健康診断は受けてはいけない (文春新書) [Kindle]

  • 文藝春秋 (2017年2月17日発売)
4.40
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (188ページ)

みんなの感想まとめ

健康診断やがん検診の有効性について疑問を呈し、過剰医療の現状を鋭く指摘した内容が展開されています。読者は、がんの死亡率が実際には年齢調整後に減少していることを知り、従来の認識とのギャップに驚きを感じて...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現在はとにかく過剰医療の極み。

    がん検診が増えても、とにかくがんで死亡する人数は減っていない。むしろ増えている。このことがそもそも健診があまり意味がないことの証拠。検診は業界の利権を維持するためになされている側面強い。

    健診が有効と主張する医者の多くは、製薬業界からお金をもらって研究を行なっている。よくやられるインチキが、年齢を調整したデータと年齢を調整しない粗データを比較するもの。これによって海外ではがんが減ってるけど、日本では増えているというトリックがまかり通している。日本は老人が増えているので、当然年齢別に調整しないデータを用いたら、病気になる人は増加することになる。

    さらには検査結果が、昔に比べて、製薬業界に有利なように不必要に厳しくなっているきらいがある。このように検診は非常に大きなインチキがまかり通っている。血圧は、


    放置しても治るような身体の不調は病気ではない。それは一時的な調整。緊急医療や、難病の治療みたいに、放置すると死んでしまうもの以外は、医療からは距離を置くべきだと思う。

  • ガンの死亡率が減っているとは知らなかった。増えていると思っていたのは、単にガンの死亡率(粗率というらしい)のグラフを見ているからであって、当然、高齢者が増加しているので率も上がる。年齢を考慮したガンの年齢調整死亡率を見てみると確かに年々減っている。
    この統計の違いも知らずに、今まで、粗率をもって健康診断の必要性を言われていたことに恐ろしさを感じた。しかも健康診断で寿命が伸びているエビデンスはなく、逆に健康診断とその後の医療介入によって寿命を縮めるリスクがあるという。
    自分はもともと健康診断を否定的に捉えていたので、本書はそれを後押しすることになった。
    基本的なスタンスは、元気で体調がよく、ご飯が美味しくて、日常の生活動作に不自由がないときは、これまでどおり、できるだけ薬も飲まず、病院にも行かない。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。
73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職。
ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか、『「健康不安」に殺されるな』『「副作用死」ゼロの真実』『コロナのウソとワクチンの真実』(和田秀樹氏との共著)『新型コロナとワクチンのひみつ』(以上ビジネス社)、『最新 やってはいけない! 健診事典』(講談社)、『医者が言わないこと』(毎日新聞出版)、『どうせ死ぬなら自宅がいい』(エクスナレッジ)など著書多数。
2022年8月13日逝去。

「2023年 『医者に殺されるなー僕が最後まで闘い続けた"医療不信"の正体」(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×