編』(CCCメディアハウス、2017年)、ナビゲーターを務めた『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社、2012年)がある。

「2021年 『仕事人生あんちょこ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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