バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~ DVD BOX(5枚組)

監督 : 松居大悟 
出演 : 遠藤憲一  大杉漣  田口トモロヲ  寺島進  松重豊  光石研 
  • 東宝
3.88
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104106704

感想・レビュー・書評

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  • 「中国の動画配信サイト“友中”が『七人の侍』のリメイク版を制作する。待遇もギャラも破格な大型プロジェクトである。
    主要キャストとして出演して欲しい」と大杉漣、遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊、寺島進、光石研6人にオファーがきた。
    同社のアシスタントプロデューサーを名乗るジャスミンによれば「監督は中国映画界の巨匠・張芸謀監督」「もう一人、役所広司の出演を予定しているが、他の仕事があるため本作品には後から合流する」という。
    また、「クランクインするまで、絆を深めるためにシェアハウスで3か月間共同生活を送ること」を出演条件として提示される。
    当初は戸惑うが、俳優間では絶大な信頼と尊敬を寄せられる役所の名前を出されたこともあり、6人は条件を受け入れ、大杉が所有する館山の別荘で共同生活をスタートさせた。
    慣れない家事の分担や各々の仕事の話を楽しむ和やかな雰囲気のなかにも、時折、遠慮や躊躇が見え隠れする。
    実は彼ら6人は、10年前に『バイプレイヤーズ』という映画で共演しているが、撮影中に意見のぶつかり合いから制作を頓挫させた過去がある。
    そのため、未だ疑念やしこりが残っているのではないかと不安を抱えていた。
    そんな中、役所本人に『七人の侍』の話は全く伝わっていないことが発覚。
    ジャスミンを問い詰めるが「所属事務所とは話がついている。
    俳優に次回作の話が伝わっていないのはよくあること」と言いくるめられ、釈然としないままだが共同生活は続行していく。
    果たして「七人の侍」は、実現するのか?
    大杉漣たちバイプレイヤーズが、シェアハウスでわちゃわちゃして、仕事に悩み熱中したりしていく共同生活を、バイプレイヤーズが制作していた「バイプレイヤーズ」のフィルムの行方をめぐるサブストーリーを絡めて描くセミドキュメンタリースタイルのドラマ。
    共演NGの俳優との仕事、スキャンダルが仕事に与える影響、アクションシーンの撮影の裏側、悪役をやる者の苦悩など、芸能界の裏側が分かったりするバックステージものの要素もあり、バイプレイヤーズのおじさん同士のイチャイチャを楽しめるし、思い込みの強い大杉漣やマニアックな田口トモロヲや強面で料理上手で頼れる松重豊など素顔かと思える素顔の魅力、映画などエンターテイメントやそこに関わる俳優に対する愛情がこもったコメディドラマ。
    オープニングの「レザボアドッグス」オマージュ、バイプレイヤーズトークも、面白く、竹原ピストルのエンディングテーマがしみじみした。

  • アイデアが斬新。バイプレイヤーズというタイトルがすべてを表している。
    そして愛らしいおじさん。それがすべて。

  • バイプレイヤーズ(byplayers)。大杉漣はじめ6人の名脇役がシェアハウスで共同生活を送る様子を描いた異色コメディ。

  • とても自然なドラマだった。
    仲の良さがうかがえるな~。
    よい役者仲間であり友達でありライバルなんだろうな。
    それにしても豪華な出演者の数々でした。面白かった。

  • 日本を代表する6人の名脇役、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研が「七人の侍」を役所広司主演で中国の大手動画配信サイトの企画で、張芸謀が監督で、と呼ばれ、館山でシェアハウス生活をすることに。
    実は6人は10年前バイプレイヤーズというポシャったドラマのしこりがあり…

    おじさんたちが一緒に生活し、時には制服着てMV撮ったり、不倫しちゃったり、これでもかと意外性を披露し、たまにBSやテレ東をディスったり、役者仲間がみんな本人役で出てくる、豪華なお話。
    少し遅れて4話を見たもんだから、清水富美加が普通に出ててなんだか不思議。
    みんな、本人のようで本人じゃない、男女のイチャイチャシェアハウスよりよっぽど面白い絵柄。

著者プロフィール

1985年生まれ、福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰。12年、『アフロ田中』で長編映画初監督。テレビ東京『バイプレイヤーズ』シリーズを手掛けるほか、監督作に『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013年)、『私たちのハァハァ』(2015年)、『アズミ・ハルコは行方不明』(2016年)、『アイスと雨音』(2018年)、『くれなずめ』(2021年)他。『ちょっと思い出しただけ』(2022年)は第34回東京国際映画祭コンペティション部門で、観客賞とスペシャル・メンションをW受賞。著書に『またね家族』。

「2022年 『ノベライズ ちょっと思い出しただけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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